IT・Web業界の営業の転職・求人の動向

ITやWeb業界の営業職の転職市場は、売り手有利な状況が続いています。
特にインターネット広告代理店を始めとするWeb広告営業やIT産業における新しい分野(IoTやRPA、AI等のロボットなど)に関連した営業人員の需要などは特に伸びており、営業人員の転職市場は売り手市場が今後も続いていくことが予想されます。
そのため、未経験者の採用も活発で、教育や研修に力を入れる企業も増えておりますので、新しい分野に飛び込んでみたいとお考えの方には良い転職市場といえるでしょう。
ここでは、IT・web業界を中心とした営業職の求人情報と転職マーケットについて解説したいと思います。

IT・Web業界の営業職の業務とは?

はじめにIT・Web業界の営業職の業務内容を紹介します。IT業界の営業職は「ソフトウエア系営業」「ハードウエア系営業」「情報処理系営業」に大分されます。

「Webサービス」の営業職種は「ソフトウエア系営業」に含まれているのですが、ベンチャー企業ではWeb系サービスに特化した営業内容のケースがありますので、Webサービス系に特化した営業を含めたIT業界の営業職の業務内容を紹介します。

IT・Web系業界の営業職には3つの能力が必要になります。

ヒアリング能力

お取引先様と商談する上で重要な技能が「ヒアリング能力」です。

受注成立後に、社内の開発部門(企画開発・SA・SI・SE・クリエイティブチーム・Webディレクター・Webデザイナー)に対して納期の提示・受注内容の伝達・指示を行います。

制作段階のスピードや関係部署との連携に対して大きな影響を及ぼしますので、正確なヒアリング能力が要求されます。
営業職にはSE・Webディレクター経験があるセールス・サポートエンジニアが同行するケースが多くありまが、小規模案件の場合はセールス・サポートエンジニアの同行が無いケースもあるため、営業自身がしっかりと要件をヒアリングしまとめる必要があります。

お取引先様・制作開発部門と営業職が同一線上で受注内容を共有して、制作・開発業務をスタートさせるヒアリング能力が重要になります。

学習能力

お取引先様・制作開発部門と営業職は受注イメージを共有していないと成果物の品質が低下します。
営業職は技術者ではない分「何がしたいのか?何の話をしているのか?実現方法は何か?」の理解力の差で、成果物への影響があります。
必要に迫られて知識を習得する事も大切ですが、日常的に意識して自分自身に不足する知識を補完する習慣を身に付ける事が大切です。

コスト・利益に対する意識

「数字を把握する能力」もとても重要な能力のひとつです。

「営業職」に関係深い任務は「お金」つまり「数字」です。営業職には「売上目標」「利益目標」が設定されます。IT業界(受注システム・Web系サイト制作・統合パッケージ改版)は他産業と比較すると目標設定の難易度は比較的高いです。

受注案件単位に見積金額が異なりますので、要件定義・概要設計・レビュー・基本設計・レビューの繰り返しからの見積金額算出はシステム構築の工程を把握していないと積算出来ません。さらに見積金額を算出する際には「利益率」を勘案した数字にする事を求められます。

IT・Web業界の営業職の転職・求人動向は?

IT・Web業界の営業職の転職マーケットは売り手市場が続いています。

IT・Web系業界企業(特にWeb系業界企業)は他産業と比較すると歴史が浅い業界なので、他産業からの転職者は多い状況です。転職後のフォローがしっかりしている企業も多くなってきており、IT・web業界未経験でも、比較的安心して転職することができるケースも多いです。

ただし、転職後に研修や勉強会に参加して知識を習得していく必要はあります。

転職後しばらくは社内の先輩に同行しますが、その際に可能な限り当該企業の商品知識や業界知識を習得しましょう。

また、転職後はIT・Webリテラシーの低い中小企業・零細企業をターゲットに営業活動するケースも多いため、システムを入れることで「なぜ業務が効率化されるのか?」「なぜコスト削減ができるのか?」「なぜ売上アップにつながるのか?」といった企業が抱える課題を解決できることを説明・提案していくための、コミュニケーション能力が重要視されています。

IT・Webの営業職の求人倍率と報酬相場は?

IT・Web系業界の営業職の有効求人倍率は、2.25倍です。2018年2月の速報値ですが、全産業の有効求人倍率の2.53倍と高水準です。IT・Web系業界の営業職は全産業の求人倍率と比較すると0.3ポイント低い状況ですが、2.25倍は高い数値です。

年収相場について

IT・Web系業界の営業職の年収相場どうなのでしょうか?年齢層により報酬額が変移します。20代の平均年収は410万円です。キャリアを積んだ30代になると585万円にアップします。

国内の全産業の平均年収額の420万円を大きく超えています。また、男女別の平均年収としては、20代男性412万円・女性406万円、30代男性587万円・女性572万円となります。また、女性の営業職は全体の20%強程度ですが、昨今労働環境もよくなってきており、男女問わず活躍しやすい環境になってきています。

IT・web営業職の転職市場は好調

IT・Web系業界の求人状況は売り手有利な状況です。
ITシステムの需要と比例して人材需要も大きくなっています。教育や研修制度も充実している企業が多いため、マッチする条件の求人があれば、キャリアチェンジ・キャリアアップする絶好な機会が到来していますので、転職を検討中の方には良い市況となっています。

なお、転職にあたっては、エージェントを活用することで、労働環境の改善、その他年収などを含めた年収改善も可能となるケースが多く、希望が叶え安いため、転職エージェントの利用を検討してみても良いかと思います。

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