理学療法士として勤務されている方を対象とした転職サイトは意外と数が多く、転職を考えた際にどのサイトを利用すべきか迷ってしまうといった悩みを抱える方も多くなってきており、問い合わせが増えてきました。
そこで、今回は理学療法士(PT)におすすめの転職サイトを3つに厳選して特徴等を紹介したいと思います。
なお、掲載の順番に特に意味はなく、上から順におすすめというわけではありません。
あなたが抱えている悩みや希望等により利用すべき転職サイトは変わってくるので、うまく使い分けて頂ければと思います!
※本記事は理学療法士(PT)の方を中心に記載しておりますが、作業療法士(OT)の方も問題無くご参考頂ける内容となっておりますのでご参考頂ければと思います。
理学療法士におすすめの転職サイト・転職エージェント
理学療法士の方が転職される際は、誰もが知る大手の総合型転職サイトを利用するよりも、理学療法士を含む医療・福祉・介護領域の転職に強い転職サイトやエージェントを活用した方が転職失敗のリスクを下げることができます。
専門職種としてのキャリアに詳しいということもありますが、職場環境が独特なケースが多いので、そうした働く現場の知識や情報が蓄積されやすい専門特化型の転職サイトやサービスを展開する企業を利用すると良いです。
ここではそうした目線も加味しつつ、悩みや特徴に合わせて転職サイトを使い分けるべく、どんな人に合うのかといった視点も交えてご紹介します。
PTOTキャリアナビ
理学療法士や作業療法士などのリハビリ系職種の方の転職に強いサービスです。
単なる求人の紹介だけでなく、介護・医療等の分野で10年以上の経験を持ったベテランのコンサルタントがいるので、身になる転職アドバイスや求人説明が受けられるのもとても良いポイントです。
電話やメールでの転職相談も可能ですが、Lineやその他のチャットツールを利用した転職相談も可能なので、気軽に相談できるのも良いと感じます。
不思議と対面や電話よりもLine等の方が質問しやすかったりするので結果的にミスマッチの少ない転職が実現できたという声もあります。
- じっくり転職相談という方だけでなく、Line等で気軽に相談したり質問したりしながら進めたいと思っている方にもおすすめ
- 介護・医療等の分野で10年以上の経験を持ったベテランがいるから安心して転職サポートが任せられる
- 病院・クリニック・介護施設など幅広い領域の求人を持っている
- 一都三県(東京・千葉・埼玉・神奈川)を対象とした転職支援を行っている
運営企業名 | 株式会社ヒトイキ |
サービス名 | PTOTキャリアナビ |
住所 | 東京都渋谷区恵比寿西2-1-10 プライムホリグチビル 5F ※一都三県在中の方向けの求人が中心となります。 |
特徴・補足事項 | Lineで相談OKだったので自分の細切れの時間をうまく活用しながら転職相談したり情報取得したりできるのが良かったという声がいくつかありました。手軽・気軽に利用できて、アドバイザーの方も業界に詳しいため、的確な転職活動ができたという声もあり、評判は良いです。 |
PT/OT人材バンク
理学療法士(PT)を始めとして福祉・医療系職種の方々の転職に強いエス・エム・エスが運営する転職サイトです。
医療・福祉施設などとのネットワークが広いのが特徴で広い選択肢の中からベストな求人を選んでいくことができます。
また、求人票に記載されている内容だけでなく、専任のコンサルタント(エージェント担当者)から求人先に関する詳しい情報が得られるので、ミスマッチの少ない転職が実現できるとともに、面接事前準備等においても役立つ情報が得られるでしょう。
同社だけが保有する求人もあり、高年収(500万円以上)の求人があるのも良いポイントです。
- 求人先情報について詳しく教えてもらいたい方
- 面接等の転職活動サポートをしっかり受けたい方
- 年収500万円以上等の少し上のクラスの転職をお考えの理学療法士の方
運営企業名 | 株式会社エス・エム・エス |
サービス名 | PT/OT人材バンク |
特徴 | 職種としても業界としても転職に関する情報を取得するのが難しいジャンルですので、しっかり業界・職種に精通した専門のエージェントから情報を取得することで転職失敗のリスクを下げることができます。リハビリ系職種だけでなく、その他の医療・福祉職種の転職にも強いエス・エム・エスだから役立つ情報が得られます。 |
住所 | 東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー ※東京だけでなく、東京・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・兵庫県に拠点がありこのゾーンであれば求人が豊富です。 |
リハのお仕事:理学療法士を含む医療・介護系の転職に強い転職会社
医療や福祉系の転職に強いレバレジーズが運営する理学療法士(PT)向けの転職サイトです。
様々なクリニック・病院・施設の求人を企業として保有しており、登録することで所属するエージェント担当者から各社の内情や特徴、雰囲気(人間関係含めた)等細かい情報を得ることができます。
今回の転職理由が職場の雰囲気等であるケースでは、そういった情報が取得しやすいサービスですのでおすすめの転職サイトとなります。
- 求人先の雰囲気まで含めた情報を細かく知りたい理学療法士の方
- エージェント担当者と相談しながら転職活動を進めていきたい方
- 転職サポート(待遇交渉・日程調整・面接対策等)の質を転職サービスに期待する方
運営企業名 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
サービス名 | リハのお仕事 |
特徴 | 転職先の内部までしっかり情報リサーチしてくれているから情報を取得するのに良い転職サービスと言えます。また、理学療法士だけでなく、その他の介護福祉士や看護師、作業療法士など周辺職種の転職支援にも強いので、求人数も求人先業界も豊富であり、良い転職先が見つかりやすいです。登録して損は無いと言えるでしょう。 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F、25F ※東京のみならず埼玉、大阪、福岡、札幌など各地に拠点があります。 |
医療・介護等周辺分野での転職サービスの評判が非常に高く、理学療法士向けの転職サービスであるリハのお仕事においてもおすすめできるサービスとなっています。
理学療法士の転職サイトどこを利用するか迷ったら
おすすめどころを厳選して紹介しましたが、それでもどこにしようか迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そのようなケースではPTOTキャリアナビ(一都三県在住であれば)かPT/OT人材バンクを利用すると良いでしょう。
PTOTキャリアナビは求人が豊富で的確なアドバイスがもらえるというのはもちろんなのですが、サービス利用のしやすさ(気軽さ)に定評があり、Lineやメッセンジャー等を利用してコンタクト取れるから普段忙しい方や電話や対面、オンライン面談だとちょっと重いなと感じている方にも利用しやすいです。各求人にも詳しいので、転職先の情報や面接などで役立つ情報を得ることが可能です。
現状一都三県が中心なので範囲は絞られるものの、このエリアであれば求人が豊富なこと、対応の丁寧さ等を見るとPTOTキャリアナビはおすすめできると言えます。
一方で人材バンクの方は、大手であるエス・エム・エス系の運営であり、言うまでもなく医療・福祉の分野に強いことから、基本的に登録しておいた方が良い転職サイトとなります。
歴史もあるので、面接対策情報含めた情報がしっかり蓄積されているから情報収集含めてできれば登録しておきたい転職サイトとなります。
理学療法士の方が転職で失敗しないために気をつけるべきこと
転職サイトに登録し、エージェント担当者の方のアドバイスに耳を傾けるのはもちろんなのですが、あなた自身の方でもある程度意識して転職活動や選考に臨んだ方が確度が高くなるため、ここでは理学療法士の方が転職活動を行う際に気を付けるポイントについて記載します。
職場見学を行う:あなた自身でもしっかり環境を見ておく
全ての病院や施設で職場見学が可能とは限りませんが、極力行ってください。
施設の設備状況などをチェックすることをも重要なのですが、職場見学を行う際に最も意識したい事項としては実際に働いているスタッフの表情や患者さんとの接し方などです。
特に人間関係が悪いなど何かしらうまくいっていない施設というのは表情が暗かったり患者さんとのやりとりも何か違和感を感じることがあるので、注意しておきましょう。
また、最初に施設に足を踏み入れた際やスタッフの方に会って感じる最初の雰囲気(イメージ)は意外と当てになることが多いので、五感を研ぎ澄まして見学を行うようにしてください。
求人票に書かれている情報以外の事項を知りえるチャンスとなります。
その他、あなた自身が重視する事項や見ておきたい場所(リハビリをやっている現場を見たいや病室が見たい等)がある場合は事前に伝えておくとスムーズです。
なお、職場見学を行う際は、自己応募の場合はご自身で選考を受けている企業と調整を行う必要がありますが、転職エージェントサービスなどを利用しているケースではエージェント側が調整を行ってくれるため、非常に楽なので、エージェントを利用してみることも検討してみましょう。
顧客(リハビリ対象)と自身のスキルが活かせる環境かをチェックしておく
当たり前ですが、どういった患者さんを対象に運営している施設や病院なのかはきちんと確認しておきましょう。
介護系のスキルを伸ばしていきたいのか、はたまたスポーツ分野のスキルを伸ばしていきたいのか、対象としている患者さんを知るようにしてください。
ご自身がお持ちの技術やスキル、あるいは今後身に着けていきたい、伸ばしていきたい技術治療に関われるかどうかも非常に重要ですので、しっかり確認しておきましょう。
譲れない条件・待遇の整理と求人企業の待遇・条件をチェック
理学療法士に関わらず給与や待遇のチェックは重要です。
というのも、待遇条件の悪化等により転職を考え始める人が多いので、給与はどのくらいでどういった給与体系で、福利厚生はどうなっているのかは改めてしっかり見ておきましょう。
支給金額と基本給、手当の内訳など可能な範囲でチェックし、現在と比べて結局どうなのかを総合的に判断するようにしてください。
基本的に内定通知書(条件通知書)等に給与の内訳等は書いてあるはずですので、細かくわかると思います。
また、加入する保険の種類(医師国保なのか協会けんぽなのか等)によって、日々の手取り金額等も変わってくるので、細かい部分ですが確認しておくと良いでしょう。
残業の有無と休みの取りやすさをチェック
面接や職場見学ではわかりにくいのが、実際に休みがしっかり取れるのかどうか、残業が多いのかどうかという部分です。
このあたりは、転職エージェント等からしっかり情報を仕入れたいところです。
エージェント側は多くの理学療法士の転職支援をしているので、求人企業側から聞く情報だけでなく求職者からもらう情報も上手に利用して転職支援を行っています。
とある施設で働いている人が何人も転職したりといった情報をつかんでいてその原因も知っていたり、逆に働きやすくてなかなか人が辞めない施設の情報もしっていてそこがなぜ働きやすいのか等も把握しているケースも多いので、そうした情報をしっかり聞きつつ転職先を決めていくのが結局のところ転職失敗を避ける大きな要因となるかと思います。
もちろんエージェント側も万能ではないので、全ての求人先情報について詳しいわけではないので、2サイトぐらい登録しておくと確度が高くなります。
理学療法士が転職エージェント・サイトを利用するメリットとデメリット
ここまででメリットはある程度説明してきましたので、メリットは簡単にまとめつつ、デメリットも見ておきたいと思います。
メリット
まず初めにメリットを見ていきましょう。
一般の転職サイトには公開されていない求人も保有している
求人広告サイト等では掲載されていない求人も多数保有しているというメリットがあります。
特に優良なクリニック・施設などになると厳選して採用したいといった希望も多くあり、非公開で採用を進めるケースもあります。
そうした非公開求人まで含めて転職先を見ていった方が希望に合致する職場は見つかりやすくなります。
情報提供だけでなく転職活動をサポートしてくれる
転職相談や求人の紹介、履歴書・職務経歴書等の応募書類の作成サポート、各求人先の情報提供等がもらえるのはもちろんですが、面接日程調整や職場見学調整、自分ではちょっと言い難い待遇交渉等を代わりに行ってくれます。
特に日々忙しく働いている人にとってはこうした一つ一つのことは意外と手間で負担になりますから、間にエージェントが入ってくれると非常に安心して転職活動と日々の生活がおくれます。
求人先の詳しい情報から転職活動の面倒な部分まで助けてくれるので、転職が初めてで慣れていない方はエージェントを利用すると良いかと思います。
無料で利用できる
メリットなのか微妙なところですが、これらのサービスは全て無料で利用可能です。
エージェントはあまり好きじゃない、という方もいらっしゃるのですが、各サービスが無料で使えますし、書類作成のポイントや面接のコツなどこの先の人生で再び転職する際に役立つ情報等も無料で頂けるので、初めての転職のケースでは利用しておくことをおすすめします。
転職活動のポイントが一通りわかります。
転職エージェントのデメリット
続いて、デメリットについても見ておきましょう。
エージェント担当者の力量に左右される
担当してくれるエージェントさんの力量次第で面接通過率や書類選考突破率が大きく変わることもあります。
優秀なエージェントであれば何をどうアピールすれば選考通過の可能性が高いのか、丁寧にわかりやすく説明してくれますが、経験が浅いエージェント担当者の場合、的確なアドバイスがもらえないこともあります。
また、的外れな求人ばかり紹介してくるエージェントさんもたまにいます。
これはどのような仕事でも同じかもしれませんが、どうしても優秀な人とそうでない人がどのような仕事にもいますので、もし担当してくれた方がちょっと微妙だなと思ったら変更してもらえるよう頼んでみるのも良いかもしれません。
とはいえ、ある程度訓練されてから現場に出ているので、そうそうハズレを引くことはありません。
地方在中の方は求人が少ない傾向
地方の場合そもそも求人数が少ないというのもありますが、エージェント文化(エージェントを利用する文化)が無いので、大手の求人が多くなり、その地場に根付いた小規模施設の求人は少なくなる傾向もあります。
判断は難しいところですが、地方の方の場合は、求人サイト等と併用していくのが最良かと思います。
エージェント担当者からのプッシュが激しいことがある
応募を迫るエージェント担当者、内定後に入社を急かすエージェント担当者、こういう人は残念ながら一定数存在しています。
おすすめする、確認するという度合いを通り越して、あなたの意思に反して、無理やりプッシュをしてくる方がいるのは事実なので、気が弱い人は断りきれずにそれを不快に感じてしまう方もいらっしゃいます。
ただ、最近は企業側のコンプライアンスも厳しくなっており、こうした強引な手法というのはほとんどなくなっています。
昔は結構あったようでこうした印象をお持ちの方もまだ多いです。
ただ、昨今の真っ当なエージェントはこうしたことは行わないので、もしこうしたことがあればクレームを入れれば即座になくなるはずですので、最近は安心して利用して大丈夫です。
理学療法士に強い転職サイト・エージェントを有効活用して転職を成功に導きましょう
転職エージェントを利用することでミスマッチは軽減可能です。
しっかりとした情報収集をしないで転職してしまうと後悔がうまれる可能性が高くなりますので、しっかり情報をキャッチして転職活動を行いましょう。
※電話などによる転職相談の他、Lineやメッセンジャー等で気軽に転職相談で手軽に情報収集できるのが素晴らしい点です。電話や対面だと緊張して聞きたいことが聞けないという方も多いのでそうした方の利用にも良いでしょう。一都三県の求人は非常に多く、内情まで含めてしっかりとした情報が得られるのがポイント。
・PT/OT人材バンク
※医療福祉業界に精通している企業が運営するサービスなので必ず登録しておきたいサービスと言えるでしょう。求人や求人先情報はもちろんですが、選考に関する情報も多く持ち合わせているので非常に助かります。
・リハのお仕事
※求人先内部情報(人間関係等)をしっかり把握して転職したいケースでは良いでしょう。そうした情報に特に厚みがあり、役立ちます。
理学療法士(PT)として就業している方の各種データ
厚生労働省職業紹介サイト(理学療法士)に理学療法士として働く方々の各種データが公表されているため、一部をまとめて紹介いたします。
理学療法士のタスク・仕事内容詳細とそれらの実施率データ
理学療法士の業務は何かしら障害を抱えている、あるいは身体機能の回復が必要とされる方々に対して、理学療法・運動療法を用いて動くこと・運動することの指導を行う業務が中心となります。
そうしたこともあり、実施率データとしては、身体機能を維持・改善・検査及びリハビリ指導といった項目の実施率は当然のごとく高くなっていきます。
ただ、矯正器具を用いた療法は経験値がわかれるところとなっており、というのも所属するクリニック・施設等により実施が不可能なケースもあることから、転職を検討されるケースではあなたが行いたい療法やスキルにマッチする職場を探すことが重要です。
理学療法士の仕事・タスク内容 | 実施率 |
---|---|
身体機能を維持・改善するため、患者に筋肉の運動をさせる | 97.3% |
患者の筋力、運動能力、知覚、呼吸・循環器系統の能力を検査し、評価 | 94.7% |
患者および家族に対し、家庭でのリハビリ方法を指導 | 92.0% |
松葉杖、杖、義肢など補助器具を使用した身体活動について指導 | 90.7% |
患者のデータにもとづき、治療プログラムを作成 | 90.7% |
運動療法の効果を評価し、目標と方法の調整をするために他の医療関係者と情報交換 | 88.0% |
患者の理学療法診療録に処置、反応、改善状況を記録し、情報を管理 | 88.0% |
医師の処方や患者の状況、診療記録を検討し、必要な療法を定める | 81.3% |
身体機能を改善するために、器具や装置などを操作 | 70.7% |
身体機能を向上させるために患者にマッサージ | 69.3% |
矯正器具を評価・調節・装着し、リハビリ担当医や器具製作者に改善案を提出 | 60.0% |
牽引や矯正の器具を使ったり、患者の体の痛みや変形を軽減するため電気刺激や温熱の理学療法 | 49.3% |
理学療法士の仕事に関する価値観データ
その他の医療・福祉職と一部近しい数字も多く、例えば専門性というところでの満足度の得やすさや人の役に立っているという社会貢献性においては高い数値が出る傾向です(5段階で5程満足度が高い)。
しかし、理学療法士も労働条件という面では意外と満足度は高くなく、高収入とまでいかなくとも待遇改善したいという転職理由は多いことから、福祉に関わる職種全般において、もう少し労働条件面の改善というものがなされると良いのかもしれません。
昨今の傾向からすると転職エージェント等に登録することで、条件改善は可能なことも多いため、エージェント等に相談するのも視野に入れてみると良いでしょう。
達成感 | 4.1 |
自律性 | 3.7 |
社会的認知・地位 | 3.2 |
良好な対人関係 | 3.8 |
労働条件 | 3.3 |
労働安全衛生 | 3.3 |
組織的な支援体制 | 3.1 |
専門性 | 4.2 |
奉仕・社会貢献 | 4.2 |
私生活との両立 | 3.5 |
理学療法士として働く方の学歴に関するデータ
理学療法士になるには高校卒業後に理学療法士養成校(大学や専門学校等)で必要となる知識や技能を習得し、国家試験に合格する必要があります。
そのため学歴という点では専門学校卒というケースが大半です。
実際に理学療法士として勤務されている方も周囲の学歴に関してそのように感じているというデータとなっています。
ただ、転職という視点で考えた際は学歴はそこまで影響せず、技能と経験、コミュニケーション能力等が重要となります。
高卒未満 | 0.0% |
高卒 | 0.0% |
専門学校卒 | 73.3% |
短大卒 | 8.0% |
高専卒 | 2.7% |
大学卒 | 70.7% |
修士課程卒 | 6.7% |
博士課程卒 | 0.0% |
その他(わからない) | 0.0% |
理学療法士の就業者データ
理学療法士として働く方々の一般データを紹介します。
有効求人倍率が比較的高く、人手が足りない業界と言えます。
そのため、職を探すという意味においてはそこまで苦労しませんが、良い労働環境でと言うことになると人手不足からくる激務という環境も少なくないと言えます。
ただ、一方で労働時間は平均するとそこまで多くないため、うまく求人サーチすることができれば働きやすい職場というものも見つけやすいと考えられます。
理学療法士の就業者数 | 143,490人 |
労働時間平均 | 163時間 |
平均年収 | 418.9万円 |
平均年齢 | 33.9歳 |
有効求人倍率 | 3.79倍 |
理学療法士が一般企業へ転職することは可能か
一般企業で働くことを志望する理学療法士の方もいらっしゃいますが、転職すること自体は可能です。
そもそも一般企業に勤務する理学療法士の方がどのくらいいるのかだいたいの数値を見てみると、日本理学療法士協会の統計情報を参考に見てみると、会員のうちの155人が一般企業で働いているというデータとなっています。
あくまで日本理学療法士協会所属の理学療法士の方のデータなので、一般企業勤めの方はそもそも協会に所属しない傾向があるため、全てということではありませんが、会員数約13万人のうちの155名ということで、割合としては0.12%弱と非常に少ないのですが、いらっしゃらないことも無いということです。
そして、肝心の求人募集があるのかどうかというところで行くと、少ないながらもそれなりに存在しています。
例えば、福祉やスポーツ系の関連サービスを提供するAI企業、ヘルステック企業、保険会社などでは採用募集があるケースもあります。
また、一般企業と言っていいのか微妙なところですが、コンサルティングファームでも募集はあります。
ただ、企業へ転職するケースだと、ご自身が具体的に患者さんと向き合って何かに取り組むという仕事ではなく、ビジネスよりの仕事になるケースが多いため、理学療法士としてのスキルをどのように役立てたいのかによって転職先は慎重に選んだ方が良いでしょう。
また、キャリアパス等も独特なのでエージェントから情報を取得しておくと良いかと思います。
一般企業へ転職するケースにおいても、まずは理学療法士向けの転職サイトで情報収集をし、必要に応じて総合型エージェント等も検討するようにしてください。
本記事は記事更新日現在転職を希望する理学療法士の方に向けて、理学療法士の転職エージェントサービスに関して調査を行い、執筆・掲載・更新したものです。本記事の掲載・更新日以降サービスの内容などに変更がある可能性がございますのでご注意ください。また、本記事内で紹介している各企業の転職エージェントサービスの内容や質に関して保証をするものではありません。サービスの詳細や利用に関する事項は各サービスを提供する企業へご確認ください。