看護師の仕事は常勤・非常勤で仕事内容に違いはあるの?看護師の派遣・パートの求人について

看護の仕事は、女性の多い職場です。

女性のライフステージによって、働き方を見直すことがあります。
一般的に常勤で働く看護師が多くいますが、その中でも非常勤を選択して仕事を継続している人もいます。

常勤と非常勤の仕事では、どのような違いがあるのでしょうか。またそれぞれのメリットとデメリットはあるのでしょうか。

常勤と非常勤の看護師の仕事の違い

看護師の常勤・非常勤における仕事の違いについて見ていきます。

勤務形態・勤務時間が異なる

常勤看護師は、勤務形態が限られています。

日勤の場合、8:30から始業となり、夕方17時頃までの1日8時間程度の勤務となります。

時短勤務の場合、少し早く業務終了となりますが、勤務の拘束時間は長いのが現状です。

その一方で、非常勤の場合、勤務形態がいくつかあります。

非常勤にもバイト、パート、派遣と別れています。アルバイトは短期契約や1日単発の仕事、パートは週に数回、短い勤務時間で働く形態、派遣は派遣会社を通して病院に勤務する状態で、勤務日数や時間も個人差があります。

常勤と比較すると、自分の生活に合わせて勤務を組み立てることができます。

例えば家庭の事情で早く帰りたい場合、8:30~15:00までの勤務にしたり、社会保険の加入ができるギリギリの勤務時間で働きたい場合、1週間に4日程度の勤務を選んだりすることができます。

他にも日勤だけ、夜勤だけを選択する人もいれば、たくさん働いて稼ぎたい場合は、多く仕事を入れることもできます。

ただし、勤務形態については確実に希望が通るわけではありませんので、それぞれ病院との交渉になります。

また、常勤では難しいダブルワークも可能となります。
非常勤で2箇所勤務することで、スキルアップを目指したり、よりお金を稼ぐことが可能となります。

看護師の常勤・非常勤における給料の違い

次にお給料についてですが、常勤ではボーナスや昇給もあるので、安定して給料がある状態になります。長く勤めることでキャリアアップができます。福利厚生も充実しているので、年次休暇取得、産前産後・育児休暇、住居手当、社会保険などを受けることができます。ただしシフト制になりますので、休みの希望が取りにくい場合があります。

非常勤の場合、ボーナスや昇給がありません。自分が体調を壊して仕事を休むと、時給や日給制なので、給料が減ります。

自分の生活に直結するので、体調管理に十分注意しておくことが必要です。

職場や勤務形態によって、福利厚生を受けられるかどうかは違いがありますので、確認が必要なります。常勤ほど充実していることは、少ないでしょう。

私が夜勤専従のパートで働いていた頃は、休日手当と通勤手当のみ付いていました。社会保険については、1ヶ月の夜勤回数に変動があったので、加入できませんでした。

常勤・非常勤で看護師の休み・休暇は違う?

休みについてはシフト制ではなく、週に何時間、何日など勤務形態を選ぶことができるので、調整もしやすいです。

また常勤よりも、比較的退職しやすい傾向があります。

常勤では3月末に退職というのが一般的ですが、パートや派遣による契約の場合は、自分のライフスタイルに合わせて仕事の形態を非常勤にしているので、それにあわない場合は、短期間で退職される人もいました。

非常勤・常勤のキャリア

一般的な総合病院で、常勤として働くと、看護業務に加えて、新人看護師教育、学生指導、委員会やプロジェクト活動などの、責任のある仕事を任されることが多くなります。

病棟の看護業務も幅広く、例えば3チームに分かれている場合は、数ヵ月単位でローテーションをして、3チームの業務を全て経験します。常勤の場合、病棟看護業務の全般を網羅することが必要となります。

これによって、より専門性を身に付けたり、キャリアアップを目指すことができます。

それに対して非常勤では、常勤看護師が行う教育や委員会活動などの看護業務以外の仕事や、リーダー業務などの責任のある仕事をすることが少なくなります。

病棟の状況にもよりますが、例えば外来応援やめったにない特殊な処置などは、常勤の看護師ができれば、非常勤は覚える必要はないとされることもあります。

看護師の非常勤・常勤それぞれのメリット、デメリットのまとめ

常勤の看護師として勤務する場合

メリット

・安定した給料がもらえる
・福利厚生の充実
・長く続けることでキャリアアップにつながる

デメリット

・看護業務以外の活動や責任のある仕事を任される
・シフト制のため、休みの希望が取りにくい
・勤務時間が長く、ライフスタイルとのバランスが難しい

非常勤の看護しとして勤務する場合

メリット

・ライフスタイルに合わせた勤務形態を選ぶことができる
・ダブルワークが可能
・看護業務以外の活動や責任のある仕事が比較的少ない

デメリット

・給料が不安定
・福利厚生が充実していない

看護師の働き方は幅広くなってきている

看護師の働き方は変わってきています。

以前、私は常勤として10年以上総合病院で働いていましたが、自分のライフスタイルを見直して、現在非常勤で働いています。

仕事の内容は総合病院で働いていた頃と大きく違いはないので、仕事と生活、休みのバランスも取れて充実している状況です。

自分にあった働き方を選べることが、看護師として長く続けるコツだと思います。

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