保育園で働いていて、「やってしまった…!」ことってありますか?
子どもの命に関わるミスはあってはならないですが、保育士も人間なので、ちょっとした間違いや失敗はあるのではないでしょうか。
今回は、私が現役保育士だったころに経験した失敗談をお話ししたいと思います。
着替え時に子どもの服を間違える
1歳児の担任をしていたときでした。
だいたい2歳前後になると、自分で洋服を選んだりロッカーから持ってこようとしてくれます。
どれが自分の服なのかわかる子も多いので、自分でやりたい子には、洋服を選ばせたり持ってきてもらったりしていました。
そんなある日のこと。
給食後の着替えの際に、ロッカーからTシャツを持ってきてくれたAちゃん。
今まで何度もAちゃんが着ていたデザインのものだったので、特に気にせずに着替えの補助をしました。
しかし、翌日Aちゃんの連絡帳には「娘が違う子の洋服を着ていました」と一言。
調べてみると、デザインはAちゃんが普段来ていたものと同じでしたが、別の子のTシャツでした。
Aちゃんのお母さんは、違う子の洋服にも関わらず綺麗に洗濯してくださっていました。
失敗後の対応
Aちゃんのお母さんには、お迎えの際に謝罪。
気にされている様子ではありませんでしたが、洋服の間違えは0~1歳児クラスでは時折起こることで気をつけていたつもりだったので、落ち込みました。
確かに、洋服の間違いだけではケガや事故につながるわけではないので、大きなミスではないかもしれません。
しかし、保護者からすると、「うちの子のことちゃんと見てくれていないのでは…?」と不安になってしまこともあります。
小さな間違えでも保護者との信頼関係に影響してくるので注意が必要です。
それ以来、どんなに忙しいときでも、着替えの際は名前を必ず確認するようにしました。
保育士ならば、自分でやりたいと思っている子には、できる限りのことはさせてあげたいですよね。
しかし、それをしっかり援助するのが保育士の仕事。
なるべく、ミスや間違いがないようにしっかり確認していくことが必要だと感じました。