保育士に英語力は必要?保育士の転職で英語が評価される場面はある?

保育士に英語って必要と思いますか?

子どもたちが覚えなければいけないのは日本語だから、英語力はいらないと思っているかたも多いと思います。

確かに、海外にでも行かない限り、子どもたちが英語を必要とする機会は少ないです。

しかし、最近では保育士に英語力が求められるようになってきたのです。

転職活動でも、英語ができるかどうかが採用に影響する園も増えてきています。

どうして、保育士に英語力が必要なのか。

最近の保育の傾向を踏まえつつ、保育士に求められる英語力について解説していきます。

保育に英語を取り入れる園が増えてきた

“外国語活動”ってご存知ですか?

小学校で行われている授業で、子どもたちは3年生から英語と触れ合っています。

昔と比べると、英語の必要性がどんどん高まってきていますよね。

英語の必要性は保育園や幼稚園にも伝わり、保育のなかに英語を取り入れるところが増えてきました。

保育園や幼稚園だけでなく、英語保育を中心とするプレスクールやインターナショナルスクールの数も多くなってきています。

英語の保育内容

では、具体的にどのように活動の中で英語を取り入れているのでしょうか。

それは、それぞれの園によって大きく異なります。

しかし、どこの園でも「英語が楽しい」と子どもたちが感じられるような内容になるように取り組んでいるようです。

英語の保育を行う園の種類

保育園

認可・無認可に関わらず、英語を取り入れている保育園はたくさんあります。

保育園では、授業というより、遊びの中で自然に英語と触れ合うことが多いようです。

外部から英語講師を招いて「英語の時間」を作っている保育園もありますが、英語で歌を歌ったり絵カードでクイズを出したり、簡単に覚えられるような内容がほとんどです。

プリスクール

プリスクールとは、英語で保育を行う施設のことをいいます。

保育園や幼稚園の「英語の時間」とは違って日常生活での会話を英語で行うため、子どもたちは日々の生活の中で自然と英語が話せるようになっていきます。

ここでは、英語も日本語も話せる講師や保育士が働いていて、子どもたちに保育を行っています。

インターナショナルスクール

インターナショナルスクールは、外国人の子どもたちを受け入れる保育施設です。

英語が母国語である子どもたちが多くいるので、他言語として英語を習得する授業はほとんど行いません。

いろいろな国の子どもたちが通うので、他国の文化も学ぶことができます。

ここで働く職員は、プリスクールよりも高い英語力が求められています。

保育士として必要な英語力とは?

保育に英語を取り入れていない園では、英語が話せなくても十分にやっていけます。

しかし、英語の保育を行っている園では、その内容に合わせた英語力が求められます。

簡単な単語覚えたり歌を歌うだけでしたら、特別勉強することはないかもしれません。

しかし、英語での会話を求められるところだと、最低限の日常会話ができるぐらいの英語力が求められてきます。

英語に触れることの多い園ほど、保育士たちにも英語力が必要となってくるのです。

保護者が外国人の場合

英語がない保育園や幼稚園では、英語を使う機会はほとんどありません。

しかし、例外もあります。それは、保護者が外国人である場合です。

子どもを預かる以上保護者とのコミュニケーションは欠かせませんよね。

しかし、中にはほとんど日本語が話せない保護者もいます。

大切な連絡をするときもあるので、このような場合はそれなりの英語力が必要です。

英語力は保育士の転職に活かせる?

英語ができる保育士は転職市場においてはどのような評価がされるのでしょうか?

英語ができる保育士は少ない

英語の必要性はどんどん高まってきていますが、実は英語ができる保育士は多くありません。

現場に入って、「英語をちゃんと勉強しておけばよかった」と後悔する保育士を数多く見てきました。

ですので、もしそれなりの英語力を持っていれば転職で大いに活かせます。

保育士として活躍できるチャンス

英語力が高ければ高いほど、保育士として頼りにされることが増えてきます。

英語の保育を行う園では、周りの保育士だけでなく担当講師ともコミュニケーションをとることができます。

英語力は保育士に必要とされるケースは増えていく可能性が高い

英語を重視する保育園や幼稚園が増えてきたことで、保育士にも英語力が求められるようになりました。

保育園だけでなく、幼稚園でも英語教育を行うところが増えています。

最近では認定こども園も多くなってきているので、保育士が英語を使う機会はどんどん多くなることでしょう。

現役保育士が、英語の必要性を感じて勉強を始めたという話も多く聞きます。

もし、今から保育士を目指すのであれば英語も一緒に勉強するのがおすすめです。

反対に、英語力があって保育士への転職を考えている方がいれば、それはチャンスといえます。

保育の経験がなくても活躍できる機会はたくさんあるので、自信をもって転職活動を進めていってください!

なお、具体的に転職活動を進める際は保育士に強い転職エージェントを活用することで、英語力が活かせる保育園求人などの紹介が手軽に受けられるほか、語学・保育士資格を活かして転職が可能な転職先の提案等も受けられ、幅広く希望を叶えるための転職が実現できる可能性も高まるため、この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。