看護師の転職マーケットが売り手市場・人手不足ということと手に職系の仕事ということもあり、ある程度お金が溜まったら看護師としての勤務を辞め、海外旅行に行ったりしてリフレッシュしまた復帰するということを繰り返している方もいらっしゃいます。
それ自体は悪いことではありませんが、転職回数が多くて不利になるかどうかはスキルや経験、転職回数次第というところはあるでしょう。
転職回数が10回以上あるなど極端に多すぎるケース
あなたが何回ほど転職しているかわかりませんが、あまりにも転職回数が多いと不利になることもあります。
例えば20代で10回近く転職されているケースですと面接で苦戦はするでしょう。
というのも、必ず面接の場で転職の理由は聞かれます。
数回程度なら前向きな理由や妥当性のある説明もできると思いますが、10回となると1年で1回辞めているということになりますので、
何かしら問題があるのでは?という目線で見られてしまいます。
そのため、こうした問いに対して適切な回答を用意しておく必要があります。
つまり、採用側が抱いている、採用してもすぐ辞めてしまうのでは?業務態度も適当なのでは?といった不安を解消させる回答が必要となります。
10回もの転職ですとなかなか転職理由に妥当性をつけるのは難しいのですが、なんとか考えてみる必要はあるでしょう。
ただ、転職回数が多いことでプラスに評価される項目と言うのも有ります。
それは多くの現場で働いた経験があり、様々なことに対応できる柔軟性があると捉えることができます。
アグレッシブな面と対応力という点はアピールできるかと思いますので、そうした面を評価してくれる職場であればうまく転職できる可能性もあります。
いずれにせよ、ここまで転職回数が多いと、うまく良い出会いをする必要もありますので粘り強く転職活動を行ってください。
受け入れてくれるところは必ずありますので。
転職回数が3回、4回程度なら問題ない
20代で2,3回、30代で3,4回程度の転職回数であれば全く問題ありません。
例えば結婚や出産を機に退職せざるを得ないケースもありますし、看護師に限らずどの職種でも何度かは転職する者です。
特に看護師は比較的転職が多い業界ではありますので、転職理由がしっかり説明できれば転職回数が問題となって不採用となることはありませんので問題ないでしょう。
悪い評判が立たないように気をつけることが重要
女性が多い職場だから、というわけではないのですが、看護師の世界は広いようで意外と狭く、横のつながりも結構あったりします。
あまりこういうことはないのですが、転職回数が多いというだけで噂が飛び交うこともあり、急に辞めて迷惑をかけてしまった場合など変に情報が出回ってしまうケースもあります。
人間関係の悪化による退職のケースでもこうしたことは稀にあります。
こうした心配があるようであれば、現在お勤めのところとは別の区域にするなど、少し工夫した方がよい可能性もあります。
転職回数が多くて心配な場合など、何かしら不安を抱えている方の場合、転職エージェント等に相談することで個別の事情に沿った対策やコツを教えてくれるものなので、
転職に際して不安のある看護師の方は転職エージェント等の活用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。