職業病というのは誰しもが持っているかもしれませんね。
警察官だったらつい顔から足元まで見てしまうとか、銀行員だとお金の数え方が独特だったり。
介護士も職業病と言われている事があります。
介護士を経験している人は一度は思った事があるでしょう。そんなあるあるを紹介していきます。
介護士あるある①:通りすがりの人に介護度をつける
何気なく車でドライブ中に前方にシルバーカーをゆっくり押しているおばあさんがいました。
足腰も曲がっており、歩く速度もゆっくりです。
今にも倒れるのではないかと冷や冷やするぐらい。
普通の人は「危ないな」ぐらいにしか思わないでしょうが、介護士の場合だと、
「あの人だと介護度2ぐらいかな。」
と自分が勤めている施設の入居者とつい比べてしまい、介護度をつけたがります。
これは介護を経験してない人からすれば「何それ?」と言われてしまいますが、同じ車に同乗しているのが同じ介護士だと色々議論になるから面白いです。
「シルバーカーを押して歩けているんだもの介護度1でしょう。」
「いや、腰も曲がって歩くの大変そうだし、2でもいけるんじゃないか?」
実に失礼な話しではありますが、介護士同士だとこのような会話をしたりしています。
また、自分の頭の中でこの人を介護する場合、どのようなプランで介護をしていくのかというシミュレーションも考えたりします。
実際プランを立てるのはケアマネジャーの仕事なんですが、自分の施設にいたらとついつい考えてしまうんですよね。
介護士あるある②:高齢者を可愛いと表現してしまう
もう一つあるあるを紹介します。
これも介護士あるあると言えるでしょう。
小さい子供を見て良く可愛いと言いますが、介護士の人は高齢者の姿を見てつい「可愛い」という表現をしてしまいます。
年上で尊敬するべき相手に可愛いという表現は失礼なのですが、ついつい言葉にして出ちゃいます。
歩く姿が可愛かったり、食事を食べる姿が可愛かったり、笑顔が可愛がったりと、施設の中では可愛いと思う瞬間が多々あります。
これを介護士以外の人に話しをしてもなかなか納得はしてもらえません。
これも職業病の一つでそういう風に高齢者を見てしまっているのかもしれません。
介護士に限らず、独特の感性、皆も何かしらありますよね?
どの仕事にもある職業病ですが、介護士の職業病は独特の感性かもしれません。
これは介護士経験している人なら皆が思っていると言ってもいいくらいでしょう。