介護資格と仕事の種類 介護の仕事は資格により様々な分野に携わることができる

介護の仕事というと排泄、食事、入浴などの介護がメインと思っていませんか?

もちろん現場に出ればそういう仕事が多いのも事実です。

しかし、介護の仕事には資格によって様々な分野に携わる事が可能です。

ここでは介護の資格と仕事の種類について紹介していきます。

介護の資格と仕事の種類は?~介護の現場編~

では、介護の資格にはどういう資格があり、どのような仕事をするのでしょうか。

介護職員初任者研修と仕事について

無資格で介護の仕事を始める場合、まずはこの資格取得から始まると思います。

国家資格ではないものの、介護の基礎知識、技術を学ぶにはいい資格となっており、最短で1ヶ月、仕事をしながらでも通学しながら資格取得が出来ます。

介護の仕事全般は資格がなくても行えますが、初任者研修があるのとないのとでは給料にも反映されますので、とっておきたい資格です。

介護福祉士実務者研修と仕事内容

介護職員初任者研修の上位資格にあたるものです。

この資格を持っていないと更に上の資格に受験する事が出来ないので、上を目指すのであれば必須の資格となっています。

仕事内容は初任者研修資格同様介護の仕事を行えますし、サービス提供責任者になれます。

サービス提供責任者とは訪問介護事業所に必ず配置しなくてはいけない職種となっており、この資格があれば活躍する幅が広がります。

介護福祉士の資格と仕事内容について

介護の仕事で国家資格となっています。

この資格を取得するには、高校の福祉コースを卒業したり、福祉系の専門学校を卒業すると取得できます。

また、働きながらですと実務者研修修了と実務経験3年以上の方が受験資格を得られます。

この資格があれば、介護施設や訪問介護、障がい者介護まで幅広く活躍出来るでしょう。

仕事内容は初任者研修、実務者研修の資格を持っている人と内容は変わりませんが、より高度な技術や考え方を求められてくるでしょう。その分給料も高くなります。

介護の資格と仕事の種類は?~相談業務編~

社会福祉主事と仕事内容について

福祉事業所や市区町村で面談や訪問、施設と家族の橋渡し等を行う仕事です。

この資格を取得するには大学や専門学校を卒業する必要があります。

この資格は国家資格ではなく、「任用」資格なので、その役職につく事で初めて社会福祉主事と名乗る事が出来ます。

社会福祉士と仕事内容について

社会福祉主事の上位資格であり、国家資格でもあります。

仕事内容は社会福祉主事と変わりはしませんが、専門性を高めるのであれば社会福祉士の資格を取得するといいでしょう。

社会福祉士は大学を卒業(指定科目修了)して受験資格を得るか、大学を卒業し相談業務の実務経験を1年以上経験した人が受験資格を得ることが出来る難しい資格になります。

ケアマネージャーの仕事内容

介護を受ける高齢者は必ずケアマネージャー(ケアマネ)を通してから行います。

その人にあった介護ケアはどれがいいか検討、調整し家族や事業所との橋渡しを行います。

施設でも働けますし、役所にも配置されます。実務経験5年以上で受験資格が得られますが、合格率が年々下がってきている狭き門でもあります。

介護の資格と仕事の種類は?~その他編~

福祉用具専門相談員

車椅子や杖、介護ベット等を扱う専門の資格です。

福祉用具を扱う業者だと1人は常駐する必要があります。

また、介護福祉士等の資格を持っている方でも働く事が可能。

高齢者1人1人必要な物が違ってきますので、その人にあった物や使い方を提案出来るスペシャリストです。

福祉住環境コーディネーター

昔ながらの住宅では段差があったり、階段が急で昇れない等、高齢者には住みにくい環境があります。

その環境を改善しバリアフリー化をお手伝いするのが福祉住環境コーディネーターです。

この資格を持っていなくても助言する事は可能(ケアマネ等が)ですが、知識の幅を広げるのに取得しておいた方がいい資格です。

介護の資格と仕事の種類は?~マイナー編~

認定介護福祉士

介護福祉士は国家資格でありますが、認定介護福祉士は民間資格となってます。

この資格を受験出来るのは介護福祉士を取得してから実務経験5年以上が必須となります。

介護福祉士とは何が違うのかというと仕事内容は変わらないですが、チームリーダーであったり、他の職種と連携を密にとったりするなど、その職場のキーパーソンになる事は間違いないです。

研修を受けるだけで取得出来る資格ですが、費用が高いのと、取得まで600時間の長期となるので現在取得している人数も少ないです。

認知ケア専門士

名前の通り認知症の方に対するケアの専門士の資格です。

こちらも民間資格となっていますが、認知症に対する理解と対策について学ぶ事が出来、実践の場ですぐに活かせる資格となっています。

介護にかかわる資格と仕事内容は様々

これはあくまでも1部の資格です。

介護に携わる上で取得していると役に立ちます。

その他にも福祉に関する資格はあるので、これを機会にキャリアアップを図ってみるのはどうでしょうか?

また、介護専門特化型転職エージェントの中には介護資格取得をサポートしてくれるところもあるので利用を検討してみてはいかがでしょうか。