看護師として働いている人たちって実は転職を考えている人がとても多いんです。
給料がもっと高いところに転職したい、とか、夜勤がないところに転職したい、とか、急性期じゃなくて慢性期メインの病院に転職したい、など・・・。
しばらく働いていくうちに、今とは違う看護を実践してみたい、他の病院や施設、今とは違う環境で多くの経験を積んでキャリアアップしたいと考える人はたくさんいます。
とくに看護師は国家資格なので、転職しやすいともいわれていて、転職を考える人はたくさんいます。
看護師は面接に慣れていない人が多い?!
一般企業を受ける人たちは最初に就職する際に何十社も面接を受けていたり、面接の練習を何度もしたことがあるという人が多いですが、看護師が就職する際には1つの病院を受けたら受かったとか、2~3つの病院しか受けていないという人が多いです。
なので、面接の経験がたくさんあるという人はあまりいなくて、面接に慣れていない人が多いです。
今回は、転職の面接で聞かれやすい質問にはどのようなものがあるのかを紹介していきたいと思います。
転職の面接で聞かれやすい質問・実際にみんなが聞かれたことのある質問は?
何で転職しようと思ったか
転職を考えた理由はもちろんそれぞれだと思いますが、転職理由で前の職場のマイナスなことをいうのは、基本的にNGです。
「人間関係が合わない。」「時間通りに帰れない。」「残業が多かった。」「きつかった。」などマイナスな理由を言ってしまうと、面接で印象が悪くなってしまうので、正直に言いすぎないように注意してください。
「新しいことに挑戦したいと思った。」「この分野に興味があった。」など、プラスな理由を言うことで、相手に良い印象を与えることができます。
どうしてこの病院を選んだか、どのような看護をしたいと思っているか
面接担当の人は、わざわざ転職してまで、この病院で何をしたいと思っているのかを知りたがっています。
事前に病院の理念や方針をきちんと調べて、それに合った内容を面接で言えるように事前にホームページや個人のクリニックなどであればブログなどのSNSからも情報をチェックして、この病院でどういう看護師になるのか、相手がイメージしやすいように話すことが大切です。
前の病院でどのような看護を行ったか、経験など
どういう看護観を持っているのか、どういう経験をしてきた人なのかを面接担当の人は知りたがっています。
自分が印象に残った患者さんとの話や、今までの経験、そしてその経験をどのように新しい職場で生かしていくかを、相手に分かりやすく伝えることが大切です。
結婚、出産、育児、プライベートについても聞かれるかも
男性は結婚や子どもができてもあまり仕事に影響しないと思われがちですが、女性はやはり結婚や出産、育児などのライフイベントが仕事に大きく影響してしまいます。
病院にもよりますが、育休があると募集要項に書いていても、就職してまだ仕事も覚えきれていないうちに出産や育児で休暇に入られると困るという思いがあります。
例えば、結婚したばかりで転職活動をすると、近々妊娠や出産しそうだなと思われてしまうことがあったり、子どもがまだ小さい段階で転職活動をすると、育児で休みがちになってしまいそうだなと思われてしまうこともあります。
まだこれからも勉強したい、看護師としてしっかり働きたい、配偶者や自分の両親が育児を手伝ってくれる、など、なるべく仕事に影響がないことを少しアピールした方がいいかもしれません。
看護師の転職活動の面接で他にも注意した方がいいこと
受け答えをはっきりと、ただ謙虚さも大切
看護師は患者さんと話す職業なので、受け答えがしっかりしている人が好まれます。
看護師の印象がその病院の印象になってしまうこともあるので、きちんと面接では聞かれたことをはっきり答えるようにしましょう。
ただ、あまりにも堂々としすぎていたり、強気な態度が出すぎていても、色々教えにくい、指導しにくいと思われてしまうこともあるので、謙虚さも忘れないようにしてください。
身だしなみに注意する
身だしなみは初対面の第一印象を大きく左右します。恰好や動作、言葉遣いなど1つ1つ丁寧にしてなるべく印象をよく見せるよう心がけましょう。
とくに、クリニックなど小さな病院では病院の評判がとくに大切だったりもするので、接遇面も重視していることが多いです。
また医療関係は病院によっては髪の色やピアス、服装など厳しいところはとても厳しい指定があったりするので、面接のときはとくに注意していってください。
面接で合わないと思ったら辞退するのも考えてみて
まずは応募して面接に行く前に、病院見学に行ったり、実際にその病院を患者さんとして見に行くのも1つの手段ですが、なかなかそれが難しい場合もありますよね。
面接を受けてみて、質問の内容やその場の雰囲気などが、思っていた感じと違うということもあると思います。
応募した段階では、いいと思っていても面接でやっぱり違うな・・・。と思ったら、少し考え直してみるのもアリだと思います。
転職してしまうと、すぐにまた転職するのも難しいですし、看護師の転職先はたくさんあります。
合わないと思ったり、違和感を感じたら焦らずに、また別のところを受けてみてもいいと思いますよ。
看護師の面接でよく聞かれることのまとめ
面接って何が聞かれるか分からないので緊張しますよね。
まずはここで挙げた代表的な質問の回答をきちんと考えて、それ以外にも自分が何で看護師になりたいと思ったか、看護観や、どういう風に働きたいかなど自分の考えや経験を振り返ってみて、何か聞かれたときにすぐ思い出せるようにしておくといいと思います。
面接で良い印象を与えていた方が、しいざ就職するとなったときにも働きやすいので、面接の下準備はしっかりしていった方がいいと思います。