主婦・社会人から保育士になることはできる?

主婦として家事や育児をこなしている方、社会人として他職種で働いている方の中には、「保育士になりたい」と考えている方がいるのではないでしょうか。

きっかけはそれぞれ違うと思いますが、主婦や社会人が保育士になれるのか不安に思う方が多いはずです。

今回は、そんな方々の不安を取り除く記事を書いてみました。

具体的には、保育士の資格取得方法・おすすめの学習方法を紹介しています。

主婦や社会人から保育士になることは十分に可能ですし、これまでの経験を現場で活かすこともできます。そのことについても書いていますので、気になる方は読んでみてくださいね。

保育士になるには資格を取得しよう

まず、保育士として働くには保育士資格を取得しなければなりません。
資格取得には2つの方法がありますので、詳しくお伝えしてきます。

養成学校を卒業して保育士資格を取る

短大・大学・専門学校を卒業して資格を取得する方法です。

指定の科目を履修し、一定期間の実習を行って卒業すると保育士資格を取得することができます。

保育士だけでなく、幼稚園教諭の資格も一緒に取得できる学校が多くあります。

最近では、保育と教育を一体的に行う認定こども園が増えてきています。

ですので、両方の資格を持っていることはこれから現場で働くうえで役に立つことは増えてくるでしょう。

保育士試験に合格する

一定の条件を満たすと、保育士試験を受験することができます。

短大・大学・専門学校を卒業していれば誰でも受験が可能です。

高卒の方でも、一定期間児童福祉施設に勤務することで受験資格が与えられます。

筆記試験と実務試験があり、筆記試験に出てくる全科目に合格することで実務試験に進むことができます。

平成28年度から1年に2回試験が行われるようになっており、合格した科目は3年間有効です。

試験勉強は大変ですが、スムーズに試験が進めば養成学校に通うよりも早く資格取得ができますし、費用も抑えることができます。

試験勉強は独学でする方法や通信講座を受講する方法があります。

保育士資格取得に向けておすすめの学習方法(メリット・デメリット)

保育士になるのに年齢制限はありませんが、主婦や社会人の方は早く現場で活躍したいと思う方が多いはずです。

そのような方には保育士試験を受験する方法をおすすめします。

試験勉強の方法はいくつかありますが、忙しい方でもできる勉強方法を紹介していきます。

保育士資格勉強における通信講座のメリット

通信講座では、テキストを使って自宅で勉強することができます。

講座によってはDVDがついてきたり、パソコンやスマホで授業を受けるやり方のところもあります。

どちらにしても自分の空いた時間で好きな場所でできるので、日によって勉強できるときが違っていたりまとまった勉強時間が取れない方におすすめです。

保育士資格勉強において通信講座のデメリットは?

養成学校に通うほどではないですが、テキスト代や受講代などの費用がかかってきます。

また、講座を受講したからといって保育士資格を取得できるわけではありません。

保育士試験で1度で合格するとも限りません。

講座を受講した後も試験に合格するまでは根気よく勉強していく必要があります。

保育士しく勉強を独学で行うメリット

一番のメリットは費用を抑えられる点です。

好きなテキストを購入して自分の好きなように勉強できます。

未経験で知識ゼロの状態でも、独学で試験に合格した人はたくさんいます。

自分の苦手な分野がわかれば、それに特化したテキストを買い足したり自分の能力に合わせてやり方を変えていくこともできます。

費用を抑えたい方や、自分のペースですすめていきたい方におすすめです。

保育士資格勉強における独学のデメリット

自分のペースで勉強できる分、モチベーションを維持するとは難しいといえるでしょう。

通信講座では提出物があったり添削してくれたりするので、やらなければいけない環境が自然とできてきますが、独学はそうはいきません。

独学で試験勉強するときは、しっかりと自己管理していくことが重要です。

主婦・社会人経験が保育士の仕事に役立つため転職後も問題ない

主婦や社会人でも保育士になれることはお伝えしました。

しかし、実際に現場に出てやっていけるのか、と思う方も多いはずです。

しかし、これまでの経験が現場で役に立つことはたくさんあるのです。

どんな経験を活かすことができるのか書いてみました。

主婦経験が保育の現場で活きるところとは?

保育の現場では、毎日掃除や洗濯をしています。

主婦として毎日していることと、同じ仕事をすることはたくさんあります。

テキパキ掃除ができていたり、綺麗に汚れを落とす方法を知っていたりすると、周りから頼りにされることも増えていきます。

また、子どもがいる方は子育ての経験が役立つことが多々あります。

子どもがいるというだけで、周りの先生や保護者の方から安心されることも多いのです。

社会人経験が保育の現場でどう活きる?

社会人としてこれまで学んできたことは、保育の現場でも役に立ちます。

ワードやエクセルなどのパソコンスキルや、仕事をすすめるにあたっての周りとの連携の取り方、保護者とのコミュニケーションの取り方など、1度社会人経験をしている人の方がレベルが高いことはよくあります。

保育とは全く関係のない職種でも、現場で活かせることはたくさんあるので自信を持って働いてください。

主婦・社会人から保育士を目指すことは可能

保育士資格を取得することも、現場で働くことも簡単なことではありません。

しかし、主婦や社会人でも保育士として活躍できるチャンスはいくらでもあるのです。
実際に社会人・主婦をやっていて保育士になった方はたくさんいます。

最近は保育園で働きながら資格取得をサポートしてくれるケースもありますので、そうした求人を探してみるのも良いでしょう。

そういった求人を探すケースにおいては保育士におすすめの転職エージェントを頼ってみると良いかと思います。
資格者じゃないと利用できないエージェントもありますが、そうでないところもあるので相談してみると良いでしょう。

「保育士になりたい」と考えている方は、ぜひ目指してみてくださいね!