主婦の介護職への転職 主婦は介護職に向いている?ブランクがあっても転職できる?

主婦になりますと家事や子育てなど、様々なことに時間を取られてしまいますので、仕事をしたくても「本当にできるのだろうか」「迷惑をかけてしまわないだろうか」と不安に感じる方は多いです。

しかし、介護職ではそういった心配はいりません。

実際主婦でも活躍している方は非常に多いですし、就職する際も主婦であることが障害になることはあまりありません。

ここでは、主婦がなぜ介護職に向いているのか、転職が出来るのかについてご紹介していきます。

主婦が介護職に向いている理由

主婦の場合、一般企業では敬遠される傾向にあります。

男女差別は決してあってはならないことですが、主婦で一般企業に転職を試みた方は身に染みて感じているでしょう。

それでは介護職の場合なぜ主婦が向いているのでしょうか?

介護業界では人手が不足している

介護業界は、長年人不足に悩まされています。

都市部では徐々に人で不足が解消されつつありますが、全体的にみるとまだまだ人手不足はあります。

また、介護は人が足りなくなると運営できなくなる危険性があるのです。

例えば、特養などであれば入居者数に応じて配置しないといけない介護職員は決められていますし、老健やデイサービスなどでも、配置しないといけない介護職員は決まっています。

もしそれを下回ってしまいますと減算といって収入が大幅に減ることもあるのです。

主婦でも介護職として働いてもらえるのであれば、大歓迎なのです。

特に人手が不足しがちな新設の施設などでは主婦でも問題なく転職できるケースが多いといえます。こと

介護業界は主婦の力を必要としている

訪問介護では特に主婦の力を必要としているところが多いです。

訪問介護は高齢者の自宅にいっておむつ交換などの介護をするイメージがありますが、訪問介護事業所によっては生活援助が中心のサービスとなっている場合もあります。

生活援助は調理、掃除、洗濯が主なサービス内容になります。

こういったことは家事として主婦が日ごろやっていることですので、主婦経験のない若い方よりも主婦の方が優遇される経験があります。

未経験でも歓迎されることもあり、これは家事が出来る即戦力として事業所側が見ているからです。

人生経験の豊富さが武器になる

主婦は独身の方に比べて、結婚や子育てなどを経験していますので人生経験としては豊富にあるといえます。

介護の仕事人生経験が豊富な高齢者が相手となりますので、介護する側としても人生経験が豊富な方のほうが喜ばれることがあります。

様々なことを経験しているからこそ話せることもありますし、実行できることもありますので、主婦は重宝される傾向にあります。

主婦におすすめの働き方

主婦になるとどうしても働ける時間や日にちなどに制限がある場合があります。

そういった場合どのような働き方をするのがおすすめなのでしょうか。

日勤帯で探す

主婦で夜勤をして働いている方もいますが、やはり日勤帯のみで希望している方も多くいます。

夜勤をしてしまうと家事をする時間がなくなったり、子どもの世話ができなかったりなどの支障が出てしまいますので日勤帯での仕事を探すことをお勧めします。

パートであれば日勤帯の仕事はたくさんあります、老人ホームなどでも日勤のみのパートは多く働いています。

正社員であれば訪問介護やデイサービスなどの日勤帯のみサービス提供をしている事業所をお勧めします。

老人ホームで正社員となるとどうしても夜勤が付いてきますので注意が必要です。

残業がないところを探す

残業をすると帰りが遅くなりますので、子どもを迎えに行ったり、夕食を作ったりなどの時間が少なくなってしまいます。

出来れば残業をしないところの方が主婦としては働きやすいといえます。

老人ホームのような365日24時間営業をしているところは、残業になりやすい傾向がります。急変が起きた時、トラブルが起きた際などは残業になるケースが多いです。

お勧めはデイサービスです。

デイサービスであればサービスの提供時間が決まっていますので、毎日決まった時間に仕事は終わります。
主婦の方にはおすすめの働く場所であるといえます。

デイサービスでも夜間対応型、お泊りデイサービスなどをしているところは残業が多い傾向にありますので避けておきましょう。

面接時に確認をしておく

夜勤が出来ない、残業が出来ない場合は面接時にしっかりとその旨を伝えておきましょう。

「そんなことを言うと受からないのでは?」と思いがちですが、面接時に無理を言う方が後々苦労することになりますので、先に伝えておいた方が良いです。

先に伝えたデイサービスや訪問介護であればそういったことを伝えても、特に問題の無いことが多いですので是非伝えておきましょう。

主婦は介護業界で活躍の場が多いので転職のチャンスはたくさんある

主婦でも介護業界であれば転職は問題なく出来ることが多いです。

主婦としての強みを生かして、主婦でも働けるような環境のところに応募をするようにしましょう。

転職に際しては転職エージェント等に相談してみることで希望とマッチする求人が見つかりやすいので、転職をお考えの方は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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主婦の方の場合、働く条件に制約があるケースも多いかと思いますので、融通のきく職場や働きやすい職場を教えてもらうのに良いでしょう。

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ここからは、主婦でブランクがある方が転職できるのかどうかという視点で見ていきたいと思います。

通常であれば仕事にブランクがあり、尚且つ現在主婦の場合は復職することが難しいことがありますね。

特に子供がいる場合は正社員で働くことは狭く門となります。

しかし、介護職の場合はブランクがあっても問題ありませんね。

ここでは、ブランクがある主婦でも問題なく介護職に復職できる理由についてご紹介していきます。

介護技術は体が覚えている

介護で復職をする際に不安になるのは、きちんと介護を行うことが出来るのか?ということではありませんか。

確かにブランクがあると介護の仕方を忘れていたり、安全に介護を提供できるのか不安に感じることもありますね。

しかし、その心配は必要ありません。

何年も介護をしていなくても介護をしていた経験があれば、体は覚えていますのですぐに慣れることはできますよ。

数週間もあれば体が介護を思い出すので問題なく働くことができますね。

また、主婦を経験していれば料理や掃除や洗濯など、介護に関係する家事の知識や技術が増えていますので、以前よりも介護がスムーズにできる、コミュニケーション力も高くなっているので仕事が行いやすくなっているといったメリットもありますね。

介護職が復職しやすい理由

介護職が復職しやすい理由についてそれぞれ見ていきましょう。

介護業界は採用を強化している

介護業界は人手不足であり、それは昔から言われていることですが、現在も改善はされていません。

都市部であればある程度の人員を確保できているようですが、地方などにいくとまだまだ人員が足りていない施設も多く、まさに猫の手でも借りたいという状況のところもありますね。

そのため、ブランクがあっても主婦であっても問題なく就職することが出来る場合が多いのです。

資格があれば即戦力

介護福祉士や介護職員初任者研修などの資格を取得しているのであれば、更に就職はしやくすくなりますね。

介護業界は無資格でも働ける業界ではありますが、やはり専門的な仕事なので資格の力は大きいですよ。

またブランクがある=経験があるということですので、経験があり、なおかつ資格もあるということであれば求人している側も大歓迎ですね。

ブランク経験者の方が多い

介護職は女性が非常に多い職種ですので結婚や出産などにより、一時的に退職される方は非常に多いですね。そのため、ブランクがあったが復職して現在介護職として活躍されていますよ。

施設側としてもそういった人材を採用することに対して、抵抗を持っているところも少なく、他の業界に比べると間口は広いといえますね。

介護職として復職する際に準備したいこと

介護職として復職するなら、ある程度の準備をしておいた方がスムーズに仕事に就くことが出来ます。どのようなことを準備しておけばよいのでしょうか?

介護業界の変化を知っておく

施設介護であればあまり関係ないかと思いますが、在宅介護でヘルパーやデイサービスなどで働く場合はある程度介護業界の変化を知っておいた方が良いでしょう。

具体的には介護保険の改正内容です。

在宅介護は法改正の影響を受けやすいので知っておきましょう。

デイサービスなどであればリハビリ加算が加わったこと、ヘルパーでもサービス時間が短くなったりなど、様々な加算が新設されていますので、業務が以前よりも変わっている可能性がありますので注意が必要ですね。

主婦が介護職として復職する際の求人の探し方

復職をするのであれば、求人をしっかりと探しておいた方が良いです。

自分が求めている条件でしっかりと探すようにしましょう。

例えば、主婦で小さな子供がいる場合などは、夜勤や残業が無いところがお勧めです。

特養などの施設系であればどうしても夜勤が付いてきますので、夜勤がないデイサービスなどがおすすめですね。

デイサービスであれば残業も少ないですし、もし少しでも給料が良いところがいいのであれば、残業や夜勤があった方が良いですよ。

自分がどんな条件で働きたいかをハッキリ意識しておくことによって、求める条件に近い求人を探すことができますね。

なんとなく良いところはないかなと探してしまいますと、いざ働きだしてから後悔することもありますので注意しておきましょう。

ご自身で自分の状況に合う求人がなかなか見つけられないという場合は転職エージェントに相談してみるのも良いかと思いますよ。

家族の理解を得ておく

復職をするということは、それだけ仕事に費やす時間が増えるということですので、家族との時間が少なくなってしまいますね。

夫に家事を頼むことも出てくるでしょうし、子供が一人でいる時間も増えるかもしれませんよ。働くことによって家族関係が悪くなることもありますね。

そういったことが予想されますので、しっかりと家族に説明をして理解をしてもらったうえで働くようにしましょう。

なぜ働きたいのか、もし働かないといけない理由があるのであればそれを家族に伝えておきます。

きっと理解してくれますので、前もって相談をしておくようにしましょう。

ブランクがあっても介護業界であれば問題なく働くことが出来ます。求人にも困ることはないでしょう。

しっかりと準備をして介護業界で活躍できるようにしてくださいね。

介護未経験者の主婦で仕事のブランクがある方が転職することができるのか?

介護未経験の方も主婦の経験を介護に活かして転職することが出来ます。

デイサービスや訪問介護の現場では主婦の経験を活かして働くことができ、転職することが可能です。

かいご畑ではブランクのある介護職の方の就業支援にも定評があるのでおすすめです。

前ページで主婦の方のどのようなスキルが役立つのか記載しておりますので、介護職としてブランクがあって不安という方は改めてご確認ください。

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そのようなケースで転職先を探すにあたりおすすめの転職エージェントをご紹介しますので、ご参考頂けましたら幸いです。

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