介護職は一般的にはあまり給料が高くなく「介護職として大きく稼ぐ!」というのは現実的には難しいことが実情です。
しかし最近では、働き方改革のもとで副業解禁がニュースになることが増えてきており介護職も例外ではありません。
決められた時間や日数で働く介護職は「ノルマを達成するまで帰れない」、「夜中まで残業が必要」というような仕事ではありません。
そのような介護職員はどのような副業が適しているのでしょうか?
介護職の副業、7つのオススメ!
副業解禁というニュースが増えてきましたが、会社員として働く場合には自社の就業規則がルールになるため全ての会社で副業が容認されている訳ではありません。
まずは自分が働く施設の就業規則で、副業が可能かどうかを確認しましょう。そして本業に悪影響が出ないように働くことが社会人としてのマナーになるでしょう。
介護職は決められた時間で働く仕事であり、月ごとのシフトで勤務が組まれる場合が多いので休みの日や勤務終了後の副業であれば職場に迷惑をかけることは少ないでしょう。
具体的にどのような副業がオススメ出来るでしょうか?
介護職として働く!他の施設での夜勤専従や当直勤務、パート勤務
介護職に最もオススメの副業は、他の施設で介護職として勤務することです。
やっぱり最も慣れた介護という仕事が、介護職には一番適しているのではないでしょうか。
最近では、夜勤を専門としたパート勤務の募集や当直勤務を募集する求人も多く見られます。
夜勤のみで働く場合には日中の様子が分かりにくく入所者がどのような状態の方なのかわからないという難しさもありますが、グループホームや小規模多機能型居宅介護、お泊りデイサービスなど比較的元気な高齢者が利用している施設であれば安心して働くことが可能です。
一方、同じ業界の他施設ということで利用者の個人情報を漏らさないなど介護職として最低限のマナーを守らなくてはいけません。
夜勤専従以外にも、ホームヘルパーとして休日に短時間だけ働くということも可能です。
引っ越し業者や運送業
介護職は毎日の業務の中で、高齢者の介護や介助で体力を使う場合が多く、体力自慢の人が大勢います。
体力が必要な仕事で、短時間のスポットで働くことが可能な引越し業や運送業もオススメの仕事のひとつです。
引越し業であれば土日などの休日に活躍することも出来ますし、運送業であれば休日や夜間の仕分け作業など女性でも活躍することが可能な業種と言えます。
なお、都市部などではウーバーイーツなど新しいかたちの配達業務も副業として人気のある仕事になっています。
飲食店などの接客業
介護職はコミュニケーション能力が高く、レクリエーションなどで場を盛り上げることにも慣れているので接客業は向いている仕事のひとつと言えます。
また、日々の業務の中で衛生管理(手指消毒や清掃など)に気をつけなくてはいけない仕事でもあり食べ物を扱う仕事でも、衛生管理は最も気をつけなくてはいけないことです。
人手不足から短時間での仕事も数多くあり、本業終わりに短時間から働くことが出来ることもオススメできるポイントです。
コンビニエンスストアやスーパーなどの店員
コンビニエンスストアやスーパーなどの店員も副業として働きやすい仕事のひとつと言えます。
働く場所も多くあり、特別な能力や知識がなくても働きやすい仕事のひとつと言え24時間開いている店舗も多いことから、自分のシフトに合わせて働ける場所を選びやすいということも特徴のひとつと言えます。
工場勤務などの製造業
介護職は同じことを何度も繰り返す認知症の方の対応や、おむつ交換などコツコツと忍耐強くする仕事でもあります。
コツコツと働く工場などの製造ラインの仕事も介護職には適した仕事かもしれません。大きな工場などでは夜間でも工場が稼働していることも多く、時間に関係なく働くことが出来る代表的な仕事と言えます。
クラウドソーシングで稼ぐ
クラウドソーシングサービスを利用して稼いでいる介護職の方も多くいらっしゃいます。
ライティングスキルやデザインスキル等を活かして稼いでいる方もいますし、簡単なアンケートに答えるだけのお仕事もあります。
介護士としての専門知識や仕事の経験が活かせる仕事もあるので、クラウドソーシング系のサイトに登録しておくのも良いでしょう。
代表的な物としては、クラウドワークスが有名でしょう。
介護系の知識を活かした仕事もたくさんありましたので、クラウドソーシングに興味のある方はまず初めに利用してみると良いかと思います。
(番外編)夜のお仕事
介護職として働く女性の中には、副業として夜のお仕事に就いている人もいるという話しを聞くこともあります。
介護もサービス業のひとつであり、相手に対して奉仕をするという点では夜のお仕事にも共通した点があるのでしょうか!?
(参考)https://www.sankeibiz.jp/econome/news/160717/ecd1607171714001-n1.htm
副業をする場合の注意点
介護職が副業をする場合には、どのような点に注意が必要となるでしょうか。
働きすぎて身体を壊さないように注意する
今まで多くの会社で副業が認められなかった大きな理由は、従業員の体調面への配慮がひとつの理由と言われます。
休日は身体を休めるためにあるものでもあるので、副業をすることで働きすぎて体調を壊すことがないように自己管理が必要です。
本業の業務に迷惑がかからないような働き方をする
副業で夜中まで働いたことで、遅刻してしまったなど本業に迷惑をかけてしまうことが無いように注意をしなくてはいけません。
本業で固定的な収入があってこその副業です。くれぐれも社会人として、本業に迷惑をかけないような働き方をしなくてはいけません。
就業規則を確認し、報告が必要な場合には会社に報告する
就業規則で副業が認められていない会社もない訳ではありません。
また副業が認められていたとしても、報告をする必要がある場合もあります。
副業をすることで収入が上がると、税金が上がることもあるので会社の事務部門では把握できてしまう場合もあります。
介護士に限らず副業は一般的になってきている
働き方改革などから、働き方も多様性を増しています。
介護業界においても、ワークライフバランスや生産性向上などを求められており、今後は残業の抑制や休みの増加などが起こることも予測されます。
働くことに対する意識は人それぞれで「長時間働いても良いから給料がたくさん欲しい」人もいれば「給料はそれなりでも良いから休みが欲しい」という人もいます。
最近では休みや仕事以外の時間に副業をすることについても、個人の自由に委ねられてきています。今後はもっと副業が一般的になってくるとも言われており、介護職もその能力を活かした副業を始めることが普通になってくるかもしれません。