転職時、面接などで給与や勤務時間といった条件を交渉する場面があります。
その企業の面接室などで行われたときは特に会社内で言われたことだから真実だろうと思われますが、対応するのは人間です。
嘘、とまではいわずとも、その場しのぎの発言や上司や会社と確認の取れていない事柄も含まれます。
面接の時に面接官を信じない、というのはなかなか難しいことですが、それができないと私の二の舞になってしまいます。
私がどのようにして転職失敗したのか、その経緯をご紹介しましょう。
交渉で年収アップに成功!したはずの転職
調剤薬局勤務の私は、常々給与や休日について不満を持っていました。
新卒で入った際にはそのようなものだと特に疑問に思っていなかったのですが、同じく新卒で調剤薬局に就職した同級生の話を聞く中で自分の勤務先に不満を持つようになっていました。
仕事内容については大きな不満はなかったので、経験を生かすという意味から、そして年収アップしやすいという面からも考え、同じ調剤薬局への転職を検討するようになりました。
新卒で入社して3年たとうとしていたので、退職金を手にできるくらい就業していた、というのも気持ちの上での大きな後押しになりました。
転職でできるだけ年収を上げたいと思った私は面接にまで進んだ際に思い切って面接官に事前に提示されたよりも年収を挙げてもらえるかの交渉を行いました。
転職先は現在の職場より残業が少し多くなりそうなこと、3年の調剤薬局薬剤師経験があり、即戦力となることを根拠に要求したところ、口頭でしたが、年収をあげてもらえる、という言葉をもらい、安心して内定をもらうことにしました。
しかし後日分かったことですが、あくまでも口頭での約束であり、実際には年収に反映されていませんでした。
調べてみてわかったのですが、年収などの交渉を行った際には書面などでもらわないと確約されたと思ってはいけないことでした。
口頭での約束はしない、書面で確認
書面での回答を要求しなかった私が悪いといえば悪いですが、その後私はその会社に転職したものの、その時の不信感は残っています。
給与明細が来るたびにその金額とともにその時の不信感を思い出し、あまりいい気分ではありません。
気持ちよく仕事を続けるためにも、会社とのやり取りはできるだけ書面で確実に残しましょう。
面接官も人間です。
忘れることもついその場しのぎの発言をしてしまう時もあります。自分のためにも確実に同意の証拠をもらうようにしましょう。