電気・電子・半導体系の技術職におすすめの転職エージェント・サイトは?技術者が転職に失敗しないポイントも!

技術者(電気・電子・半導体)向けの転職エージェント・サイトや昨今の転職トレンドについてご紹介します。

政府の国家戦略として半導体分野における経済的事項における強化や社会的な部分の強化としてカーボンニュートラルやDXへの取り組み等が盛んになることが間違いないことから半導体分野の需要は大きく増し、それに伴い転職マーケットも活況(採用需要増)になることは間違いないのではないかと考えられています。

また、IoTや自動化などの新分野も出て来ていることからそれに伴う、電子部品、装置の需要も高く、コロナ禍を含めた社会情勢に伴うイレギュラーは発生したものの、各企業の新規開発も進んでいることから採用に関しての意欲も高い状態になっていくことが想定されています。

このように電気・電子・半導体系におけるエンジニア・技術職の転職マーケットは転職者有利な状況となっており、希望を叶える、あるいは悩みを解消するための転職が実現しやすい状況と言えます。

ただ、転職にあたっては、単なるスキルマッチ、条件マッチを軸とした求人選びをするのではなく、しっかりと当該企業の内部の状況なども見極めて選定していくのがよろしいかと思います。

そのため、利用する転職サービスなんかもそうしたところまでフォローしてくれるケースが多いところを利用した方が良いかと考えています。

このページでは、そうした部分にフォーカスして転職エージェントサービスを紹介したり、転職活動時におけるポイントだったりを紹介していきたいと思います。

目次

電気・電子・半導体系エンジニアにおすすめの転職サイト・エージェント

まずは転職エージェントや転職サイトに関する情報を見ていきましょう。

電気・電子・半導体系技術者のフィールドに明るいエージェントさんというのはそこまで数は多くは無い状況ですが、だからこそ利用するサービスはしっかり選びましょう。

メイテックネクスト:電気・電子・半導体技術者の転職支援に定評があるエージェント

メイテックネクスト

製造業勤務のエンジニア・技術職の方にとてもおすすめのエージェントで、単に条件にマッチする求人が案内してもらえるだけでなく、しっかり企業の内情まで含めた情報収集が出来るのが良い点です。

技術者・エンジニア(製造業)の転職に強く、担当してくれるエージェントさんもしっかり知識がある人なので、専門的な話が通じないということも無いため安心して利用ができます。

技術的な視点を伴ったキャリア相談や転職先の相談ができるのはとてもありがたいところですが、それ以上に企業の内情に関するところまでリサーチしてくれていることが多いので、実際に入社したらどんな環境か、人間関係や風通しは良さそうかなど細かい情報もあるのは助かると思いました。

企業の情報をしっかり把握してくれているので、面接に関する情報などもしっかりしていて役立ちます。

求人の傾向としては、中小から大手まで幅広くあり、特に中小企業ゾーンは結構大手のエージェントが無いところもあった印象です。
また、先端技術系を含むベンチャーの求人も意外と多いので、そっち方面に興味のある方にもマッチします。

メイテックネクストにしかない非公開求人も多数保有しているので、電気系・電子系・半導体系のエンジニアの方はとりあえず登録しておきたいところです。

メイテックネクストはこんな方におすすめ

  • 電気・電子・半導体系の技術者として転職を考えている方
  • 専門知識をしっかり把握しているエージェントを利用したい方
  • 書類選考対策や面接対策、条件交渉などが苦手でエージェントさんからアドバイスをもらいたい方
  • 企業の内情までしっかり把握してミスマッチを減らしたい方
  • 先端技術領域やイノベーション領域に興味を持エンジニアにも合います
  • エンジニア・技術者として働きたいけど別分野にも興味がある方

リクルートエージェント:総合型の転職エージェントだが電気・電子・半導体領域の求人数はかなり多い

エンジニアもリクルートエージェントで転職
リクルートエージェントより画像引用

転職・採用関連事業を行う企業の中での最大手であり、日本で最も求人を保有していると言っても過言ではないでしょう。
非公開求人も合わせると20万件以上あるそうです。

電気・電子・半導体などの領域に力を入れているわけではないのですが、この領域の技術者向け求人保有数はトップクラスです。

企業が採用活動を始める際にまず初めに思い浮かべるのがリクルートであることから、取り扱い求人数は必然的にトップクラスとなるでしょう。

なので、すごくおすすめのエージェントであるというよりも、転職先候補の選択肢を増やすという意味でも登録しておいた方がよさそうだというのが率直な意見です。

エージェント担当者さんのレベル感に関しては、正直人数が多すぎて一概に言えない部分も有りますが、一般的なエージェントとしては十分かなと思うものの、専門領域に強い方はそこまで多くないのかなとも思いました。

ただ、それ以外の部分で良い面があり、転職者数がかなり多いので、対象企業全体の内部情報や面接傾向などの情報はかなり多いです(専門職種領域に限定してもそれなりです)。

なので、キャリア相談向きというよりは、転職活動を進めるうえで内定を得るために必要な情報の取得や求人網羅度等の観点でおすすめです。

リクルートエージェントはこんな方におすすめ

  • 選択肢を増やしたい(求人をたくさん見たい)方
  • 過去の面接情報などの選考情報などを取得したい方
  • 待遇交渉などが苦手な方

マイナビメーカーAGENT:20代や30代若手技術者向け転職エージェント

マイナビメーカーAGENT

若手技術者向けの転職エージェントです。
エージェント自身が対象を絞っているわけではありませんが、概ね20代前半から後半あるいは30代位前半までの人が利用するサービスと言えるでしょう。

求人のタイプとして、就職してから数年経って次のキャリアを考えたいなと思ったようなタイミングを対象としたものが多い他、エージェント側もそうした人を対象としたサポート体制の強化が多くなっており、初めて転職するにあたってのフォロー(書類の書き方や面接対策等)に厚みを持たせており、転職経験が無くて不安という方が安心して利用できるように設計されている印象です。

元々新卒就職事業に力を入れていることもあり、若手ゾーンの転職やキャリア相談が得意なエージェントさんなんだなという印象です。

若手向けだからといって担当してくれるエージェントのレベルが低いわけではなく、電気・電子系職種に関する必要知識はしっかり押さえていますし、仕事内容や求人先企業の特性もしっかり押さえているから次のキャリアを模索している方に良いです。

マイナビメーカーAGENTはこんな方におすすめ

  • 技術者として次のキャリアを模索中の若手エンジニア
  • 転職活動そのものに不安があり、しっかりとサポートをしてもらいたい方
  • 日々忙しいからいろいろサポートしてもらいたい方

JACリクルートメント:大手やグローバル企業志向の電気・電子・半導体技術者向けの転職エージェント

JACリクルートメント

ベンチャーから大手まで様々な求人を保有していますが、特徴としては大手・外資を含めたグローバル企業クラスの大きな企業への転職に強みがあるという部分かと思います。

全職種でのアンケートになりますが、他では紹介されなかったグローバル企業、日系・外資大手企業の求人もあったという声が頂けることから、そうした領域の求人も数多く保有していると考えられ、大手志向の電気・電子系技術者の方にもおすすめできる転職エージェントであると考えます。

英語力を活かしたいといったケースでの利用も良いでしょう。

その他の特徴としては、技術者・エンジニア職の方はあまり希望されませんが、管理職ポジションの求人も多数保有していることから、現場職ではなく管理職としての転職を検討している(もしくは管理職になるために転職を検討しているエンジニア)の方にもマッチするエージェントです。

担当してくれるエージェントさん自体の質も高いので、技術者としてあるいは管理職としてのキャリア相談力も高いので問題ありません。

電気・電子・半導体系エンジニアは現場技術者の数も足りていませんが、一方で管理職が出来る方も足りていない状況ですので、どちらのケースであっても希望する転職先は見つけやすいかと思います。

そうした状況において、大手志向あるいは外資・グローバル企業志向のケースではとても良いエージェントではないでしょうか。

JACリクルートメントはこんな方におすすめ

  • 一つ上のクラスの転職をしたい電気・電子・半導体系の技術者の方
  • 大手企業あるいはグローバル企業などの規模の大きな会社への転職をメインに考えている技術者の方
  • 管理職として転職を検討している方

doda:総合型エージェントだが電子・半導体系エンジニアの求人も多く取り扱い対応が丁寧

doda

大手ということもあり、電気・電子・半導体領域の求人数が非常に多く、技術者転職支援実績もそれなりに多くあり、対応に関しての評判も良い傾向にあります。

総合型の転職エージェントですが、モノづくり系エンジニアの転職に明るいキャリアアドバイザーも一定数在籍しており、業界知識やキャリアパスなどの知識も備えているため、転職相談をするにも良いです。

また、これまでの技術者としての経験を活かして少し違った領域へチャレンジしたいといった希望をお持ちのケースでは、dodaは総合型のエージェントとして幅広い転職先候補とこれまでの各種転職事例などから的確なアドバイスや提案をもらうことができるでしょう。

一般的な転職活動における支援に関するサポートがしっかりしていますし、同社が行うそういったセミナーなども勉強になるので、キャリアという視点だけでなく、純粋に転職活動に不安があるというケースにおけるサポートも期待できるため、おすすめできます。

dodaはこんな技術者の方におすすめ

  • 20代・30代の若手から中堅の方で転職活動(面接や書類作成・各種交渉)に不安がある方
  • 広い視点(業界・業種・職種)で転職活動を行いたい方

どの転職エージェントに登録するか迷ったら<電気・電子・半導体エンジニア>

エンジニア(電気・電子系・半導体)向けの転職エージェントをいくつか紹介しましたが、どこに登録しようか迷ったという方もいるかもしれません。

そうした場合はメイテックネクストにまずは登録しておきましょう。

どこに登録するか迷ったというケースでは、恐らく転職における希望がハッキリしていなかったり、キャリアビジョンが明確に描けていなかったりするケースが多いかと思いますので、そのようなケースでは電気・電子・半導体系の技術者のキャリアや転職先に精通していて、キャリアカウンセリングなどのサポートがしっかりしている同社を最初に利用することで、頭の整理もできてスッキリできるかと思います。

もちろん専門職領域における求人の量・幅・質も高いものがあるので、上記以外のケースでもおすすめできると言えます。

なお、転職希望先の中心が大手あるいは外資であるというケースではJACを登録しておきましょう。グローバル企業も含めた大手企業はJACも合わせてみることで求人の網羅度が高まると言えます。

電気・半導体・電子系技術者の転職マーケットは売り手市場だが実力重視の傾向に

転職市場は売り手市場が続いています。
コロナ禍の一時を除いては基本的に採用したくても出来ない企業が多い傾向が続いています。

冒頭に記載した通り、社会的あるいは経済的事情から半導体並びに電気・電子関連の需要が高まっているので、必然的に技術者も必要とされ、求人はそれなりに多い状況です。

特にここ最近はDXという言葉が取りざたされる機会が増えたことからもわかる通り、DX系求人が増えています。

過去の転職マーケットとの大きな違いとしては、「面接のオンライン化」「就業のオンライン化対応」「ジョブ型雇用の一般化」から来る採用活動と入社後の処遇の企業間差があげられます。

これらの要素により離職が増えた企業、減った企業などがあり、昔と比べると企業選びがやや複雑になってきている側面もあります。

採用活動のオンライン化対応について

コロナ禍で一つ浮き彫りになったのが、その状況に対する企業側の対応の差です。

採用活動もその中の一つになりますが、面接も含めた採用活動をオンライン対応できない(もしくは精神論等に基づいてできなかった等含)企業はより一層採用市場で人気がなくなりました。

一方で、1次面接から最終面接まで全てオンラインで行い一部現場見学などをタイミングを見てリアルで行うといった風に早々に対応してきた企業は比較すると求職者確保(面接まで)はそうしたところと比べると出来ている傾向です。

また、面接がオンライン化されていない(できていない)企業は入社後もアナログ・レガシーといった印象を持たれやすく敬遠されやすい傾向にあります。

しかし注意しないといけないのが、面接がオンラインじゃない企業が必ずしも働きにくいわけではないので、見極めは重要です。
あくまでイメージからそうした印象を持ちやすいということなので、求職者側としては総合的・俯瞰的に情報を判断して企業の内情まで含めた判断が必要となります。

採用する側もどういった人間が欲しいのかを意識して採用フローを設計しているので、採用フローの簡易差と入社後の融通のききさがリンクしないこともあります。

こうしたこともあり、エージェント等に実際のところ働きやすいのか?といったところから意見をもらうのが重要となってきている側面も多少あります。

就業環境の対応差による離職率の増減

採用難が続いているので企業としては離職者は減らしたいところですが、コロナ禍対応は企業間で大きく差が出ているので、そうしたところから自社への不信へとつながり、転職者が増える企業も一定数有ります。

現場に出ないといけない人が多い技術者であっても働き方を工夫することは可能であり、またそうした対応をしてくれようとする企業なのかどうかといったところで従業員各人のモチベーションのUP・downに繋がる傾向はあり、そこからの離職というものは増えた傾向です。

あなた自身も転職するのであればキャリアという視点に加えて従業員のことを考えた環境整備を行ってくれるところへ転職したいと思うでしょうから情報の取得はしっかり行うことをおすすめします。

個人の専門性の高さが重要な時代に

技術者の場合元々「技術職」として専門職として働くことが一般的なので、総合職の方のように様々な仕事をさせられるというケースは少なかったかと思いますが、今後は職種に関わらず専門性がより一層重要となってきます。

ジョブ型雇用へのシフトというのも多少あるのですが、技術者の場合で見てみると、電気や機械系のエンジニアのフィールドの場合、いわゆるものづくりに関する部分だけでなく、例えば制御や組み込み等の知識を持って分野を横断的に見ることができるようになるとより一層需要が高くなります。現在の製品等の特長からこの領域まで含めて見られる必要もあるからです。

こうした事柄において自己研鑽も大事ではありますが、どうせならスキルアップが叶う職場で働くことが最も効率的と言えるでしょう。

そのため、うまくエージェントを活用して必要な情報を取得し、効率的かつ効果的な転職活動を行いましょう。

未経験のエンジニア・技術者(電気・電子・半導体系)の転職も可能な市況

アウトソーシング系の企業が中心となりますが、20代や30代前半までの未経験の方を対象とした採用というものも増えてきています。

育成環境が整っているアウトソーシング企業はかなり増えており、短期間で一定以上のスキルが身につく環境で経験が積むことも可能になってきていることから、これから技術者としてキャリアを積んでいきたい人にも良い市況と言えるでしょう。

技術者の工場マネジメント職需要の増加と地方への転職について

地方での採用需要がかなり高まっており、特に工場など現場の管理職は大きく不足しており、高齢化も進んでいることから採用に力を入れている地方企業が増えています。

管理職ではなく技術者として現場で働きたいという方は多い状況ではありますが、こうした地方の管理職として働くメリットとしては、マッタリ働ける環境が多いことがあげられるでしょう。

エンジニアに限らず、都心部などよりも地方の方が残業が少なく、給与も悪くない水準であることから生活自体は充実しているという方はかなり多いです。

30代中盤から後半の管理職を求める企業は多いのですが、40代以上から50代の転職も可能な傾向もあるので、選択肢の一つとして地方での管理職というところも考えてみても良いかもしれません。

初めて転職エージェントを利用するから簡単に利用の流れを教えて欲しい

転職したことが無いという方も結構多く、エージェントって登録するとどんな感じで進んでいくの?と思っている方も多かったことから、簡単に利用した際の流れを説明させていただきます。

ただ、会社ごとで若干流れは変わるのと、あなたの状況に応じても変わるので、参考程度にご覧ください。

  1. まずは登録
    →「無料転職支援サービスの登録はこちら」とかなっていると思うので、そこをクリックして必要事項を入力しましょう。なぜ無料で利用できるのかはご存じの通り採用する側がお金を払うからです。
  2. エージェントさんとの転職面談の日程調整
    →登録が完了するとメールが来ます。まずは一度面談しましょう、といった内容のメールが届きますので、必要事項を記載して返信しましょう。なお、面談と言っても面接では無いので構える必要はありません。また、最近はオンラインや電話が主流なので気は楽です。
  3. 面談実施
    →エージェントさんと面談を行います。軽い世間話見たいなことをしながらなぜ転職したいのか?やこれまでどんなことをしてきたのかなどを聞かれます。ここでの注意点は嘘をつかない方が良いことです。エージェントさんは面接官ではありませんので、正直に何が不満で転職するのか、何が得たくて転職するのか回答しましょう。そして、その結果、あなたが無理難題(到底実現不可能なこと)を言っているのであればそれを指摘してくれますし、逆にもっと良い条件で働ける等があればそれも教えてくれます。良くも悪くも現実が知れます。
  4. 求人案内
    →希望条件などを加味して求人の紹介をしてくれます。いろいろ教えてくれますが、いろいろ聞くこともできます。また、意に介さない求人等も混ぜ込んでくることもあり、なぜこの求人を紹介してくれたのか質問したところ、私と同じような悩みを抱えた方が〇〇に転職して〇〇をしていて、△△という感想を持っていることから、〇〇さんにもそうした選択肢があるのではと思い紹介しました、というところで思っていなかった提案を受けることも有ります。参考になります。
  5. 応募と職歴書対策
    →実際に応募したい企業が出てきた際は応募手続きに入っていきます。その際に必要なのが、職歴書などの応募書類となります。メイテックネクスト等を利用すれば技術者としてどういった書類を作ればよいか、また希望の求人先はどういった傾向のものを好むのかなども把握しているので、通過確率が高まるように必要に応じて対処してくれます。
  6. 面接と面接前の対策
    →面接に関する情報は非常に参考になります。よく聞かれる質問、過去にされた質問、どういった傾向の人を好むのか、面接官はどういった人なのか等の情報が事前に知れるので、対策を講じやすい他、安心して面接に臨めるようになります。エージェントさんによりますが本当に面接が苦手であれば想定問答等もやってくれることもあります。
  7. 内定・入社
    →面接を突破したら内定と条件通知書がもらえます。ここでチェックしたいのが、給与・福利厚生等の各種条件が思っていたものと相違が無いかどうか、入社時期の調整は可能かなどとなりますが、間にエージェントが入っているので疑問点等も確認がしやすいです。問題が無ければ入社承諾書などを提出しましょう。

おおまかな流れとなりますが、登録すると上記のように進んでいきます。

転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントの利用をおすすめしていますが、絶対的に良いと言っているわけではなく、有効活用しましょうという意味でおすすめしています。

そのため、利用に際しては注意点が無いわけではありません。

  • 担当者との性格不一致
    →個人的に過去にエージェントを利用した際に担当の方には申し訳ないのですが、すごいポジティブな性格な方が担当となり、どちらかというと根暗な自分にとっては離していて苦痛(疲れる)という事態に陥りました。そういった相性の問題は割と起こります。ただ、担当者を変えてもらうことは可能で、本人に直接言わなくても、サポートセンターとかに言えば変えてくれることはあります。その際に、相手が悪いというわけではなく、ちょっと性格上合わないと言っておいた方が次の方とのミスマッチは防げます。
  • エージェントさんのやる気が無い、質が低い
    →これが一番最悪のケースです。エージェントさん自身もキャリアに悩むことは多々あり、また、激務な環境であることが多いので転職を考えている人も少なくないのですが、そういった様々な理由からやる気がなくなってしまっている担当者さんも稀にいます。だいたい話していてやる気ない人ってのはわかりますので、このようなケースでは変えてもらいましょう。また、明らかにレベルが低い担当者というのも存在しています。このようなレベルの低い方が担当になると百害あって一利なしなので、同様に変えてもらいましょう。最初の面談時に明らかにおかしいとわかります。
  • 相手は営業マンとして数字目標を持っていることを知っておく
    →あなたは転職サービスを無料で使えていますが、それは採用する企業側がお金を払ってくれるからです。そして、採用する企業側は成功報酬でお金を支払うので、エージェントさんは採用を実現させないとお金がもらえません。こうしたことから、エージェントさん自身が担当している企業へ入社しやすくなるように誘導しようとする方もいらっしゃいます。あなたの希望を無視してそのようなことをする方はほとんどいませんが、多少寄せてくる人はいるので、自分の意思はしっかりハッキリと伝えるようにしましょう。なお、こう書くとみんな寄せてくるように見えるかもしれませんが、基本的にそのようなことは無いので安心してください。

電気・電子・半導体系エンジニアの応募書類について

エンジニアの職務経歴書の書き方は一般的な職種と異なる傾向にあり、具体的にどういった技術を持っていてどういったことができるのか、スキルが一覧でわかりやすくなっていると望ましいケースもあります。

転職エージェントに登録することで、こうした細かい情報(職種ごとだけでなく企業別に対策等)をもらえるので書類作成に自信がない方などはエージェントの利用をしてください。

当ページでもエンジニア向けの書類作成補助情報は掲載しておりますので参考に出来る部分は参考にしていただければと思います。

応募書類作成情報について

面接が苦手な方こそエージェント利用がおすすめ

面接が苦手あるいはそう思い込んでいるエンジニアの方は多いのですが、ちょっとしたコツやポイントを掴むだけで面接がうまく運ぶようになるケースも多いです。

エンジニアの方の場合、単に人前でしゃべりなれていないだけというケースも多く、情報をまとめる能力・伝達能力などは本来高いというケースが圧倒的に多いので、基本的な事項についておさえるだけで問題無いケースが多いです。

このあたりもエージェントさんに対策してもらえるので頼るといいのですが、面接はご自身が受けるものなので、ご自身でもいろいろ対策したいという方も多いため、そういった方は以下のページをご参考ください。

エンジニアの面接対策についての記事一覧

電気・電子・半導体技術者として転職・就業している方の各種調査データ

電気・電子・半導体エンジニアとして働いている方々がどういった志向性なのか、どういった条件で働いているのかといった各種データが厚生労働省の職場提供情報サイト※1、2、3(https://shigoto.mhlw.go.jp/)に公開されているため、そちらのデータを引用・加工しながらデータや転職に関して考察していきたいと思います。

なお、現実的には各フィールド明確に区分できないこともありますので難しいところもあるのですが、厚生労働省のデータで分類されているものを加工してみていきます。実際のデータは参考文献欄よりURL先をご確認ください。

電気・電子エンジニア(電気・電子・電気通信開発技術者(通信ネットワークを除く)、電気・電子・電気通信製造技術者(通信ネットワーク・電気工事技術者を除く))

まずは電気・電子系の技術者のデータについて見ていきたいと思います。

就業者データ(電気・電子エンジニア)

電気技術者・電子技術者の就業者データに関して、国勢調査(令和2年度)と賃金構造基本統計調査の結果を加工して作られた情報を参照してみていきたいと思います。
※データの切り分け上半導体エンジニアも書きデータの中に含まれています。

就業者数 305,190人
労働時間平均(全国) 165時間
平均年収(全国) 611.1万円
平均年齢 42歳
有効求人倍率(ハローワーク令和3年度参照数値) 1.97倍

平均年収が比較的高い職種であることが分かる他、有効求人倍率も高いことがわかります。
令和3年度の求人倍率なので、求人数が激減していたコロナ禍の時の数値であるにもかかわらず、非常に高い倍率となっています。
現在時点ではもう少し求人倍率は高くなっていると感じます。

基本的に慢性的な人手不足であり、転職がしやすいフィールドです。各社採用に苦戦していることから可能な限り待遇は良いものを提示する傾向にあると感じます。

なお、労働条件の特徴として、ほとんどが正社員であるという記載があります。また、点検・保守・修理など24時間何かしら対応が必要になるケースもあるため、シフト制を取っているケースが多いのが特徴の一つと言えるかと思います。

学歴は関係してくるか(電気・電子エンジニア)

電気・電子エンジニアの学歴データ

電気・電子などに係わる専門領域の勉強をしてきた方がエンジニアとして就業するケースが大半なので、理工系の大学・大学院卒が多い他、理工系専門学校や工業高校卒の方も一定数いらっしゃるかと存じます。

このあたりは同じエンジニアといっても現場系なのかなどでも変わってくるため一概に言えませんが、理工系を先行していれば活躍できる幅は広い領域であると言えそうです。

先程の厚生労働省のデータ(※1)を見ても高卒で就労していると思われる方のデータも非常に多くなっています。

学歴 割合
高卒未満 4.900%

高卒

65.900%
専門学校卒 31.700%

短大卒

4.900%
高専卒 22.000%

大卒

34.100%
修士課程卒 9.800%

博士課程卒

2.400%
不明 4.900%

価値観や志向性

価値観や志向性のデータも公表されており、以下数値を見ると、専門性を感じやすい一方で、社会貢献性はあまり感じられていない結果が出ています。
自分自身に専門性をつけることに喜びややりがいを見いだせるケースではマッチする職業であると言えるでしょう。
一方で、人から感謝されたい等の感覚が強い傾向の人は合わない可能性があるかもしれません。

達成感 3.5
自律性 3.3
社会的認知・地位 3
良好な対人関係 3
労働条件(雇用や報酬の安定性) 3
労働安全衛生 3.0
組織的な支援体制 3.0
専門性 3.5
奉仕・社会貢献 2.8
私生活との両立 3.0

半導体エンジニア

半導体エンジニアといっても広いですが、製造工程の設計から開発、評価を行うプロセスエンジニアが対象となっている数値データとなります。
設計エンジニアに関しては、機械設計エンジニアにおすすめの転職エージェントのページで見ておりますのでご参考ください。

就労者のデータ(半導体エンジニア)

これはデータの切り分け上で、電気・電子・半導体などの領域のエンジニアのデータが一緒くたにまとめられている関係から電子・電気エンジニアと同じものが表記されています。

データには表れていないところでの情報と考察を追記させて頂くと、勤務先としては半導体メーカーであるケースが多いのですが、工場勤務が多く、地方や郊外に立地しているケースが多いことから、都心部のみではないというところが特徴です。

また、男性中心の職場であると思われる節もあるのですが、その一方で女性の就業者が増加しているとの記載もあります。女性の活躍推進が課題となる企業が多く、特に技術系職種ではまだ女性が少ないことを考えると、今後の伸びにも期待したいところです。就業のしやすさ(女性目線での)等が課題になってくるところもありますが、そのあたりの整備が進められているものと考えられます。

就業者数 305,190人
労働時間平均(全国) 165時間
平均年収(全国) 611.1万円
平均年齢 42歳
有効求人倍率(ハローワーク令和3年度参照数値) 1.97倍

学歴(半導体エンジニア)

大卒・大学院卒が多い傾向ですが、高専卒も多く、専攻としては機械系・電気系・電子系学部卒が多い傾向のようです。
新卒での就職にあたっては、こうした学部である傾向にある他、化学や物理の先行で入社される方もいらっしゃいます。
新しい電子デバイスの集積技術や制御・計測に関するハードウェア技術など各種応用論点などに対する技術知見があると就職しやすくなるかと思います。

学歴 割合
高卒未満 0.000%

高卒

16.100%
専門学校卒 7.100%

短大卒

1.800%
高専卒 14.300%

大卒

57.100%
修士課程卒 41.100%

博士課程卒

14.300%
不明 5.400%

転職エージェントの選定基準・掲載根拠について

本ページでは電気・電子・半導体系のエンジニアにおすすめの転職エージェントをご紹介させていただきましたが、そもそもどういった基準で業者を選んでいるのかという基準やレビューの根拠については主に以下を基準としています。

  • 求人数の豊富さ
  • 専門領域に関する知見の有無
  • 口コミ・評判

求人に関する指標について

転職を実現させるための要素として最も重要であると考えられるのが求人数であると言えます
口コミなどでも紹介された求人の数に関する事項に言及されたものは多い傾向ですが、最終的に希望する求人とマッチングできるかどうかが求人数に関わってくる傾向にあり、エージェントさんの対応は熱心で良かったが求人数が少なく、、、といった口コミが多いことや、逆にエージェントさんの対応は普通だったが良い求人を保有しており、結果的に転職が実現できたといったニュアンスの事例は多い傾向にあると感じます。

結局のところ求人を保有しているかどうかがとても重要となってくるので、求人の数はある程度以上保有しているという点は重要視しています。

なお、あなた自身にマッチする求人をピンポイントでしっかりと選定して紹介してくれるかどうかは担当してくれるエージェントさん自身の腕によるところによりますので、大量の求人を送り付けてくるだけのタイプのエージェントをご案内する際はその旨も記載しております。

専門領域に関する知見の有無について

専門領域(電子・電気・半導体業界やエンジニア職等)に詳しいかどうかということは、転職理由によっては非常に重要な指標となってきます。

キャリアパスまで含めた転職相談がしたいといったケースではそもそも業界・職種に精通していないとアドバイスが難しいという理由があります。
また、職種に対する理解があるかどうかでミスマッチの度合いも変わってくるため、このあたりも掲載あるいは評価するにあたって重要視しています。

ただ、それとは逆に、ある程度キャリアの方向性は固まっているからそこの情報というよりはたくさん求人を見たい、求人企業の内部情報について詳しく知りたいなど、人によって要望が異なる部分でもあるので、必ずしも専門領域に詳しいことが良いとしているわけではありません。

そのため、専門領域に詳しいわけでは無いが、当該領域の求人を保有しているというエージェントの情報も掲載しています。

なお、精通度等に関しては該当箇所で所感も記載しておりますので、そちらで詳細はご覧ください。

口コミ・評判・実体験

当サイトの口コミ投稿フォームから寄せられた情報はもちろん、Google、Twitterなど各種SNSなどの評判も重要視しています。

実際に転職サービスを利用した方の生の声や実体験に基づく批評は非常に重要であると考えていますので、こちらの情報は重要視しています。

また、個人的に過去人材紹介会社で勤務していた際の経験などもありますし、現在進行形でエージェント会社に勤務する方の経験・声なども参考にして掲載を行っています。

参考文献

電気・電子・半導体系エンジニアの転職エージェント情報まとめ

電気・電子・半導体系技術者の転職市況やエージェントに関する情報についてご案内させていただきました。

メイテックネクストなどいくつか技術者向けのエージェントを紹介しましたが、このページ以外にも多数エージェントは存在しています。

複数登録するのは面倒ではある一方で、無料で利用できるので片っ端から登録してみるというのも有りです。

使えるものは何でも有効活用し、転職成功へと進んで頂ければと思います。