2023年も4月となり、あっという間に3ヵ月が過ぎ去りましたが、介護業界の転職市場は依然として多数の求人募集があり、転職がしやすい状況です。
ただ、転職先の介護施設ごとで待遇や働きやすさに差があるケースもあるため、転職がしやすい状況とはいっても楽に良いところへ転職できるというワケではなく、各職場の内情も含めた状況の見極めなども必要となってきます。こうした情報を自分で取得するのは難しいため、転職エージェントの利用を検討される方が一定数いるのですが、どのようなサービスを利用するのがいいのか迷う方も多くなっています。
そのため、このページでは現在介護業界で働いている方はもちろんこれから介護業界で働こうかどうか迷っている方に向けて、介護職の転職でおすすめの転職サイト・転職エージェントの紹介をしていきたいと思います。
転職にあたっては、各介護施設の状況・内情、対応まで含めた情報収集がしたいという方は多いですが、ご自身で情報取得するのは難しいので極力エージェント会社等からしっかりとした情報を得て転職活動されることを推奨します。
また、現在抱える不安や悩み、あるいは希望などにより利用した方が良い転職エージェントは変わってくるので、ここでは各転職エージェント・サイトがどういった方におすすめなのか、その理由を説明しつつ、転職先選びのポイント等も紹介していきます。
- 1 介護職におすすめの転職サイト・転職エージェント
- 2 どこの介護転職サイト・エージェントを使うか迷ったら
- 3 転職エージェントの選定基準について
- 4 エージェントだけに頼らない!介護職が転職成功に向けて注意すべきポイント
- 5 未経験・無資格で介護業界へ転職できる?エージェント活用が無難?
- 6 介護職はハローワークを利用して転職する方も多いがエージェントよりも情報が薄い
- 7 転職エージェントについて
- 8 転職エージェントのメリット、デメリット
- 9 介護職の転職エージェント・転職サイトの口コミや評判を掲載しているサイトはあてになるのか?
- 10 まずは行動してみる。転職活動の第一歩を踏み出そう
- 11 仕事が辛くて転職をした失敗談【介護の転職失敗談】:エージェントを利用すれば避けられた転職失敗?
- 12 介護の仕事が辛くて転職を考えているなら転職サイト・転職エージェントを有効活用しましょう
- 13 介護職として実際に転職エージェントを利用した方の評判や声
- 14 介護職の転職先ごとの転職情報
- 15 介護職として就業・転職する方の調査データ:どういったスキル・志向性の方が介護職に合うのか
- 16 介護の転職・求人情報
- 17 介護職の転職エージェント・サイトのまとめ
- 18 執筆・監修・運営者情報
介護職におすすめの転職サイト・転職エージェント
- たくさん求人が見たい
- 面接が不安だからしっかりアドバイスをしてもらいたい
- 初めての転職で何から手をつければいいのかわからない
- 職場の内情などの詳細な情報が欲しい
- 待遇や職場環境が良くなる転職先が知りたい
- 安心して利用できるキチンとしたエージェントを利用したい
など、人により転職エージェント・サイトに期待することはさまざまですが、そういった各人の希望や要望に合わせたおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
各介護施設の内情などの詳しい情報が欲しい介護士に合う転職エージェントの「きらケア介護求人」
介護職に特化した専門の転職アドバイザーがあなたの希望にマッチする求人先の提案をしてくれます。
大手人材会社が運営しているということもあり、求人数も豊富で転職実績も申し分ないことから、介護職の方が利用を検討した転職エージェントサービスの一つと言えます。
安心して利用できる
特徴として、アドバイザー満足度の高さ、サービスの質の高さが一定以上であることがあげられます。
同社の転職アドバイザーの対応満足度は非常に高く、介護職の転職サービスの口コミ総合評価1位(※1)を獲得しており、アドバイザーの対応面の満足度が高いことがわかることから、情報提供から転職サポートまで含めて質が高いことがうかがえます。また、加えて、厚生労働省の介護分野における適正な有料職業紹介事業者制度の認定を受けており、一定度以上の質の高さがあることがうかがえ、安心して利用できるエージェントであると言えるでしょう。
ただし、担当してくれる人によって対応の良し悪しや相性にバラつきがあり、評価が分かれるところもありますので、もし担当アドバイザーが合わないと感じたら担当者の変更も検討してみましょう。きらケアも含めて実際の利用者の声はある程度集計しておりますが、この担当者によって対応の質にバラつきが出るのはどのエージェントも共通なため、ある程度仕方がない部分と言えます。
内部の人間関係まで含めた情報提供力の高さ
介護職の方が転職する理由として「職場の人間関係の悪さ」をあげる方が最も多いのですが、きらケア介護求人では人間関係や介護施設の雰囲気等に関する内部の情報もしっかりとアドバイザーの方から聞くことができますので、そうしたところで悩み転職を検討されているケースでの利用ではマッチしやすいと言えます。各介護施設の良い情報だけでなく、離職率の高さなどの悪い情報も頂けるので、様々な側面で職場を判断していくことができます。
また、介護業界全般的に「待遇が悪い」という理由での転職希望者も多いのですが、きらケア介護求人では、人間関係などの内情だけでなく、お給料やお休みの頻度(有休消化率等)や残業状況などの働く環境・待遇に関しても良い情報だけでなく、懸念される情報もしっかり教えて頂けるので、リアルな情報をもとに転職先を決めていくことができ、ミスマッチが起きにくいのもポイントです。
国家資格者から介護職未経験者まで幅広い転職支援実績
年間80万人もの方が利用しており、そうした実際の実績に照らし合わせれば利用しておきたい介護専門転職エージェントだと言えるかと考えます。
また、介護福祉士など国家資格者のみならず、無資格者やこれから介護業界で初めて働くといった未経験者の転職支援もしっかり行っており、様々なネットワークがあるからこそ、実力のあるベテランから経験の浅い方まで含めた最適な転職支援ができる体制となっています。
求人数から判断してもおすすめできる
保有している求人数は非常に多く、10万以上の施設・求人からマッチする求人先を選定してご案内してくれます。
なお、参考までにサイト上の検索で確認できるものでも53,379件(2023年4月10日検索時)あり、求人を見ていくとラインナップが広いことが伺えましたので、様々な選択肢から転職先を検討していくことができると言えそうです。
東京・千葉・神奈川・埼玉などの首都圏のみならず、東海地方、九州、関西、北海道などの地方でのサポートも行っており、地方にお住いの方の利用にも適しています。
求人数だけでなく、転職活動のサポート体制もしっかりしているので、安心して転職活動したい方にもおすすめです。
- 転職先介護施設の人間関係や雰囲気など内情について詳しく知りたい介護職の方
- お給料UP等待遇面の改善をお考えの介護職の方
- 面接対策・面接同行・各種交渉など転職活動のサポート体制が整っているエージェントを利用したい介護職の方
運営企業名 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
サービス名 | きらケア介護求人 |
求人数 | 100,000万件以上(サイト上で確認できるのは53,379件) ※(サイト上に公開されている求人数はあくまで参考値) |
住所 | 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 ※首都圏のみならず全国各地の介護業界の転職支援を行っています。 |
転職サポートも丁寧でしっかりしているから面接等に不安がある方も安心。
どこの転職サイトに登録するか迷った際に初めに利用するのに良いでしょう。
ココカイゴ転職:相談力の高さと関西の求人数に定評がある傾向の介護職向け転職エージェント
比較的新しい介護職向けの転職エージェントで、関西方面での転職に強みがあります。
介護関連資格保有者がアドバイザー!相談や情報提供の質が高いという評判
単に求人依頼を受けるだけでなく、しっかりインタビューなどを行って各介護施設の独自インタビュー記事も多く載せているので、内情や雰囲気、待遇も含めて気になる求人先の細かい情報を知れる機会が多いのが良いポイントかと思います。
登録することでこうした情報が得られます。
また、担当してくれるエージェント担当者さんが皆さん介護関連資格をお持ちの方々なので、安心して相談できるのがとても良いです。
求人の数はやや少ないが関西方面に強い傾向の声
求人量が多いという声は少なく、サイト上にもそれほど多く掲載されているわけではありませんが、介護未経験の方から経験者の方まで利用可能です。
全国対応というわけではなく、一都三県(東京、千葉、埼玉、神奈川)と関西(大阪・京都・兵庫・奈良付近)地域にお住まいの方が対象(求人がそのあたりが中心)となっているので、そうしたこともあり、全体の求人数という点では少ないのですが、このエリアの方であればおすすめできると言えるでしょう。
特に関西エリアでの利用が多いように感じますし、そのあたりの求人が多いので、関西エリアで介護職としての転職をお考えの方におすすめできると考えます。
2023年4月10日の求人数を参考に分析すると、公開されている求人8,312件のうち3,056件が大阪・京都・兵庫の求人であり、関西主要地域だけで4割弱の求人であることから関西方面での転職では特に選択肢が多く良さそうであると考えます。
- 介護福祉士など何かしらの介護系資格を持っている方がエージェントとして担当してくれるから的確な相談が可能
- 単に求人の紹介を受けるだけでなくしっかり情報をもらって安心して転職活動したい方
- 大阪や京都・兵庫・奈良などの関西エリアで転職したい方
運営企業名 | 株式会社エングラム |
サービス名 | ココカイゴ転職 |
求人数 | 8,312件(参考) |
本社所在地 | 大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル 30F |
介護の仕事経験者や資格保持者が対応してくれるから未経験・ブランクのある介護士に合う転職エージェントのかいご畑
正社員だけでなく派遣・アルバイトの転職サポートにも強い評判が多い傾向です。
未経験者や介護職としてブランクのある方の転職支援に強い傾向
介護業界に特化した求人サイトで、正職員の求人はもちろん、派遣やパートなどの求人も豊富なので、結婚や出産などで一度離職し、ブランクがあって不安を感じている方やいきなり正職員として復帰するのはちょっと難しい、といった方の利用にも良いでしょう。
介護系資格を保有したアドバイザーがいるから安心して相談できる
転職アドバイザーとして担当してくれるコーディネーターの方は介護資格を保持しており、介護の仕事も熟知していることから、経験豊富なベテラン介護士から経験の浅い介護職員まで安心して転職相談をすることができのがポイントです。
介護資格取得サポートも
介護の資格をお持ちでない方向けの求人もたくさん保有しており、介護資格取得のためのサポート体制もあるので、経験の浅い方から経験豊富な方まで幅広い方の利用におすすめです。
- 正社員だけでなく派遣やパートでの勤務を考えている介護士の方
- ブランクがあり不安を感じている方
- 経験が浅く転職に不安を感じている方
運営企業名 | 株式会社ニッソーネット |
サービス名 | かいご畑 |
求人数 | 9,722件 ※2023年4月10日時点 |
住所 | 大阪本社:大阪市北区芝田1-4-14 芝田町ビル2F 東京本社:東京都新宿区西新宿1-13-12 西新宿昭和ビル3F |
ただし、求人数は大手の介護転職サイトと比べるとやや落ちるのでこちらだけでなく複数使うのがポイントです。
ホワイト介護施設への転職に強いエージェントの「しろくま介護ナビ(はあとふる介護ナビ)」
時間外労働が多かったり有休がとり難いと感じている介護職の方は多いことでしょう。
こちらの転職エージェントではそうした環境で苦しんでいる介護系の資格者に向けて、優良な職場の提案を行ってくれる転職エージェントです。
介護系資格を保有し適切なアドバイスが受けられる
介護系や看護系の資格(介護福祉士や初任者研修等)を何かしらお持ちの方が対象となるため、既に資格を保持して介護業界で働いている方が職場環境を良くするための転職をするうえではとても良いでしょう。
担当エージェントの方は熱心に親身に話を聞いてくれるので、相談という意味でも利用価値は高いです。
求人数が少ないのがネック
ただし、保有求人は少なく、また、取り扱いエリアが首都圏中心なので、利用者が限られるという問題はあります。そのため、首都圏にお住いの方で厳選して求人を見たい方が利用するのであれば良いかもしれません。
- 残業が少ない職場へと転職したい介護士の方
- 労働環境に悩んでいる介護士の方
- 介護系資格を何かしらお持ちの方
- 良い求人を厳選して紹介してもらいたい介護職の方
運営企業名 | 株式会社サクシード |
サービス名 | しろくま介護ナビ(はあとふる介護ナビ) |
求人数(参考) | 完全非公開 |
住所 | 東京都新宿区高田馬場1-4-15 大樹生命高田馬場ビル8F ※全国対応ですが首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・)の求人が多いです |
東証プライム上場の大手企業が運営する介護職向け転職サイトの「カイゴジョブ」
東京証券取引所プライム市場に上場する企業が運営していることもあり、安心して利用することができます。
介護業界の求人数は多い
求人数は公開されていませんが、数万件の求人を保有しており、選択肢は豊富であると考えられます。
運営歴も長く実績も豊富なので、既に登録されている方も多いかもしれませんが、情報精度はかなり高いので、転職エージェントではなく、自分で求人を探して応募したい方が利用するのにとても良いでしょう。
スカウトや直接応募も
直接オファーなどの機能もあるため、紹介された求人だけでなく、直接企業からのスカウトを受け取り、選考に進むことも可能です。
優良な求人先は一般には求人を公開しないで採用募集するケースも多いため、経験があり、スキルに自身がある介護職の方はこうしたサービスの利用も検討することで求人選びの幅が広がると考えられます。
- オファー機能等も活用して優良なレア求人も探っていきたい介護職の方
- たくさんの求人の中から転職先を選びたい方
- 大手上場企業が運営しているという安心感
運営企業名 | 株式会社エス・エム・エス |
サービス名 | カイゴジョブ |
特徴 | エージェント経由での応募だけでなく、直接オファーが来るというのも利用しておく価値は高いと考えます。実際の利用者の中には介護施設だけでなく、病院などからオファーをもらい決定した事例もあるようでした。 |
住所 | 東京都港区芝公園2-11-1 住友不動産芝公園タワー |
転職サポートの質は高いという評判が多いように感じます。大手上場企業が運営しているということでサービスの質や教育はしっかりできているものと考えられます。
転職支援以外のサポート面が優れているWellCrewAgent (ウェルクルーエージェント)
介護・福祉職に特化した転職エージェントなので業界知識が豊富で良い転職先の紹介をしてもらえる点では他のエージェントと同じと言えます。
違いは、育児をしながら介護職として働く方もしくは休職されている方向けのおむつ代補助といったサービスがあったり、仕事で疲れた身体を労わるためのマッサージ代補助といったサービスがあったりなどちょっと変わったサポートサービスがあるところにあります。
転職サポートもキメ細かいですがその他の部分のサポートもしっかりしているので意外と良いです。
ただ、大手に比べると多少求人数は劣る傾向です。参考としてのご案内となります。
- 書類・面接対策等のサポート力を期待している方
- 転職以外のサポート・特典もあるのでそうした部分に魅力を感じる方
どこの介護転職サイト・エージェントを使うか迷ったら
おすすめどころを厳選して紹介しましたが、それでもどこにしようか迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
正社員の介護職として転職することが前提の介護職の場合
どこを利用するか迷った際はきらケア介護求人がおすすめです。
理由としては、
- 圧倒的に豊富な求人数
- 求人先の情報量の豊富さ
- 転職相談・サポートの質の高さ
上記の視点からきらケア介護求人に登録した方が良さそうであると考えられるからです。
後は関西方面での転職を考える場合はココカイゴ転職も合わせて利用しても良いでしょう。
転職サイト名 | 求人数 | 情報提供力 | サポート力 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
きらケア介護求人 | ◎ | ◎ | ◎ | 転職サイト選びで迷ったらココが安心!求人数・施設内情・選考サポート等介護職が転職で知りたい情報が得られる。 |
しろくま介護ナビ | △ | 〇 | 〇 | 労働環境改善を目指している首都圏の介護職なら相談すると良いでしょう。 |
ココカイゴ転職 | 〇 | ◎ | ◎ | サポートや求人先情報を詳しく知りたい、未経験で介護業界へ転職するケースではこちらがおすすめ! |
かいご畑 | ◎ | 〇 | ◎ | ブランクがあったり経験が浅い人向け求人多 |
カイゴジョブ | ◎ | 〇 | 〇 | 求人をたくさん見たい介護職におすすめ |
ウェルクルーエージェント | 〇 | 〇 | 〇 | 他とは違う角度のサポート力 |
正社員ではなく派遣で介護職としての転職をお考えの方向けの転職サイト
派遣での就業を検討される介護士の方も多くいらっしゃいます。
上記で紹介したかいご畑は派遣・パートの求人数も多く、サポートもしっかりしていることから派遣等で就業を考えている方にはとても良いでしょう。
後は、先ほど紹介したきらケアの派遣バージョンであるきらケア介護派遣の利用が良いかと思います。
求人数が多く、休日数の多い案件や時給が高い案件など、希望の条件がかなえやすい求人も多くサポートもしっかりしています。
事前の職場見学もOKなのできらケア介護派遣も外せないでしょう。
派遣の場合、上記2つに登録しておくと良いかと思います。
おすすめの介護士向けの転職サイト・エージェントについて紹介させていただきました。
ここからは、転職活動を行う上で注意すべき点や転職失敗しないためのポイントについても紹介していきますので気になる方はご参考頂ければと思います。
転職エージェントの選定基準について
コンテンツポリシーに沿った形で各社のレビュー・選定を行っていますが、具体的には以下の項目を特に基準にして行っております。
- 求人数の豊富さ
→マッチする転職先を見つけるためには候補となる求人先を多数持っている方が有利であり、求人数が多い方が結果的に転職実現が叶いやすいため特に重視している項目です。 - 業界に対する理解(専門性)
→介護施設を始めとして介護職の働き方は一般的な職種とはまた異なるため適切な転職支援を行うにあたって業界に対する理解や専門特化したサービスを提供しているかどうかを一つの基準としています。 - 独自情報の有無や情報密度の濃さ
→各介護施設の雰囲気などの情報は転職に当たって欲しい情報であるとの声も多いため、こうした声に応えるためにしっかりとした取材・インタビューを行っているか、あるいは行える体制にあるかどうかも加味しています。
上記事項を主な基準・根拠としつつ、寄せられる口コミ・評判なども加味の上行っております。
エージェントだけに頼らない!介護職が転職成功に向けて注意すべきポイント
転職サイトに記載されている情報や転職エージェントからのアドバイス・意見を参考にするのはもちろん有用ですが、あなた自身もしっかり意識して転職活動を行った方が転職失敗のリスクは下がります。
ここからはどのような点に注目すると良いのか簡単に見ていきましょう。
自分自身で転職先を判断することが重要。職場見学も行いましょう
転職サイト・転職エージェントがどんなに素晴らしかったとしても、最終的に微妙な転職先を選んでしまっては意味がありません。
転職がうまくいくかどうかは、結局マッチングの問題なので、最終的にはあなたの判断力が試されることになります。
転職サイトに登録し、求人票をチェックしつつエージェントの方から情報を聞き、介護施設の人事担当の方に会い面接で話をし、施設を見学させてもらって、、、といった工程の中であなた自身がしっかり判断していくことが重要です。
どこの転職サイトも基本的に求人先の良い部分を中心にアピールしているため、面接の場や実際に施設を見学させてもらったりして雰囲気を感じ取ったりすることも重要です。
職場の見学においては、介護施設で一緒に働くことになるであろう職員の雰囲気はもちろんですが、サービスを受けている利用者さんの雰囲気等も感じ取っておいた方が良いでしょう。
最初に感じた第一印象で合う合わないはなんとなくわかるものです。
実際過去に転職された方の中には、転職エージェントに勧められた介護施設に面接に行きましたが、どうも自分の価値観と合わなさそうだと何社かお断りをさせていただきましたといったようなケースも多くあります。
求人票の内容だけではあなた自身の価値観とマッチするかどうかわかりませんし、転職エージェントの方もあなたの価値観を正確に理解しているわけではありませんので、どうしても紹介する求人にズレが出てしまったりするものなのです。
そのため、転職エージェントが提供してくれる情報はしっかり利用しつつも、最終判断を自身がしっかりしていく姿勢が重要なのです。
あなたにマッチする職場かどうかはあなたの直感でないとわからない部分もあります。
転職前に必ず一度は職場を見せてもらう機会を作ってもらいましょう。
転職先をあなた自身が選ぶというスタンスが重要
転職活動をしていると、不安から、求人先から「選ばれたい」という気持ちが強くなることが多いです。
経験が浅かったり、少し職歴に難があったりすると尚更そのように思ってしまうでしょう。
そうした気持ちが強くなりすぎると、自身が転職して叶えたいと考えている希望や不満が解消できない先へ転職してしまう可能性が高くなります。
「選ばれたい」という気持ちが強くなりすぎると、面接時等に、面接官に好印象を与えることばかりに気がいってしまい、自分を過度に良く見せたり、相手にとって都合の良いことばかり言ってしまい、転職後に後悔してしまうことも少なくありません。
もちろん面接はアピールする場なので、良く思ってもらうために相手に合わせた発言をすることも重要なのですが、あなたにも譲れない条件や価値観があるかと思いますので、そうした部分もある程度伝えることが重要です。
しっかり主張した上で内定が貰えたならば、そこはあなたにマッチする可能性が高い転職先である可能性が高まります。
目先の内定獲得に意識をとられすぎて転職の目的が何なのかを見失わないようにしましょう。
意味のある転職をするためにも、あなたも職場を選ぶ立場であることを忘れずに。
面接の準備はしっかり行う
面接が不安だという方は非常に多いです。
転職エージェントは単に求人の紹介や情報提供を行ってくれるだけでなく、応募書類のチェックから面接対策、待遇交渉のサポートまで行ってくれるため、自身でそうしたことをやる自身が無いという方は利用することをおすすめします。
ただ、利用するにしても実際に面接を受けるのはあなた自身ですので、自分事であるという意識をもって対策を行う必要があります。
以下の各記事にて面接などのポイントについてまとめておりますので、実際に選考に進んだ際は参考にしてみてください。
今や転職マーケットは超売り手市場と呼ばれる時代。 転職や副業は当たり前になりつつあり、雇用の流動性は高くなってきています。 みんな1度や2度転職を経験(もしくは考えたことがある方)した人も多いはずです。 私もそんな1人で4回程[…]
介護職はスーツで働く仕事ではなく、最近では共通の制服がない施設なども見られます。 そのため、就職試験にはどのような服装で行けばよいか悩んでしまうことも多くあります。 施設によっても面接官によっても考え方が異なるため「これが正解」[…]
転職・就職時の面接では、「採用してもらいたい」という気持ちから『お金の話しや休みの話しを持ちだすと採用してもらえないのではないか』と思ってしまいがちです。 しかし、働き始めてからの待遇を予め確認しておくことは決しておかしなことではあり[…]
なお、待遇に関しては、転職エージェントを利用したからと言って必ずよくなるわけではありませんが、自分では言い難いこと、聞きにくいことを代行して聞いてくれるので、交渉事が苦手なケースでは必ず利用しておきましょう。
なぜその介護施設なのか、介護業界なのかといった転職動機の部分やこれまでの経験など、ある程度まとめておくだけでも落ち着いて面接に臨めるものです。ただ、どうしても心配な方は転職のプロであるエージェントさんに相談しておきましょう。
未経験・無資格で介護業界へ転職できる?エージェント活用が無難?
介護業界への転職に興味があるが、経験もないし資格もないと不安に思っている方も多くいらっしゃいますが、未経験でも全く問題なく転職ができます。
もちろん資格がないと出来ない業務と言うのもありますが、働きながら資格取得を目指すこともできる転職市況のため、これから介護業界で働いていきたいと考えている方にはとても良い状況です。
先ほど記載しましたが、面接の際には未経験だからといって弱気になるのはよくなく、未経験ながらもどういったことを実現したいのかしっかり考えて伝えてみると良いでしょう。
ただ、一口に介護職といっても様々な仕事・分野があるため、未経験の方の場合、まずは業界知識をつけるという意味でも転職エージェントに相談してみた方が良いでしょう。
あなたに合った職場や働き方などについてアドバイスをくれますし、求人の選び方もそこで知ることができます。
最初にどんなところで働いて経験を得るかは非常に重要なので、未経験者こそ素直に転職エージェントを頼りましょう。
未経験でも転職は可能ですが、介護業界のことを詳しく知るためにも、まずは介護業界のこと、どんな仕事があるのかを具体的に知るためにもエージェントに相談してみると良いでしょう。
未経験者の方はこちらもご覧ください。
介護のニーズがどんどん増えていく中、介護士として働きたいという方も、今増えてきているようです。 でも、「介護は全くの未経験なんだけど、大丈夫かな」、「介護の仕事始めたいけど、まだ資格を持ってないんです」といって悩んでいる方も、きっと多いこ[…]
介護職はハローワークを利用して転職する方も多いがエージェントよりも情報が薄い
ハローワークを否定するわけではありませんが、ハローワークは意外とブラックな介護求人をたくさん保有しており、個人的にあまりおすすめしておりません。
無料で求人が掲載できるので、求人を出すところは多いとは思うのですが、それ故落とし穴も多い点と、ハローワークは意外と情報を把握していないことも多いので、情報収集をするうえでも転職サイトや転職エージェントを利用した方が失敗の確率は下がるでしょう。
また、キャリア相談という視点でもそもそもそこまで民間のキャリアに精通しているわけでもないので、注意は必要です。
もちろん、ダメなわけではありませんので、選択肢の一つに入れてみるのは良いとは思います。
どちらかと言えば事務的に求人の案内をする場所なので、マッチする職場を見つけるのは意外と難しいです。また、無料で採用募集ができるということもあり、良く言えば求人は多いのですが、玉石混交で見極めが難しいので、エージェントも合わせて利用することをおすすめします。
転職エージェントについて
まず転職活動をする場合、上記で記載したようにハローワークを利用する人もいますね。
公的機関なので、様々な案件を扱っていますし、退職してからの手続き等でも利用される人が多いですね。
また、最近ではネットの普及もあり、ネットで求人検索をしている人もいます。
実際にネットでも多数の求人が溢れていますし、ハローワークには掲載していない求人もあります。
そういう公的機関やサイトで求人を探すのはもちろんいいですが、自分がどの仕事に向いているのか分からなかったり、良い求人が見つけられないなんて事もあります。
そんな時は転職エージェントを利用するのがいいですが、そもそも転職エージェントは何をしてくれるのでしょうか。
ここまでで、キャリアの相談や転職サポートが受けられるとなんとなく記載してきましたが、初めて利用される方の場合、イメージがわかないかもしれませんね。
そのため、転職エージェントとはどういった存在なのか少し詳しく記載していきたいと思います。
それぞれをもう少し具体的に見てみましょう。
自分に向いてる職業を考えてくれる
今の仕事は自分に向いていますか?
そもそも向いているのか向いていないのかも分かっていない人もいます。
また、今後転職するのに自分がどの仕事に向いてるのか分からず、給料面だけで転職して失敗するなんてケースも多いです。
転職エージェントはそんな人に対してヒアリングを行い自分に合う職業を一緒になって考えてくれます。
介護業界においても様々な介護施設・職種が存在しており、それぞれの仕事ごとに特徴があり、また、それぞれの人ごとに向き不向きがあります。
あなたにマッチしている介護施設の形態や職種がなんなのか一緒に考えてくれます。
今後のキャリアアップ・キャリアプランを一緒に考えてくれる
現在の年齢から転職した場合、何をやりたいかにもよりますが、一緒にキャリアアップも考えてくれます。
現在の資格を活かせる仕事であったり、新たに資格を必要とする場合もあります。
そんな時に転職エージェントに相談すれば何が必要になるのかアドバイスを貰うことが出来ますし、その資格を取得する事でどんな仕事内容が出来るのかも教えてくれます。
転職エージェントでアドバイスをしてくれる人は様々な職業を経験していたり、アドバイスをしているので他職種に繋がりや知識もあるので聞いておくだけでもオススメ出来ます。
転職先候補の職場の情報が聞ける
ハローワーク等でもどのような職場なのか教えてくれますが、転職エージェントでは更に深く教えてくれるでしょう。
実際に利用している人に仕事を紹介するのですから、その職場はどのような仕事内容や雰囲気かを知っています。
もちろん全てを知っているわけではないですが、公的機関よりも詳しく知る事が出来るでしょう。
内部情報を先に知っておく事で、定着率が悪かったのなら人間関係が良くないのでは?と推測しやすいので、転職するのに参考になります。
面接・応募書類対策をしてくれる
人手不足が深刻な介護業界なので、20代や30代での転職であれば未経験でも就職する事が可能ですが、40代、50代になってくると書類選考で落とされる事も多くなってきます。
そこでまず大事なのが履歴書・職務経歴書の書き方です。
今まで経験してきた職歴の書き方であったり、自己PRや長所短所を書く欄にどのように書いていいのか添削してくれますし、面接での受け答えなどもアドバイスをしてくれます。
介護職に特化した転職エージェントを利用することでミスマッチを減らすことができる
転職エージェントの一般的な事項について記載してきましたが、転職エージェントの中でも介護職に専門特化したエージェントを利用する事でより一層ミスマッチを防ぐことができます。
転職エージェントの中にはリクルートやdodaのような総合型と呼ばれるあらゆる職種を取り扱った大きな転職エージェントと、特定の職種あるいは業界に専門特化してサービスを提供する専門特化型の転職エージェントがあります。
専門特化型の転職エージェントの存在意義としては、専門職の場合、キャリアパスや働く職場環境が特殊であることが多く、その職種に精通していないと満足な転職サポートがし難いというケースが多いことから、当該領域に絞ってサービスを提供する必要性があります。
そういった意味において、介護職も専門職であり、働く環境は独特なので、介護専門の転職エージェントサービスを利用するメリットは非常に高いです。
介護職独特の慣習に合わせたきめ細やかなサポートを行ってくれるので、転職活動をスムーズにすすめることができます。
また、情報収集するにあたっても、特定の業界を狭く・深く情報収集しているので、濃い情報を手に入れることが可能です。
逆に言うと、介護職だけでなく、他の職種も検討している場合は、介護専門エージェントだけですと他の領域についての知見が全くないので、転職が難しいケースもあります。
転職エージェントのメリット、デメリット
転職エージェントを利用し介護職へ転職するのは良いですが、メリットの他にデメリットも知っておくといいです。
転職エージェントのメリット
まず初めにメリットを見ていきましょう。
職種を紹介してくれる
他職種に未経験で転職するのであれば、その職種がどのような職種なのか知る必要があります。
数多くの転職支援をしてきたアドバイザーであれば介護がどのような仕事内容かも把握していますので、相談する事が出来ます。
また、介護に特化した転職エージェントであれば、より深い知識や自分に合っている形態の介護職を考えてくれます。
介護業界経験者の方であれば、キャリアアップや待遇改善等に向けてどのような選択肢があるのか相談しながら転職先を考えていくこともできます。
サポートが充実している
転職、転職に成功したら終わりというわけではありません。
転職後に上手くやっていくためのサポートもしてくれます。
このサポートがあるおかげで実際利用している人の生の声を次の人へと活かせていくのです。
転職エージェントを選ぶ際には大手を選ぶとこれが充実しているでしょう。
介護系の資格取得が無料になる場合も
介護の資格を取得する事は給与のアップにも繋がります。
全ての転職エージェントではなく、介護に特化したエージェントでは資格取得費用が無料だったり、割引される場合もあります。
今後も資格を取得して仕事をしていくのであれば利用する価値はあります。
転職エージェントのデメリット
続いて、デメリットについても見ておきましょう。
大手の求人が多い
ハローワークとは違い、転職エージェントに掲載されている介護求人は全国展開していたり、規模が大きい事業所が多くあります。
ハローワークに掲載されていない求人ももちろん多いですが、自分が希望する事業所が必ずあるというわけではありません。
どこか1つの転職サイト・エージェントを利用するというよりは2つ程度登録することで求人の網羅性が高まります。
ただ、一つの指標としてエージェントに求人依頼が出せる介護施設はそれなりの良さがあると思っておいた方が良いでしょう。
地方の求人は少ない
都市部では多くの求人を扱っていますが、地方へ行けば行くほど求人数は少なくなってきます。
転職エージェントに登録しても、地元の求人が全くなく、地方の主要都市しか紹介出来ない場合もあります。
地方での就職を希望されている人は求人数が少ないので転職エージェントを活用する際は、地方に強いエージェントを活用する、あるいは転職相談メインで利用するのが良いでしょう。
実際の転職は求人サイト(求人広告媒体)等もうまく併用しながらやっていくことをおすすめします。
アドバイザーの押しが強い
これは人によって受け取り方が違うので一概には言えませんが、押しの強いアドバイザーもいます。
転職エージェントに登録し、アドバイザーが支援。この支援で転職に成功した場合、報酬や成果はアドバイザーに入ります。
転職アドバイザー自身には目標ノルマがあるので、ごく稀に転職を急かされているような気になることもあります。
ただ、大半の方は丁寧できちんとしているので安心してもらって大丈夫です。
次の項目でも記載しますが、失礼な態度を取るアドバイザーが担当になったら、変えてもらいましょう。
転職アドバイザーの経験不足
経験不足なアドバイザーに当たってしまうと転職自体が上手くいかない場合があります。
各介護事業所の細かい情報を知らなかったり、相談者が向いている職種がどのような職種かを見極めるのが困難になる事も。
経験不足だなと思った場合は担当を替えてもらうのがいいでしょう。
転職エージェント会社のサポートセンター等に問い合わせると担当を変えてもらえます。
介護職の転職エージェント・転職サイトの口コミや評判を掲載しているサイトはあてになるのか?
ネットで転職サイトの評判が気になるという方は多く、調べる方も多いのですが、各転職サイトの口コミや評判は良くも悪くも様々なものがあり、あてにならないものも多いので結論から言うと口コミ・評判は気にする必要はありません。
当サイトもインターネット上で介護士向けに転職に役立つ情報を配信しているサイトなので、説得力にかけるかもしれませんが、ネット上に溢れている口コミや評判等は信憑性が薄いことも多いので、あくまで参考レベルとして見るぐらいにとどめるべきでしょう。
理由は3つあり、1つ目がサイト運営者が適当に口コミを作っているケースがあります。
2つ目がしっかりアンケートを取っているケースでも某クラウドソーシング系のサイトで適当に口コミを集め編集して掲載しているケースが多いからです。
もちろんちゃんと運営しているサイトもあるとは思いますが、結構都合よく編集して掲載していたりするものも多いので、口コミや評判をネット上で探す際はあくまで参考程度にとどめると良いでしょう。
3つ目の理由として、複数回転職を経験している人ならわかるかと思いますが、同じ転職サービスを利用しても、例えば、前に担当してくれた人は良かったのに今回は、、、という感想を持つことがあるからです。
つまり、どこの転職エージェントを・転職サイトを利用しても、良かった経験、悪かった経験があります。
悪質な転職会社は論外ですが、ちゃんとやってる大手の転職会社さんでも、アタリ・ハズレ(自分との相性も含めて)の担当者様がいらっしゃるので、この辺は正直登録してお話してみないとわからないところではありました。
ただ、担当になった方を変えて頂くことはできるので、しっかりやってくれる転職エージェントであれば基本的に問題はないのかなというのが正直なところです。
転職会社ごとに多少スタンスの違いと強みが異なるケースがあるので、そこだけ押さえておけばよいというのが本音です。
まずは行動してみる。転職活動の第一歩を踏み出そう
転職活動に限りませんが、何かを始める際は、まずは初めの一歩を踏み出してみることが重要です。
何かにチャレンジしてみようと思ったけど、一歩が踏み出せず結局やらずに終わってしまったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
最初の一歩さえ踏み指せば意外と進んでいけるものですので、まずは行動してみるということが重要です。
転職における最初の一歩は何かを考えたときに、一番負担なく始められるのが転職サイトに登録する、転職エージェントに相談してみるということだと思います。
時々現在お勤めの勤務先を突然辞めてしまう方もいらっしゃいますが、最初の一歩としては非常に重く、リスクが大きいため、よほどの理由がないのであれば辞める前に転職エージェント・転職サイトの利用を始めてみた方が良いです。
現在お勤めの会社を辞めてしまうと、収入が途絶え、生活の不安から正常な判断ができなくなる可能性があり、心理的なマイナス要因が大きいので、会社を辞めてからじっくり考える、という選択肢はできれば取らない方が良いでしょう。
まずは小さな第一歩を踏み、行動し、動きながら次を考えていくのが良いかと思います。
転職サイト・転職エージェントの登録はほんの数分程度で終わりとても簡単なので、是非この機会にはじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
※介護士に特化した専門の転職アドバイザーがあなたの希望にマッチする求人先の提案をしてくれます。
大手ということもあり、求人数も豊富で転職実績も豊富なことから、人間関係や介護施設の雰囲気等に関する情報もアドバイザーの方から聞くことができます。
転職活動のサポート体制もしっかりしているので、安心して転職活動したい方におすすめです。
・しろくま介護ナビ(はあとふる介護ナビ)
※時間外労働が多かったり有休がとり難いと感じている介護職の方は多いことでしょう、
こちらの転職エージェントではそうした環境で苦しんでいる介護系の資格者に向けて、優良な職場の提案を行ってくれるというコンセプトの転職エージェントです。
初任者研修等の介護や福祉、看護の資格(介護福祉士や初任者研修、ホームヘルパー、柔道整復師等)を何かしらお持ちの方が対象となるため、既に何かしらの資格を保持して介護業界で働いている方が職場環境を良くするための転職をするうえではとても良いでしょう。ただし、保有求人数は多くないため、注意も必要です。
・ココカイゴ転職
※介護業界未経験である、各介護施設の情報をしっかり聞きながら求人先を選びたい方に良いでしょう。転職サポートがしっかりしているから安心です。なお、首都圏の一都三県と関西エリアが主な求人地域となりますので、このエリアで働きたい人にはかなりおすすめです。
・かいご畑
※介護業界に特化した転職サイトで、正職員の求人はもちろん、派遣やパートなどの求人も豊富なので、結婚や出産などで一度離職し、ブランクがあって不安を感じている方やいきなり正職員として復帰するのはちょっと難しい、といった方の利用にも良いかでしょう。
転職アドバイザーとして担当してくれるコーディネーターの方は介護資格を保持しており、介護の仕事も熟知していることから、経験豊富なベテラン介護士から経験の浅い介護職員まで安心して転職相談をすることができるでしょう。
介護の資格をお持ちでない方向けの求人もたくさん保有しており、介護資格取得のためのサポート体制もあるので、経験の浅い方から経験豊富な方まで幅広い方の利用におすすめです。
・カイゴジョブ
※東京証券取引所プライム市場上場企業が運営していることもあり、安心して利用することができます。
求人数は膨大なので、まずは求人情報を見てみたい、という方が初めに登録するのに良い求人サイトです。
こちらのサイトは自身で求人を探して応募するタイプの求人サイトとなります。
運営歴も長く実績も豊富なので、既に登録されている方も多いかもしれませんが、介護業界においておすすめの求人サイトです。
稀に悪質な転職エージェントというのも確かに存在していますが、上記で紹介したところであれば大きな問題は無いでしょう。
ただ、担当になった転職エージェントの方と相性が合わないという問題は一定の確率で存在します。
人間同士の相性なので、これは避けられません。
もし担当になった方とちょっと合わないな、と感じるようなことがあれば別の転職エージェントを使うのも一つの手ですが、担当を変えて頂くようお願いすると別の方が担当してくれるケースも多いです。
私の場合、家庭の都合の問題もあったので、話がわかりやすい女性の担当者が良かったのでお願いしてみたところ対応頂けました。
転職エージェントを活用する際も受け身の姿勢で使うのではなく、使い倒す気持ちで利用し、悔いの残らない転職活動を行うようにしてください。
ここまでは、転職サイトや転職に失敗しないポイントを紹介させていただきましたが、ここからは実際の転職失敗談をもとに、介護士の転職について見ていきたいと思います。
介護士の離職率は比較的高く、公益財団法人介護労働安定センターの資料によると、「労働条件(給料以外)がよくなかったから」というものが 27.3%と一番高く、次に「満足のいく仕事内容でなかったから」が 26.7%と労働環境や労働条件が合わずに辞めるケースというのは多くなっています。
そのため、転職するだけでなく、転職に失敗しないためのポイントも押さえておくことも重要なのです。
参考:公益財団法人介護労働センター平成29年度 「介護労働実態調査」の結果 より
仕事が辛くて転職をした失敗談【介護の転職失敗談】:エージェントを利用すれば避けられた転職失敗?
従来型の特別養護老人ホーム(以下、特養)で勤務をしていましたが、勤務自体がとてもハードで体を壊しそうになった為転職を決意しました。
オムツ交換のし過ぎで腰痛があり、移乗の数、入浴介助の数も多くヘルニア寸前にまでなりました。
そのようなこともあり、別の環境へと転職するべく転職活動を行いました。
特別養護老人ホームでの仕事が辛くて訪問介護の仕事へ転職したけど、、、
私が選んだのは訪問介護です。
訪問介護は経験がありませんが、自宅で過ごしている方を介助すればいいのでそこまで重度の方はいないと思ったし、利用者1人に対して介護を提供するだけなので正直楽だと思ったのです。
訪問介護の面接の際に「家事は出来ますか?」 と聞かれたので、一通りのことは出来ますと答え採用となりました。
転職をして、正直訪問介護は特養に負けず劣らずハードな仕事であると感じました。
私が想像していた訪問介護の仕事は、大きく間違ってはいませんでした。
在宅で過ごしている方なので寝たきりの方はほとんどおらず、利用者を複数相手することなく、1対1で介護を提供できる環境だったのです。
しかし、やることの多さに驚きました。
例えば、生活援助であれば1時間以内に調理と洗濯、 掃除かけをしないといけないのです。
まず、 洗濯のスイッチを押して、ご飯の準備をする、 ご飯の準備の合間に物を片付ける。調理が終わればすぐに掃除機をかけて最後に洗濯物を干して終了するといった流れがありました。
また、身体介護にしても、私が経験していた特養とは全く違うのです。
特養は介護をする場所ですので環境が整っていました、例えばトイレが広かったり、手すりが各所についていたりなど。
しかし、在宅の場合は環境は整っていません。トイレは狭く、手すりが付いていない、車いすを移動させるにしてもスペースが狭くてうまく介護が出来ないという状態でした。
本来であれば5分もかからないトイレ誘導ですが、在宅の場合は10分以上かかっていました。
さらに道具についても使い勝手が悪かったのです。
特養であれば常に清拭用のホットタオルが常備されていましたが、在宅ではそういう訳にはいきません。
1からお湯を沸かしてタオルを準備する必要があります。
オムツでもごみ袋を何重にもして捨てないと匂いが漏れてしまうのです。
訪問介護は思っていたよりも難しく、ハードな仕事でした。
想像やイメージだけで転職するのは非常に危険な事だと思います。
実際に働いている人の意見を聞いたり、アルバイトでもいいので一度は体験をしてから転職すれば良かったと感じています。
この他にも介護職の転職失敗談は多数掲載しているので左記よりご覧ください。
介護の仕事が辛くて転職を考えているなら転職サイト・転職エージェントを有効活用しましょう
介護の仕事を辛いを感じて介護業界からの転職をお考えの方もいらっしゃるかと思います。
介護の仕事といっても様々なものがあり、ここで紹介したように、特養や訪問介護など様々な形態があり、また、同じジャンルのサービスを提供するところでも、それぞれごとに仕事の大変さが違ったりします。
今の職場の仕事が辛いと感じて転職をし、また辛い思いをしてしまったという方は、思い込みによる転職後のミスマッチが要因であることが多く、しっかり事前に情報収集をしておけば防げる問題だったりもします。
具体的な仕事の大変さや各介護施設の内部情報については、多くの介護士の転職支援を行っている転職エージェント等に相談することで手に入れることができるケースも多いです。
転職エージェントは多くの介護士の転職支援を行っている関係で、各施設の情報を大量に持っていることから、今の介護施設の仕事が辛くて転職をお考えであれば、転職エージェントを活用して情報収集をしつつ、本記事で記載したように、転職に失敗しないポイントも意識しながら転職活動を行うようにしてください。
・介護士におすすめの転職サイト・転職エージェントをもう一度見る
介護職として実際に転職エージェントを利用した方の評判や声
過去に介護職として転職活動を行い、その際に転職エージェントを活用したことのある方にご意見を伺ってみましたので、参考にしてみてください。
介護職の方が転職エージェント・サイトを利用して満足したのは6割以上
介護職の方が転職エージェントを利用して満足だと感じた割合は6割と他の職種と比べるとやや低い傾向です。
後ほど公開可能な範囲で生の声は記載しますが、要因としては、以下のようなことが考えられます。
「連絡が多すぎる」
「地方だと求人が少ない」
「求人を送り付けてくるだけ」
こういったものが比較的多いです。
介護系の転職エージェントは数が非常に多いので、質の悪いエージェントを利用してしまうと上記のような印象を持つことも多々ありますが、良いエージェントの場合ですと、単に求人の紹介をするだけでなく、施設の詳細やキャリアプランから逆算したおすすめ求人などきちんとした提案をしてくれます。
なので、しっかりとしたエージェントを利用して転職活動をされるのが良いのだと改めて感じました。
ちなみに、都市部ではない地方の場合は採用企業側がエージェントを利用するという文化がないので、多くのケースで求人が少ないということはありますので、求人広告サイト等もうまく使いながら転職活動を進めると良いでしょう。
満足 | 30.5% |
やや満足満足 | 30.5% |
やや不満 | 35% |
不満 | 4% |
性別 | 年齢 | 転職サイト・エージェントに満足したか | 実際に転職エージェントを利用して感じたこと |
---|---|---|---|
男性 | 20代介護職員 | 満足した | 残業した時に残業代が発生しなかった事で嫌な思いをしたので転職しようと思いました。電話でお問い合わせをした時に残業が発生する施設を紹介して頂いたので良かったです。 |
男性 | 30代介護職員 | やや満足した | 初めての転職活動でわからないことだらけの不安を解消してもらいました。面接時の面倒な交渉をかわって行ってくれるのが良かったです。 |
男性 | 30代介護職員 | 満足した | 良かった点は、私が所持している資格を考慮した適所の転職先を見つけてくれたことです。
悪かったと思うことは、十分なヒアリング無しですぐに転職先探しをさえたことです。もう少し希望する勤務地等を尋ねてほしかったです。 |
男性 | 40代介護職員 | 満足した | 介護職を探していたところ、転職エージェントに登録することでそれなりに仕事がある事がわかって割とすんなり採用までいけました。 |
男性 | 40代介護職員 | やや満足した | 職場の雰囲気が不安だったので、エージェントを使うことで安心して仕事に就くことができました。 |
女性 | 20代介護職員 | 満足した | 全体的に見やすく、分かりやすかったです。
詳細も細かくて安心して見ることが出来ました。 |
女性 | 20代介護職員 | やや満足した | こちらからの希望を漏らさず認識してくださり、施設側へ質疑応答をしてくださいました。実際に見て見ないとわからない職員間の様子や施設の雰囲気なども気軽に話せた点がよかったです。
不満点はこまめに連絡を下さるのはありがたいですが転職活動が長引くと面倒に感じてしまうので、何故転職を希望するのか、何故今転職が必要なのか、を念頭に置くように誘導してくださればと思います。 |
女性 | 30代介護職員 | やや不満 | 沢山ご紹介をいただけましたのはありがたいのですが、
採用が決まって実際に働き出してからも紹介の電話が何度もかかってきます。 その度にお断りをしていますが、 毎回違う担当者が電話してきますので、 その旨をお伝えおりましたが改善されません。 紹介者のバックマージンがらみなのかなと思ってしまい、 本気で探している人に失礼かなと思います。 |
女性 | 30代介護職員 | やや満足した | 自分で探す時間がなく利用しましたが、結局自分でも探すことになり、まめに連絡も取り合わなければならないので、手間が増えたように思います。結果良いご縁があったのでやや満足とします。 |
男性 | 40代介護職員 | やや不満 | 希望の勤務地の案件が見つからず正直不満でした、色々と希望に近い案件も提示されたのですが結局良い案件が無く私が利用した転職エージェント会社では転職する事は出来ませんでした、こうした事から転職エージェントを利用して良かった事はありませんでした。 |
男性 | 20代介護職員 | やや不満 | 良かった点は、対応の素早さです。連絡するとすぐに返事がきたので助かりました。
悪かった点は、施設選びで自分の希望と合わなかった点です。条件に合うところが少なかったのでその点が残念でした。 |
男性 | 30代介護職員 | 満足した | 直接は聞きにくい福利厚生や給与面についてもエントリー前に確認することができありがたかったです。
働きながらの転職活動だったので、複数同時で検討するにあたり自分一人ではできなかったと思います。 |
女性 | 40代介護職員 | 不満 | 介護に関しては、求人自体があふれかえっている状態なので、あまり熱心には探してくれなかった印象があります。
代わりに、他の業種での良い条件を提示してくれたのは嬉しかったです。 |
男性 | 30代介護職員 | やや不満 | 介護職は転職の多い職業です。女性が多く、出産、育児や転勤などがあるため職場を変えることがあります。転職エージェントはそのような点をついて登録した途端に転職を進めてきます。もっと登録者に対するヒアリングが必要だと思います。他の業界の転職エージェントに比べて急ぎで転職させるケースが多いように思います。 |
男性 | 20代介護職員 | やや不満 | 色々な職場を紹介して貰えたのはうれしかったが、あまりにも連絡が多すぎた。
とにかく電話で連絡をしようとしてくるし、毎日のように電話が来るのには困った。 |
男性 | 30代介護職員 | 満足した | 金額面が不透明でふあんでしたが、しっかり説明していただいたので助かりました。詳細な表などを使って教えて頂き、わかりやすかったです。 |
女性 | 30代介護職員 | やや満足した | 自分のライフワークに合わせた希望に添って職場を紹介してくれたことが嬉しかったが、その後職場が決まっても滞りなく次の転職先情報を流されると今の職場でよかったのか?と不安になります。 |
男性 | 40代介護職員 | やや満足した | 仕事をしながらの転職活動の際にエージェンシーサービスを受けました。
転職活動の面接の日程調整、条件面などを代行してもらい よい転職ができました。 |
男性 | 30代介護職員 | やや不満 | 一般転職エージェントを使っても介護士の求人件数が大都市部は多いが地方都市は少なく有効活用出来ない。また、スカウトが違う転職エージェント来るが希望職種意外から来るのを拒否する意思を示す機能が欲しい。 |
女性 | 30代介護職員 | やや不満 | 面接に同行してくれるのはとても心強く良かった。
休日日数が間違っていたり、「妊娠してもあまり代わってもらわなくてもいいような軽介護のところ」を希望したが、重介護のところを紹介されたのは残念だった。 |
女性 | 40代介護職員 | 満足した | 履歴書の作成についてのアドバイス、面接時に気をつけた方がいい言葉使いなどのアドバイスをしてくれたのでためになりまささた。あとは入職してから労働条件が違ったのが納得していませんが、今でも働いています。 |
男性 | 30代介護職員 | やや不満 | 介護士として何でも1人でできると動きを見てくれたのはうれしかったのですがもしもミスがあったらと少し不満だったので1人行動よりチームを組んでくれる対応をしてくれたらよかったと思いました。 |
男性 | 20代介護職員 | やや満足した | もう少しコンスタントに情報をもらえれば良かった。(田舎なので情報量が少なかったのか?) |
※本調査結果はアンケートを2020年3月2日~2020年3月18日にかけてインターネット上(クラウドワークス)で実施し、介護職として働き転職エージェントを活用したことのある方23名から有効な回答を頂き作成。
介護職の転職先ごとの転職情報
介護職と一口にいっても、勤務先のフィールドは幅広いですし、介護と言っても仕事内容は様々でいろんな職種があります。
各職種や転職先フィールドごとに最近の転職市況やそのジャンルに強い転職エージェントなんかも紹介していきます。
サービス付高齢者住宅への転職
良く知っておいてもらいたい転職先の一つにサービス付高齢者住宅があります。
どういうことかというと、介護スキルを身につけたい人には合わないことが多いからです。
介護福祉士などの資格保持者を求める求人が結構あるのですが、どちらかといえば介護の仕事というよりは会話をしたり安否確認をしたり食事補助をしたりといったものメインであることが多く、介護の仕事は意外と少ないです。
要介護者が少ないケースも多いです。
なので、見方によっては、働きやすいケースも多いのですが、介護職としてプロフェッショナルを目指すケースではミスマッチとなることもあります。
以下で解説しておりますので、以下をご参考頂いたりエージェント等から情報を取得するようにしてください。
転職するなら事前に調べておこう 介護士のサービス付高齢者住宅への転職 介護業界にも様々な形態の事業所があります。 私も介護業界で長い事勤務していましたが、転職を考えていた時に、サービス付高齢者住宅の求人を見つけました。 介[…]
夜勤無しの介護施設や転職先を探している
夜勤が良いという方もいらっしゃるのですが、できれば夜勤が無い方がよいという方の方が多いです。
24時間体制の介護施設では夜勤業務が入ってくるので、避けにくいケースが多いです。
そのため、どうしても夜勤が嫌だというケースではデイサービスや訪問介護を選択される方も多いです。
後はケアマネなんかは夜勤はほぼない職種と言えるでしょう。
夜勤が無い職場への転職をお考えの介護職の方は以下の記事にて夜勤無し転職のポイント、後は夜勤無しのメリット・デメリットなんかも解説していますのでご参考ください。
介護職では夜勤の仕事もあります。 時間も17時~10時までだったり、3交代制の場合でも22時~7時までの勤務と様々です。 24時間体制の施設等では夜勤業務は必須になってきます。 体力的にも精神的にもキツイ夜勤の仕事ですが、夜勤[…]
生活相談員として転職
転職先というよりは職種となりますが、各施設で配置義務のある職種です。
ただ、配置人数は少なく、しかも希望する人数は多いので人気なのでこの職種として転職するのは結構難易度は高かったりします。
将来的なキャリア展望で行くと良い方向のポジションなので、当然一定のスキル・経験が必要となりますし、社会福祉士等の各種資格保持が必要なため、かなり勉強・経験が必要になってくるでしょう。
将来的な展望もあるのであれば転職エージェント等に相談してみても良いかと思います。
なお、以下にて生活相談員のキャリアについて解説していますのでご覧ください。
介護施設・介護事業所では、様々な職種の職員が高齢者の日常生活や日々の介護を支えています。 介護職員や看護職員のみならず、間接的に高齢者を支援する生活相談員と呼ばれる仕事もそのひとつです。 生活相談員は、「相談員」と略して呼ばれること[…]
生活相談員は特別養護老人ホームや通所介護(デイサービス)など、いくつかの施設で配置義務のある職種です。 介護職員と比較すると施設の中での配置人数は少なく、施設ごとに担当する業務も異なることが特徴です。 一方、ほとんどの施設では夜[…]
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)への転職
認知症高齢者は増加の一途をたどっており、日本国内では大きな問題となっています。
そうしたことからグループホームにおける役割は非常に重要であり、転職需要はとても高いと言えます。
他の施設と異なり、より一層入居者の方との密接なコミュニケーションが必要となるほか、日常生活に関すること全て(お洗濯・掃除・料理等)の業務が入ってくることが大きな違いです。
また、認知症の方が相手なので、コミュニケーションは非常に難しく、時に暴言を受けたりといったことがあります。
大変ですが、働きやすい部分もあり、一定の人気がある職場でもあります。
グループホームについて以下で詳細に解説しています。
認知症高齢者の増加は社会問題となっています。2025年には団塊の世代が後期高齢者に達し、65歳以上の4人に1人が認知症になると言われています。 認知症高齢者が住み慣れた地域で集団生活をおくる認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、高[…]
障がい者介護への転職
人口の1割程が何かしら障害を抱えており、障がい者として生活していることからわかる通り、障がい者介護の仕事も非常に需要が高く、社会的意義も高いです。
働く側の目線で行くと、障がい者といっても様々な区分があり、また施設のタイプも複数あるためどのようなところで働くかといったことは意外とキャリア的にも重要です。
ただ、未経験からでも働けるケースも多いことから、これから資格を取得してキャリアを積んでいきたいとお考えのケースでは転職先として有りなのではないかと思います。
以下にて詳しく説明しておりますので是非ご参考ください。
日本で障がい者の人口は何人程度だと思いますか? 身体障がい、知的障がい、精神障がい者の全員を含めておよそ940万人とも言われています。 総人口の約1割の方達が何かしらの障がいをもち生活しています。 その障がい者に対して介護をす[…]
訪問介護への転職
訪問介護は今や多くの方に知られるサービスとなり、介護職としても従事される方は多くなっています。
働き方の選択肢が多いことも有り、介護職を続けたいけどフルタイムは難しいといった方や夜勤はちょっと難しいといった方など様々な方が働けるタイプのお仕事です。
ただ、良い面ばかりでなく、事業所によってはちょっと、、、というようなところもあるので転職の際には注意も必要になります。しっかり転職サイトのエージェント担当者などから情報を取得しておくようにしましょう。
なお、以下にて訪問介護について詳しく記載しております。ご覧ください。
訪問介護は、介護が必要な高齢者の自宅などを訪問し身体介護や生活援助を行う介護保険のサービスです。 ホームヘルパーという名称は一般の方にも広く知れ渡っており、独居高齢者や老々世帯など高齢化社会を支える重要な仕事になっています。 一方で[…]
特別養護老人ホームへの転職
特養は数ある介護施設の中でも最も需要が高い施設となっており、介護職員を求める求人も多いです。
介護技術・スキルを身につけていきたい方は特別養護老人ホーム等へ転職しスキルアップを図るのがおすすめです。
なお、転職にあたっては、従来型施設と呼ばれるものや、ユニット型施設と呼ばれるものがあり、施設により仕事内容が異なってくるのでしっかり確認するようにしましょう。
このあたりのことがわからないケースではエージェント等からしっかり情報を取得するようにしてください。
また、こちらの記事でも説明していますので是非参考にしてください。
特別養護老人ホーム(特養)は、終の棲家と呼ばれるように常時介護が必要な状態から亡くなるまで入所することが出来る介護保険の施設です。 全国に約1万施設があり、介護保険施設の中では最も多くの定員数を誇り最も入所希望者の多い施設です。 特[…]
介護施設の一つである特別養護老人ホーム。 昔は4人で1部屋の従来型の施設が大半だったのですが、10年以上前からは個室タイプのユニットケアが増えてきてます。 今から介護施設を立ち上げる際は大体ユニットケアの施設が多いのでしょうが、本当[…]
ケアマネージャーへの転職やこれから目指すにあたって
ケアマネージャーの仕事内容は意外と良く知らないという介護職の方は多いです。
将来的に介護福祉士からケアマネを目指してステップアップしていきたいとお考えの方もいらっしゃいますが、具体的にどのような仕事をしていてキャリアはどうなっているのかご理解されている方は少ないように思います。
事業所のタイプごとでもケアマネの仕事内容や役割は異なってきますので、ケアマネに興味のある方はまずは全般的にどういった仕事内容なのかといったところを知ることから始めると良いでしょう。
なお、ケアマネージャーとして勤務していて転職を考えている、というケースではエージェント等から情報取得することをおすすめします。
ケアマネは引手数多なので良い条件での就業先も見つかりやすいかと思います。
少子高齢化社会が進む日本。 これに伴い介護の人手不足が今よりも更に深刻化するのは間違いないでしょう。介護福祉士の需要も高まってきています。 その介護福祉士が更にキャリアアップをしようとケアマネージャー(ケアマネ)の資格を取ろうと思う人も[…]
介護職として就業・転職する方の調査データ:どういったスキル・志向性の方が介護職に合うのか
厚生労働省職場情報提供サイトに記載されているデータを引用させてもらいながら、当社保有の情報と合わせて介護職として働く方々の調査データや転職に関わる状況について少し深堀していきたいと思います。
施設介護職として働く場合
まずは介護職の中でも施設介護職に関するデータのご紹介です。
職場情報提供サイト(施設介護職員)のデータをまとめて編集したものとなります。
施設介護職の給与や労働時間
あくまで全国平均の数値なので地域により異なる部分もありますが、特筆すべきは有効求人倍率の高さと言えるでしょう。
一般職種の有効求人倍率が1倍を下回る傾向がある中、介護関連職は3倍以上と依然として高い状況が維持されています。
職が無いのも困りますが、ここまで人手不足が続くとかなり厳しい職場も増えていることが想像されます。
労働環境がしっかりとしていて、安心して働ける職場というものもある一方で、まだまだ働き難い職場も多く存在しているのが介護業界です。
そのため、働くという意味では転職先は簡単に見つけられますが、希望条件が整った職場を見つける難易度は現状高いため、エージェントや転職サイト等に登録し、良い求人が出た際はすぐに動けるよう準備をしておくと良いでしょう。
施設介護職の就業者数 | 1,262,250人 |
労働時間平均 | 164時間 |
平均年収 | 360万円 |
平均年齢 | 43歳 |
有効求人倍率 | 3.43倍 |
施設介護職として働くのに学歴はあまり関係ない
学歴という部分だけに注目をすると多様な経歴の方が介護職員として働いており、学歴は重要視されません。
介護福祉士などの国家資格も受験資格に学歴が関係しないので、就業経験やスキル次第でキャリアをあげていくことが可能です。
アンケート調査の結果を見ても、様々な学歴の方がいると感じているような結果がわかるため、転職やキャリアアップの視点においては、あまり学歴は気にしなくても良いでしょう。
とにかく経験・スキル(資格含む)を高めていくことが、転職市場において最も重要なこととなります。
高卒未満 | 4.3% |
高卒 | 47.1% |
専門学校卒 | 44.3% |
短大卒 | 15.7% |
高専卒 | 1.4% |
大学卒 | 30.0% |
修士課程卒 | 2.9% |
博士課程卒 | 0.0% |
その他(わからない) | 8.6% |
社会貢献や人間関係の構築で満足感が得やすいが待遇にこだわる人には合わない傾向
仕事価値観に関するデータを見てみると、全ての数値でそこまで高くない傾向ですが、社会貢献性や人間関係の満足感が得られやすい傾向が見て取れる一方で、社会的地位や労働条件では満足感を得にくい結果となっています。
労働条件が理由で転職される方は非常に多いのですが、それらに加えて人間関係(職場の内情)が悪化すると非常にストレスがたまりやすくなってしまうことが想像されます。
また、表からは漏れてしまったのですが、必要なスキルという項目の中で「傾聴力」と「他社の反応の理解」「対人援助」という項目がそれぞれ「4.5」「4.3」「4.2」と非常に求められるスキルとなっており、介護の仕事はコミュニケーションとチームワークが重要となる仕事なので、人間関係(従業員・入居者双方)は非常に重要な要素となります。
労働条件だけでなく、この人間関係といったケースはなかなか自身で情報取得は困難であることから、こうした際に転職エージェント等から詳しく聞いておくと良いでしょう。
達成感 | 3.4 |
自律性 | 3.1 |
社会的認知・地位 | 2.9 |
良好な対人関係 | 3.4 |
労働条件 | 2.8 |
労働安全衛生 | 2.9 |
組織的な支援体制 | 2.8 |
専門性 | 3.6 |
奉仕・社会貢献 | 3.9 |
私生活との両立 | 3 |
傾聴力 | 4.5 |
他者の反応の理解 | 4.3 |
対人援助サービス | 4.2 |
施設介護職員の仕事・タスクの割合は
資格の有無によりできる業務の範囲は限られますが、概ねどこの施設も似たような業務となります。
施設介護職員の方の転職希望として、レクリエーションを考えたりする仕事が無い施設が良いというものを上げる方もいらっしゃり、このレクリエーションの計画・実行の有無を気にされる方は転職エージェントなどからしっかり確認して転職活動を行うと良いでしょう。
また、施設内部のコミュニケーションだけでなく、一定の職位の方々は利用者の家族とのコミュニケーションも必要となってくることから、人間関係調整能力といったところが高い人は転職市場においては引手数多と言えるでしょう。
良い条件の求人先へと転職できる傾向にあります。
仕事・タスク内容 | 実施率 |
---|---|
利用者の状況に応じて身体介助や生活全般の援助 | 74.3% |
老人福祉施設で健康状態や残存能力に応じた介助や生活支援 | 52.9% |
利用者の気力や能力を引き出すために、施設でのレクリエーションを計画し、実行 | 48.6% |
利用者の自立に向けた日課や訓練を考える | 41.4% |
必要に応じて利用者の家族への連絡や調整 | 41.4% |
必要に応じて利用者間の人間関係を調整 | 41.4% |
看護職員や医療機関との連絡や調整 | 35.7% |
障害者福祉施設で障害の状況を踏まえた介助や生活支援 | 21.4% |
学校と連絡を取り、児童福祉施設にいる児童の発達段階や個性に応じた生活指導 | 1.4% |
訪問介護職として就業・転職される場合
訪問介護・ホームヘルパーのデータについても見てみましょう。
※職場情報提供サイト(訪問介護)
なお、学歴に関しては介護職全般に関して特筆すべき事項が無いため、この先も省略して記載いたします。
訪問介護職の給与や労働時間
目を引くのは有効求人倍率となります。
11倍ということで、需要に供給が追い付いていない状況と言えるでしょう。
介護職全体で人手不足ですが、訪問介護の需要は年々増している一方で人材が明らかに不足していると言えます。
しかしながら一方で、訪問介護は時間で働くことができるため、家庭と両立しやすいという一面もないことはありません。
仕事内容は確かに大変ですが、この時間を決めて働くことができる就業形態で夜勤無しということから、労働者目線で見ても一定の需要があると言えます。
しかし、現状人手不足であり、仕事を探すという意味では見つかりやすいと言えるでしょう。
訪問介護就業者数 | 290,160人 |
労働時間平均 | 167時間 |
平均年収 | 356.8万円 |
平均年齢 | 49.2歳 |
有効求人倍率 | 11.72倍 |
訪問介護職の仕事・タスク
同じ介護の仕事でも訪問介護の場合、その家庭(家の中)の設備の環境により仕事のしやすさ・し難さが左右されるため、一定の経験とスキルが求められます。
特に入浴や排泄の介助は、手すりなどの設備が整っていないケースが大半なため、筋力が必要となりますし、時間も施設で介護するよりもかかってしまいます。
掃除や家事等も慣れればなんとかなりますが、環境によりけりな部分もあるため、夜勤が無かったりといったシフト等の時間の融通はききやすいものの、仕事のハードさは結構高いことがあるというのは理解しておきましょう。
仕事・タスク内容 | 実施率 |
---|---|
入浴や身体の清拭、歯磨き、着替えなど身辺を整える介助 | 80.6% |
サービス計画に基づき、シーツの交換、洗濯、住居の掃除などの家事援助 | 79.1% |
排泄の介助やおむつ交換 | 73.1% |
家庭用品の調達、買物など、生活に必要な家事を代行 | 71.6% |
ベッドからの寝起き、自動車や車椅子の乗り降り、トイレへの出入り、階段の昇降など移動の介助 | 68.7% |
実施したサービス内容や利用者の状態、家族への連絡、他の担当者への引継ぎ事項を記録 | 67.2% |
食材を準備し、調理 | 65.7% |
食事の介助 | 64.2% |
医師や看護師の指示や処方箋に従い、服薬を介助 | 52.2% |
ケアマネジャー(介護支援専門員)として就業・転職される場合
施設介護・訪問介護同様にケアマネの方々のデータについても見ていきたいと思います。
介護職員からケアマネへとキャリアステップを目指す方もいるので、志向性・価値観等のデータは見ておくと良いでしょう。
ケアマネジャーの就業者の給料や労働時間など
ケアマネジャーは他の介護系職種の方々よりも平均年収が少し高い傾向です。
一定の実務要件を満たさないとなることができないため、必然的に平均年齢も高くなります。
基本的には夜勤などはありませんので、日勤のみということでそういう視点では働きやすいと言えます。
※ただし施設によります。
ケアマネジャー就業者数 | 470,610人 |
労働時間平均 | 165時間 |
平均年収 | 398.8万円 |
平均年齢 | 49.9歳 |
有効求人倍率 | 3.9倍 |
介護福祉士や看護師等の法定資格を所持し、業務経験が5年以上等の制約があるため、一定の業務経験を経てケアマネとして就業する形となります。
ケアマネとして働く前の実務経験年数について
入職前に必要とされる実務経験について調査した結果をまとめたものとなります。
ただし、勤務されている方が<思われる形式>で回答した結果なので、これぐらいの勤務経験は必要だったという数値となり実際に必要な日数・年数とは異なります。
実際のところは、相談援助業務の経験が5年以上かつ従事した日数が900日以上であること等の要件があるため、経験は不要ということはありませんが、多くの方が5年以上から10年というところで回答しているので、このぐらいは経験し、スキルと知識を磨いておく必要があります。
また、ある程度前からケアマネになることを目指して働くことで、効率的なキャリア構築が可能となるでしょう。
特に必要ない | 5.1% |
1か月以下 | 1.3% |
1か月~6か月以下 | 9.0% |
6カ月~1年以下 | 2.6% |
1年超~2年以下 | 7.7% |
2年超~3年以下 | 1.3% |
3年超~5年以下 | 16.7% |
5年超~10年以下 | 51.3% |
10年超 | 1.3% |
わからない | 3.8% |
ケアマネの仕事内容・タスク
これまでは具体的に介護を実施する方々のタスクについて説明しましたが、ケアマネの場合、介護が必要となる方に対して個別に介護プラン等を考えるお仕事となります。
そのため、一定の経験と知識が必要となり、すぐになれるわけではありません。
各ケアマネの方々は概ねこうした仕事内容を行っていることとなります。
介護職のキャリアパスの一つとしてケアマネのお仕事について知っておくと良いでしょう。
仕事・タスク内容 | 実施率 |
---|---|
サービス担当者会議を開催し、各事業所より意見を求め、ケアプランに反映 | 88.5% |
利用者や家族からの相談や苦情に対応 | 85.9% |
利用者からの相談と面接調査に基づきケアプランを作成 | 85.9% |
高齢者やその家族からの相談を受けて、生活や健康上の問題と支援が必要な点を把握 | 85.9% |
高齢者やその家族からの相談を受け、サービスの手配や関係機関への連絡 | 82.1% |
地域社会における医療と福祉サービスについて情報収集し、利用者に提供 | 78.2% |
支援対象者やその家族に地域の社会資源を紹介し、サービスが受けられるよう援助 | 75.6% |
定期的に利用者宅を訪問し、サービスの実施状況や効果、満足度を把握し、必要に応じてサービスの変更や追加をする。また、その記録を残す | 71.8% |
市町村より要介護認定調査を委託され、高齢者の現状を基準に従って項目別に確認し、記録 | 38.5% |
介護の転職・求人情報
介護士向けの転職・求人情報の一部を掲載いたします。
転職エージェントや転職サイトではなく、ハローワーク等を活用したいという方は以下もご参照ください。
介護職の転職エージェント・サイトのまとめ
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もう一度転職エージェントに関する情報を見たい方は介護士におすすめの転職サイト・転職エージェントよりご覧ください。
【参考文献】
本ページは情報の正確性・信頼性を担保するために以下の公的機関等で提供されている情報の参照あるいは人物等に情報提供を頂き執筆しております。
- 厚生労働省
- 介護サービス情報公表システム
- 一般社団法人日本介護協会
- 日本介護福祉会
- ハローワーク
- (※1Googleマイビジネスの口コミ評点の比較を公式サイト(https://job.kiracare.jp/)より参照(2023年3月23日時点の掲載情報)
等
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