Webデザイナーの志望動機の書き方 志望動機は何を書けばいい?

ここではWebデザイナーの志望動機の書き方について紹介していきます。
どのように伝えれば魅力的に伝わるのか、どんなことを記載すれば目に留まるのか、採用側の目線も考慮しつつ記載すると、良いインパクトを与えることができます。

どこがマッチして志望したのか記載する

世の中には、たくさんの求人があります。
採用側は「なぜウチの求人に応募してきたのか」という部分を特に知りたがっています。

その部分を解決するような志望動機になっていれば、好印象を与えるはずです。
例えば、会社求人に下記のような記載があったとしましょう。

会社の平均年齢は27歳!
Web制作のほかに、自社サービスの●●の開発など、様々な業務にかかわることができます。

このような記載があった時、WEBデザイナーとしてのスキルだけでなく、プログラミングのスキルやエンジニアとしての経験があればさらに重宝されるはずです。
また、若い世代を積極的に採用している会社ですから、経験が浅くとも、いろいろなことを学び、チャレンジする姿勢を見せることで良い印象を与えることができるかもしれません。

このような企業の場合、例えばですが、下記のような志望動機が考えられます。

<経験が浅い方の例>
「Webデザインだけにとどまらず、様々な知識や技術を習得していきたいと考えています。
アプリやwebサービスの開発にも興味があり、現在スクールに通って勉強中です。
Webデザインと並行し、プログラミングや開発、インフラについてのスキルを上げていきたいと考えていた時、まさに理想的な求人を見つけ応募させていただきました。」

このように記載されていると、「この人はちゃんと求人要項をよく読み、企業研究をしてから応募してくれたんだな」と解釈してくれます。

狭い視野を感じさせるような志望動機は控える

基本的に企業は、積極的に動いてくれる人を好む傾向にあります。
「これしかやらない」「それは自分の仕事じゃないから知らない」というようなスタイルの人は扱いにくいからです。
webデザイナーは技術職(クリエイター)ではありますが、多くの人とコミュニケーションをとりながら仕事を進めていく必要があるため、志望動機でもそういった部分が垣間見える人は敬遠されがちです。
具体的には下記のような志望動機です。

<NG例>
「私はWebデザイン業務に集中できる環境が好きです。
御社はWebディレクターや営業の方が部署ごとに存在するとお聞きしました。
打ち合わせなどに時間を取られることなく、デザインに没頭できるのであれば、まさに理想的な環境だと思い応募させていただきました。」

このように言われてしまうと、会社としては他の業務を頼みにくくなってしまいますし、コミュニケーションを嫌がる人なのではないかと勘違いされてしまう可能性があります。
臨機応変に対応しようという気持ちがやや欠けているようなイメージに取られてしまいます。
もちろん、応募企業側が、デザインに没頭してひたすら量産してくれる人を求めているのであればこの限りではありませんが、多くの場合、積極的な方・コミュニケーションスキルがありそうだなと感じる方を好む傾向にあります。言い回しを工夫するだけで企業側に違った印象を与えることができますので、ポイントを整理して記載してみましょう。

志望動機は意欲を感じさせる書き方が望ましいです。

さりげなく自分ならではのセールスポイントを伝える

志望動機の中に、「自分を採用するとこんなメリットがありますよ」といった一文を加えるのがお勧めです。
具体的には下記のような形です。

<OK例>
「御社はスマートフォンアプリの制作を中心に事業展開されておりますが、私自身、スマートフォンの普及が増えた2008年頃から前職でスマートフォン用のwebサイト制作やサービスのデザインに携わってきました。
当時はレイアウトが崩れないようにどうすればいいのかといったノウハウや前例が少なかったので、苦労しましたが、今となってはその経験があったからこそ基本から学ぶことができ、大きな財産になったと思っています。
今後、スマートフォンに代わる新たなデバイスが登場するかもしれません。
そういったときでも新しいことにチャレンジした過去の経験は生かせるのではないかと思っています。」

このように伝えられると、何だか会社としても心強いですよね。
会社の希望する求人条件に対して、「自分はこんなスキルがある」といったアピールもできると相手に良い印象を与えることができます。

webデザイナーの志望動機の書き方のまとめ

以上、Webデザイナーの志望動機の書き方について紹介しました。
ポイントは、以下の3点です。

・なぜその企業に応募したのかを明確にする
・志望動機は意欲を感じさせる書き方が望ましい
・自分のセールスポイントを記載し、採用した際のメリットを想起させる

志望動機には正解があるわけではありません。自身が思い描くキャリアの方向性と企業側のビジョンが合致しているか、採用担当者はそこを確認したいのです。
あなた自身が企業側に合わせすぎて偽りの自分を演出した志望動機を作ってしまうと、入社してから後悔することになりますので、自分を偽った書き方をするのではなく、あくまで言い回しで工夫するようにしましょう。
まずはその会社の求人情報をしっかりと読んで、どのような人を望んでいるのか分析しましょう。

そして、できるだけ意欲が伝わる志望動機をつくりましょう。