AIや自動化といった分野では海外で開発や投資が活発にされており、日本はその流れに遅れてしまっていると言われています。その海外において、pythonはコンピュータ言語としては中心的な立ち位置になっており、その需要と将来性において間違い無く高いものとなっております。
このような現状の中、日本国内においてはpythonはどのような位置づけになっていくのでしょうか。pythonエンジニアの転職をキーワードのその動向と将来性について考察していきたいと思います。
海外と比較したpythonエンジニアの現状
海外におけるpythonエンジニアの現状
機械学習が得意なpythonはAIや自動化と相性がとても良く、米国を中心としたAIや自動化への積極的な投資は、そのままpythonエンジニアの需要を隆起させております。
元々、米国を中心にpythonが日本と比べると普及していた現状もあり、InstagramやDropboxなどの世界的なwebサービスがpythonで開発されている実例もあります。
その為、pythonは主要な言語の1つであるという立ち位置からさらに躍進をしようとしている状況であると言えます。
日本におけるpythonエンジニアの現状
IT業界に身を置いている(身を置いていた)人であれば、PHPやjavaの隆盛、そして、Rubyの流行については知っているかと思います。その中で、pythonは蚊帳の外に置かれた状態が長く続きました。
その為、pythonエンジニアは絶対数が少ない状況です。
しかし、開発においてpythonが採用されるケースは過去においては少なく、需要と供給のバランスが保たれていた結果とも言えます。
今後開発においてpythonが採用されるケースが増えた場合、一気に供給不足へと転じる可能性があります。
pythonエンジニアの今後
やはり機械学習にはpythonが最適
pythonが機械学習と相性が良いという点は、多くを説明する必要は無いと考えております。
AIや自動化の研究を先行で進める専門家に言わせると、pythonベースで作られたツールが凄まじく優れており、代替となるものが無いとのことです。その為、現在先行して行われているAIや自動化の研究はpythonが使われ続けることが大部分とのことであり、必然的にwebサービスの開発もpythonが相性が良いことになると予測されます。
今後、日本国内においても、AIや自動化への投資が活発になるにつれて、pythonエンジニアの需要が増えることが予測されます。
海外の流行が日本へ波及
日本においてはpythonが採用された目立ったwebサービスが無い状況が続いてきました。しかし、Instagramの成功は、「米国に5年遅れで日本でも流行する」という定説を刺激する可能性があります。今後はベンチャー企業などでpythonによるwebサービスの開発が増える可能性があります。
pythonエンジニアの転職動向
求人状況は?
「AI解析エンジンの開発」「IoT実証」などのキーワードで求人を見ると、pythonエンジニアの募集であることがほとんです。これは、こららのキーワードに関する求人が増えるにつれてpythonエンジニアの求人増に繋がるものです。
実際、Indeedにおける2018年3月の求人数を見ると、Pyhonの求人数は1年前と比較して大きな伸びを見せています。
出典:https://www.school.ctc-g.co.jp/columns/yoshi/yoshi30.html
次に、言語別の平均年収を見ていきます。
以下のサイトの調査によると、pythonは平均年収において1位を獲得しているデータを見ることが出来ます。
https://jp.stanby.com/media/programming_ranking/
つまり、この順位の差異は今後のpythonの隆起をある程度企業側で織り込んでいると捉えることが可能で、さらなるpythonエンジニアの求人数の増加を予見させるデータとなっています。
Phthonエンジニアの転職動向のまとめ
- pythonは米国を中心とした海外では元々普及していた言語であり、AIや自動化への投資が活発になった
ことでさらなる隆起を見せている。 - 日本においても、Instagramの成功などにより、ベンチャー企業を中心にpythonエンジニアの需要が増
える可能性がある。 - 求人数情報と言語別の平均年収を見ると、pythoneエンジニアの将来性は明るいと考えられる。
転職をお考えのケースではエンジニア転職支援が豊富なエージェントに相談することでブラッシュアップが可能です。
やはり書類選考では応募書類の出来で大きく左右されるので心配な方はエージェントにも相談してみると良いでしょう。