Webデザイナーのパート・アルバイトの求人はどのような仕事内容のものが多い?正社員との違いは?

Webデザイナーの求人は、正社員ではなくパートやアルバイトでの募集も多いです。
その場合、正社員と仕事内容など違いはあるのか、詳しく検証してみました。

業務内容の違いとは

Webデザインの求人募集を見ると、アルバイトやパートでの募集も多いです。

・業務を細分化して正社員の負担を軽くしたい
・短期アルバイトの募集をして一時的に人員補充したい

こういった意図でWebデザイナーのアルバイトを募集しているケースもよくあります。
そして正社員との違いは、業務範疇。

例えば、

・クライアントとの打ち合わせは正社員
・外部に出向くときは正社員
・上司への報告はその部署の正社員

などです。
ただ、これは企業規模による部分が大きいです。
例えば、中小企業のWeb制作会社であればアルバイトのWebデザイナーが打ち合わせに参加するなんてこともよくありますし、雑務をこなすこともあります。

一方、大手企業になるほど業務が細分化され、Webデザインに集中できるケースが多いです。

また、結婚や出産を機に退職した方等で、時間ができたからパートで働きたいというケースもありますが、そのようなケースで時短勤務やリモートワークを取り入れながら仕事をするケースも増えています。補助的な業務が多くなる傾向にありますが、リモートワークを取り入れている企業は多く、時間に制約のある方でも働ける環境になりつつあります。

パート、アルバイトのWebデザイナーが身につけておきたいスキルとは?

パートやアルバイトでWebデザイナーを募集している場合、大体が、人手が足りなくなっているケースです。
ゼロからプロジェクトを立ち上げたい時に募集するよりも、「今の業務を誰かに手伝ってもらいたい」というケースが多いですから、その補助となるスキルが必要です。

具体的には、下記のような技術です。

・コーディング
・バナー作成
・画像の調整作業
・記事の挿入、画像の挿入
・ラフ案を基にしたデザイン作成
・webサイトの修正作業、更新作業
・メールマガジンの作成
・デバック作業
・ランディングページの作成

「毎週1回のメールマガジンを作成してもらえる?前回のメールマガジンを参考に文章を考えてほしい。」

「この画像をページのサイズに合うように加工しておいてもらえますか?」

「ランディングページに使えるキャッチーな文章を考えてもらえますか?」

例にならって作り変えるというものが多いので、そういった技術を習得していると役立つはずです。

パート・アルバイトといっても、学生で未経験だけどチャレンジしたみたいと飛び込んで働いている方もいますし、長年webデザイナーとして勤務してきて、家庭の事情等でパートという勤務形態で働いている方もいますので、一概には言えませんが、いずれのケースにしても補助業務が中心となることが多いです。

就職・転職を考えている企業の求人票をよく確認し、その会社が求めているスキル・スタンスと自分のスキル・希望が一致しているのか、しっかり見極めましょう。

正社員登用がある場合は多角的な仕事内容に

Webデザイナーのアルバイトの求人の中には、「初心者歓迎!」「未経験者歓迎!」と記載されている求人がいくつもあります。

・まだWebデザイナーとしての実務経験がない
・スキルに自信がない
・教えてもらえる環境で働きたい

このように考えている人は、アルバイトから始めるのもお勧めです。
環境によっては時間に追われて、指導体制が整わず、周りに聞きづらいという企業もありますが、多くの場合、きちんと指導してくれるところが多いです。

また、アルバイトから正社員登用を検討している企業に採用された場合、アルバイトともいえども業務は多岐にわたるケースがあります。

Webデザイン業務は必ずしもディレクターを経由して、クライアントとやり取りするわけではありません。
会社によっては直接メールやチャット、電話などでクライアントとやりとりして制作を進めていくこともあります。
そういった意味ではWeb制作に没頭するだけでなく、コミュニケーションスキルも必要。
「デザインのみのスキルだけあれば良い」という考えではなく、クライアント対応まで含めたスキルを意識すると良いでしょう。