転職はしたいけれど、面接に行くのは億劫・・・。うまく話すこともできない、面接でなにを話せばいいの・・・と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな面接に苦手意識がある、話すことが苦手という方のために面接対策についてご案内したいと思います。
面接でみられている2つのポイント
まず、面接官が面接で何を見ているのかについて、お伝えしたいと思います。面接官が見ているポイントは大きくわけると「スキル」と「お人柄」の2つになります。
スキル
書類選考で、今回の募集ポジションで求めているスキルに合致しているのか、要件に満たしていそうなのかについては、確認をされます。
しかし、スキルの詳細までは書類上では判断できないため、面接でも確認をされます。
どんな面接においても、1次面接ではまずスキルのことを確認されることがほとんどです。
完成した自分の職務経歴書を確認し、どんなプロジェクトだったのか、どんな言語やフレームワークを使用していたのか、何人くらいのプロジェクトでどんな目的のものだったのかなどを振り返っておくと面接でもスムースに受け答えができるでしょう。
お人柄
面接ではお人柄、つまり、「あなたはどんなひとか」という点も確認をされます。どんなことに魅力ややりがいを感じ、どんなことに嫌悪感を示す人なのか、ということです。
現職を選択した理由や転職理由、志望理由、将来やりたいことなどの質問項目は一般的ですが、休日の過ごし方、趣味や特技、友人からどんな人だと言われているのか、などの質問もあなたの人柄を知りたいために聞かれることがあります。
これらの質問は素直に自分のことを話して問題ありません。
準備としては、自分なりのこだわりや好きなことを改めて考えてみてもよいでしょう。
技術が好きであるとか、無理せずに長く落ち着いてはたらきたい思考であるとか、良いサービスをとにかく世の中に出していきたいとか、どんな回答でも間違いではありません。
自分の好きなことやこだわりを、漠然とでもイメージしておくと面接は乗り越えやすくなるでしょう。
面接で聞かれる3つの質問
面接でみられているポイントが理解できたところで、次は何をはなせばいいのかについてお話ししていきます。
面接として聞かれる王道の質問は大きく<転職理由><志望理由><将来やりたいこと>に分けられます。この質問は頻出ですので、どんななことを話そうかなと、事前に少し考えておくとよいでしょう。
一度自分なりの考えをまとめておくと、面接でも比較的話しやすくなるはずです。
転職理由
よく言われることですが、あまり会社の批判になったり、ネガティブな印象を与えてしまったりすると印象としては良くありません。
言い換えが効果的です。
たとえば「残業が多い」場合は、「長時間勤務が慢性的に続き、長期的な就業が難しいと判断したため」とし、「残業が多いと長く務められないから残業を減らしたい」とするなど残業を減らしたい理由まで話すとよい印象を与えやすくなります。
「給料を上げたい」場合は、「給料を上げるためにあたらしく・・・などの経験もチャレンジしたい。しかし現職ではその仕事がないため経験が積めない」などと言い換えるとよいでしょう。
志望理由
志望理由は2つのポイントから構成するとわかりやすくなるでしょう。
「1つ目は転職理由が叶うから」「2つ目は御社の・・・に魅力を感じたから」という2点です。
1つ目は先に述べた転職理由が叶うと感じたから、という理由で構成し、HPや求人情報などを確認して転職理由が叶うポイント(たとえば残業時間や仕事内容等)を見つけておきます。
2つ目は+αであなたが魅力に感じた点をお伝えしてみてください。会社の理念に共感とか、会社の雰囲気がよさそうだったとか、サービスが魅力的であるとか、どんなことでも結構です。
将来やりたいこと
将来についての質問には、あなたのやりたいこと・挑戦したいことを話してください。
サービスを開発したい、PMやPLに挑戦したい、などなんでもけっこうです。まだ漠然として将来のビジョンが決まっていない場合でも、「まずはスキルを身に着けたい」「まずは1人前になりたい」などでも大丈夫です。
ただし、やりたいことが面接している会社で実現できないことだと意味がありませんし、不合格になる要因にもなります。やりたいことがある場合は受けているその会社で実現できることかどうか、事前に調べておきましょう。
しゃべるのが苦手なエンジニアは面接で落ちてしまうの?
エンジニアで話すのが得意です、という人は実はあまり多くはありません。
面接官としても、営業や顧客折衝が積極的にできる人を求めているわけはなく、技術力を求めています。
そのため、しゃべるのが得意でなくても、あなたが考えていることをちゃんと拙くともアウトプットできれば問題ありません。
ただし、あなたのこれまでの経験や想いが伝わらないと面接を通過することはできません。
そのため、しゃべるのが上手い下手という問題というよりは、あなたのスキル・想いが伝わるかどうかにかかっているかと思います。
上記に記載したポイントだけ抑えておけば面接も乗り切れますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、多くのエンジニアの面接対策を行っているエンジニアの転職実績が豊富なエージェントを利用することで、面接の不安は払拭できるケースが大半ですので、本当に心配な方はエージェント利用を検討してみてください。