エンジニアの転職でGithubは提出した方がよいか?

Githubのアカウントを持っているけれども、転職活動で作成する書類にアカウントを明記したほうがいいのか、求人サイトにGighubのアカウントを入力する画面があるけど入力した方がいいのかどうか・・・悩むこともありますよね。

今回はエンジニアの採用担当者が、書類で確認しているポイントやGithubについて考えていることをお伝えしていきます。

Githubを求められない職種は

まず業務系エンジニアやITコンサルタントの職種の場合では、Githubアカウントを記載をしても確認されることは多くありません。

業務系(BtoB)のエンジニアやITコンサルタントの仕事は、コーディング力よりも、上流工程にチャレンジするための論理的思考力や全体把握能力、コミュニケーション力などを期待されているため、書類選考のタイミングでGithubアカウントを確認されることは多くはありません。

技術力はもちろん選考要素の1つではありますが、ウエイトとしては大きくないと言える職種ですし、採用担当者もGithubを確認する時間がかかるため、記載をしていても確認されていないケースは多いです。技術力に自信があったり、Githubが充実していれば記載をしてもよいと思いますが、それであれば職務経歴書を充実させる方がメリットが大きいかもしれません。

Githubが有利にはたらく職種は

Githubアカウントの記載が有利にはたらく職種はwebサービス系のエンジニアです。

特に最先端技術を取り入れているBtoC系のwebサービス企業では、アカウントの記載が有利にはたらくケースもあります。

Webサービス企業の場合は、業務系エンジニアと比較すると技術力が重要視されるため、どの程度コーディング力があるのか、新しい技術やサービスに対する感度がどの程度なのか、技術・言語・フレームワークの理解はどの程度なのかなど、候補者の技術力を図るために、書類選考時には職務経歴書上の技術に関する記載を重点的に確認していきます。

その際に書類上にGithubのアカウントの記載があり、Githubが充実している場合はアピールの一つになるかもしれません。

Github載せたほうがよいのか

もしあなたが現役のwebサービスのエンジニアで、志望している会社が求めている言語や開発環境と、現職でも同じ条件で開発をしている場合は、Githubは不要でしょう。

Githubではなく、現在の在籍企業のサービスや職務経歴書上のサービス内容から技術力を判断されるため、アカウントまで確認されないことが多いのが現状です。

一方、これまでエンジニアとは違う職種をしていて今回未経験でエンジニアに挑戦をしたくて自宅でプログラミングの学習をしているという人や、現職の会社ではCOBOLなどの汎用機言語やインフラのエンジニアでweb言語を全く仕事ではさわっていない場合など、職務経歴書上でアピールできるポイントがない人もいるかもしれません。

現職での仕事でweb言語を全く触っていない場合であれば、Githubのアカウントを記載したり、自己学習の内容を職務経歴書に記載したりすると、その内容から未経験でも面接によばれる可能性はあがりますので、記載してみてもよいかもしれません。

Githubは転職の際にアカウントを明記した方がよいのかのまとめ

Githubのアカウントの提出を必須とするような選考は別にして、アカウントを明記していないからといって、転職時の選考で不利になることは基本的にありません。ただ、場合によっては一定度有利(内容によってはマイナスポイントになることもあるので気をつけてください)に働くこともありますが、無理に記載する必要は今のところないと感じています。

Githubについては、あなたの現在の会社や開発経験の内容、また志望する会社・仕事内容・スキルによって職務経歴書や求人サイトに記載するかどうかを検討してみてくださいね。

なお、実際に転職活動・求人を探す際はエンジニアの転職実績が豊富なエージェントを利用することも検討してみると良いでしょう。