webデザイナーは転職回数が多くても転職で不利になることはない?

一般的に転職回数が多いと選考で不利になる、と言われていることから、自身の転職回数に関して不安になる方もいらっしゃるようです。

クリエイティブ職種や技術職に関しては必ずしもこの限りではないのですが、
webデザイナーをはじめとする技術職・クリエイティブ職の方からこのような質問を受けることが多いです。
そのため、本記事ではwebデザイナーをはじめとする技術職・クリエイティブ職に従事する方の転職回数が選考に影響するのか簡単に説明していきたいと思います。

Webデザイナーの転職は当たり前

Webデザイナーは技術職(クリエイティブ職)です。転職は非常に多く、転職の回数自体が今後の転職に響くことはあまりありません。
そもそも、クリエイティブ職というのは転職が多くなりがちの世界となっています。採用担当者も、そのことを理解しているので理由さえ正当であればまったく問題ありません。

転職した理由が重要

企業によって採用条件などは異なりますが、一般的な職種であれば転職回数『3回目』辺りから気になるとされています。上記に、転職は当たり前で転職回数が多くても影響はないと書きましたが、それでも意味もなく転職していたら影響は出てきます、クリエイティブ職であれば『3~5回目』辺りで注意して見るとされています。そのラインで『転職を繰り返す理由が気になる』からですね。

ただし、これらはあくまで『気になる』や『疑問に感じる』といった思考であって、それがマイナス評価に直結する訳ではありません。
Web・ゲーム業界において、『業界全体の変化によって、現在働いている会社では自分の職種がいらなくなったので職種を変更した』のような理由は、よく耳にする話です。

会社の業績悪化や部門の縮小・再編なども突然訪れますし、こういったものは当人にはどうしようもありません。特にベンチャー企業等で働くことが多い方等は、仕方なく転職しなければならなくなった人が多くいるのも採用担当者は熟知しています。このように、しっかりとした理由があれば転職回数が多くてもマイナス要素になることは少ないでしょう。

キャリアアップを目指す転職

『今の地位よりも上を目指すために転職を希望した』や『他の会社からスカウトされて今よりも良い待遇を受けた』など、キャリアアップを目指す転職に関してはマイナス評価にならないどころか、自分の優秀さをアピール出来る一つの要素でもあります。クリエイティブ職は経験・実力主義という面もあって、非常にポジティブな理由ですよね。

しかし、『せっかく待遇が良くなったのに、なぜ当社に転職しようと思ったのか』という質問がある可能性もあります。しっかりと回答を用意しておきましょう。適切な答えが出来ないと、『当社に転職しても、すぐに他の会社に転職してしまうのでは?』と疑念を持たれてしまうからです。

キャリアアップのために転職をしていた場合、過去の実績を提示するのが一番安定しています。どういった部分で自分は評価されたのか、自分のデザインによってどれだけ集客率が伸びたのか、など具体的かつ客観的事実でアピールしましょう。そして、自分を入社させることで会社にどのような利益を生み出すかを理解させるのです。

同レベルの職務を繰り返すと不利になるケースも

Webデザイナーとは、経験を積めば積むほど成長していく職種です。経験によって待遇も変わってくるくらいです。しかし、経験が豊富なのに同レベルな転職を繰り返していると採用担当者は疑問に思うでしょう。経験だけで成長はまったくしていないのではないか、会社が嫌で転々としているのではないか、そもそも転職する理由はなかったのではないか、などマイナス方面に考えてしまうからです。

たとえば、同じような場所に転職したとしても新しい仕事内容が追加されているのであれば、スキルアップしていることが分かります。さらなるスキルアップも見込んだ転職だったという印象も受けるでしょう。しかし、特に変わったところがなければ、ただ単にストレス耐性が皆無、協調性に欠けるWebデザイナーの可能性が高いというイメージを持たれてしまうでしょう。
そのため転職の理由や転職してどうなったのかというところが重要になってきます。

まとめ:webデザイナーは転職回数が多くても不利になることはないが各転職における理由は重要

このように、Webデザイナーは転職回数が多くなりがちの職種です。

しかし、採用担当者は何故Webデザイナーの転職回数が多いのかを熟知していることが多く、しっかりとした理由さえ提示出来ればマイナスになることは少ないでしょう。

そのため、転職回数が多いからといって書類選考で門前払いということは少ないです。

ただ、面接時に転職の経緯などは聞かれることが想定されるため、しっかりと過去について振り返り、前向きな理由とその結果どうなったのかという部分まで含めて話せるようにしておきましょう。