Webデザイナーの職務経歴書の書き方

ここではWebデザイナーの職務経歴書の書き方について解説していきます。
職務経歴書は特に決まった形式はありません。
見やすさを・わかりやすさを考えて簡潔にまとめるのが一般的です。
参考例なども述べつつ、職務経歴書の書き方を紹介しましょう!

「経歴要約」を記載する

まず最初にあなたの経歴を簡単にまとめた文章を記載しましょう。
複数社の経験があれば、それらを全て記載します。目安は3~6行程度で、短く簡潔な文章で、あなたの魅力をアピールしてください。

経歴要約 記入例①
「●●株式会社で3年間、Webデザイナーとしてサイト設計、デザイン、コーディング業務を行っていました。担当した案件では、SEOを意識したサイト構築を行い、サービスの新規利用者数を安定して継続的に伸ばしていく仕組みを作ることに貢献しました。
●●株式会社を退職後、ECサイトを運営している株式会社●●でショッピングサイトの運営を担当しました。そこでは受注管理やSNSを活用した集客方法なども学びました。Webデザインのみならず、ビジネスやマーケティングを意識して業務に取り組んできました。」

あなたの職歴がすぐに把握できるぐらいの文章がお勧めです。
文字数でいうと、150字~250文字前後におさめるようにしましょう。

「勤務先ごとの情報」を記載する

冒頭で経歴要約を記載したら、その後、1社ごとの情報を記載してきます。
必要な情報として社名、資本金、従業員数、業種などを記載しましょう。

企業情報記入例
○○株式会社
資本金:●●万円
従業員数:●名
業務内容:Webサイト、Webサービスの企画・制作。Webマーケティング支援。

もし情報が分からなければ、分かるものだけでも記載しておきましょう。
採用側としては、「どんな規模で、どんな仕事をしていたのか」というのが知りたいので、細かい数値が分からなければ、それでも特に問題ありません。

「経歴」を記載する

企業情報を記載したら、その会社にいてどんな職務経験があるのか記載していきます。
必要な情報として在籍期間、配属部署、役職、職務内容などを記載しましょう。

職務経歴
在籍期間:●●年●月~●●年●月
配属部署:制作部
役職:Webデザイナー
職務内容:Webデザイナーとして企画・制作・デザイン・コーディングを担当いたしました。
・Webサイトの設計/デザイン業務
 担当例)
  ○○通販 https://www.●●●.jp/
  ○○広告 https://www.●●●.com/
  ○○飲料 https://www.●●●.net/

・使用ツール
Photoshop
Illustrator
Dreamweaver

・担当実務
基本設計からデザイン・コーディングをメインに担当しました。また、SEO対策を意識したサイト構築を行うため、記事テーマのカテゴリ設計から記事テーマの提案まで行いました。

「自己PR」を記載する

職歴が一つだけの人は、どうしても空欄部分が増えてしまうかもしれません。
そこで最後に自己PRや作品事例を記載するのもお勧めです。

自己PR記入例
どうしたらもっと使いやすくなるのか、ユーザー数を増やすにはどうすればいいのか、デザインやユーザビリティの視点はもちろん、マーケティングやクライアントの事業の理解などビジネス面まで含めたあらゆる視点を意識してWebサイト制作を行ってきました。
その結果、新規ユーザー数が前年度比●●%向上し、現在もお客様から指名でお声掛けも頂いています。これまでの経験を活かしつつ、よりステップアップしていきたいと考えています。
実績参考URL:http://~~

自己PRを記載するのはもちろん具体的に携わった制作物があると、採用側もあなたのスキルを見極めやすいので助かります。

なお、webデザイナーの場合、職務経歴書とは別にポートフォリオの提出を求められるかと思いますので、実績に関してはそちらの準備も怠らないようにしてください。

達成実績があれば記載する。ポートフォリオ等の準備も忘れずに行いましょう

webサイトやサービスの制作に携わって、そのサイトが何かの表彰を受けたり、検索上位表示が実現した場合は、そういったものも実績として記載しておきましょう。
また、実績をアピールするために、ポートフォリオもしっかり作りこんでください。
一次面接などで、必ず提出が求められるものです。

具体的な実績や数値を記載することで、「ただホームページを作成するWebデザイナーではないな」、という認識を持ってくれるため、会いたいと思わせることができます。

まとめ

以上、Webデザイナーの職務経歴書の書き方について解説しました。
経歴や担当職務を分かりやすく、箇条書きなどでまとめても良いです。

そしてただ経歴を伝えるのではなく、その経験によって何が習得できたのか、どんな実績を残せたのか、といったところまで記載することで、採用担当者に会ってみたいと思わせることができます。