webプログラマへ転職をしたいと考えている方がインターネットでその情報を集めるとたくさんの情報が出てくるかと思います。もちろん、それらの情報も間違いではありません(一部では間違いもありますが・・・)。今回の記事では、未経験のwebプログラマを多数採用した経験がある筆者ならではの視点で、経験の少ない方またはまったくの未経験の方が有益になる情報を提供出来ればと思います。
webプログラマとは
プログラマというと、かつては(2000年代前半?)パソコンに向かって黙々とキーボードを叩くというイメージがありました。今でもプログラマとはそのイメージで問題ありませんが、webプログラマは少し違う傾向にあります。
例えば、業務プログラマは、割り振られた範囲を設計書を見ながら、ひたすらキーボードを打っていくという作業になります。また、組み込み系・制御系プログラマは、家電やスマホなどの内部の動きを開発する為、実際の成果物は目に見えない(裏で動いている)ものになってしまいます。
web系プログラマはインターネット上のECサイトやSNSサービス、そしてブログサービスなど、ユーザーの目に見えるものを開発していくポジションです。
大規模なショッピングモールサイトから、個人レベルのwebサイトまで多様なwebサービスがweb系プログラマの業務領域となります。それらは、初めから決まった設計書があるわけではないことが多く(大規模webサービスは除く)、開発を行いながら考えていくというスタイルとなります。その為、開発はもちろん、デザインやUI(画面)の設計などにおいて、他部署や開発チーム内でのコミュニケーションが欠かせないものとなります。
未経験からのwebプログラマ
未経験なら知っておきたいwebプログラマが使う言語
見た目の画面(フロント)を作る「HTML」や「CSS」といったマークアップ言語はもちろん、「Javascript」などの動きをつけるための言語は基本として最初に押さえる必要があります。これらは何でもいいので自分で何かサイトやサービスを作ってみると覚えることができます。完全な未経験者でも、20代であれば、半年ほど独学で勉強しながらサービスを作ってみることである程度覚えることができるでしょう。最近では企業側も経験の浅い方を教育していく方針をとっていることが多いので、HTMLやCSS、Javascript等がなんとなくわかるというレベルでも採用されるケースは多いです、
そのため、自身で基礎的なことを勉強して、早期に業界に飛び込み実務経験を積むのが良いでしょう。
そして、未経験者から1歩進んだら、バックエンドのプログラミング言語についても興味を持っていくと良いでしょう。
あなたがどのようなエンジニアになりたいのかにもよりますが、見た目のフロント側と裏側を制御するバックエンドの双方を理解しておくことで業務の幅が広がります。
常にスキルアップ・レベルアップしていくことを意識してください。
志望動機で「技術を学びたい」「プログラミングを覚えたい」はNG?
もちろん、志望動機の1つとして述べることは問題ありませんが、過度な主張はマイナス要因となります。なぜならば、進化が激しいIT業界では、技術やプログラミングは自ら学ぶ姿勢が重要だからです。転職・就職後、教えてもらえることは基本的な内容だけの企業も多くあり、能動的に情報収集や技術に関心を持てないと人だと感じられると不採用要因の1つにあがってしまいます。
web技術は変化がはやいこともあり、常にアンテナを張り巡らせ、レベルアップしていく姿勢は重要です。
20代未経験者のwebプログラマへの転職について
IT・Web業界全般において、採用の面で若い人が好まれることは事実です。傾向として、30代未経験の方は20代と比べると不利ではあります。その理由の1つは、最初の1歩または2歩で躓いてしまう人が多い為です。最初はどうしても覚える量が多いため、経験よりも頭の柔らかさが有利となってしまいます。もう1つの理由は、web業界は若手が多く、マネジメント層が30代であることも珍しくありません。ゆえに、30代未経験はマネジメントしづらい層であると考える方もいらっしゃいます。
とはいえ、上記の要因を払拭出来るのであれば、転職は難しいと断定せず調整する意義は大いにあります。
現状、中小のIT企業は慢性的な人手不足という現状、年功意識の弱い業界ということもあり、30代未経験からでも大きなステップアップ(例えば、給与面)も可能です。
まとめ
・webプログラマは、ECサイトやSNSなど、ユーザーの目に見えるものを作り上げる魅力的な職業である。
※魅力的かどうかは人によります。
・未経験者からwebプログラマへ転職する為には、能動的な姿勢がなにより重要
・30代未経験者でもwebプログラマへの転職は可能。また、他の業種と比較しても、ステップアップしやすいというて点で魅力的な職業だと言える。
なお、未経験の方は実際の転職においては転職エージェントを利用することで効率的に活動が可能となりますので、IT・Web業界の転職でおすすめのエージェントの記事などもご参考頂ければと思います。