大分県の着物買取情報について見ていきたいと思います。
大分県で着物というと、大分県の北東部にある杵築市が「きものが似合う街並み」に全国で初めて認定されたことが一時話題になりました。
杵築市といえば杵築城がありますが、室町時代に建てられたもので現在でも城下町としての名残はたくさん残っており、小京都とも呼ばれ、その歴史的な街並みはとても着物にマッチします。
着物のレンタル店もたくさんあり、着物で散策することで非日常を味わうことができます。
さて、そんなきものが似合う街に認定された場所がある大分県ですが、着物を売ろうと思った際は意外と情報が少なく、困る方も少なくないようです。
どうせ売るなら少しでも高く売りたい、面倒だから手っ取り早く処理したいなどいろいろな悩みがあります。
ここでは、少しでも高く売れるよう着物買取についての情報を記載していきたいと思います。
着物の買取方法
着物買取方法は主に以下の3つのパターンがあります。
後半の方で記載していますが、県内にはそれほど着物に対応した買取店が多く無いことから様々な買取方法を駆使してお店を探す必要性があり、まず初めに買取方法について知っておいてもらいたいということとなります。
出張買取
あなたのご自宅に査定士の方が来て買取してくれる方法です。
自宅から一歩も出る必要がなく、楽に査定が完了するのが良い点です。
部屋の中まであがって欲しくないケースでは、業者により玄関先でも対応してくれます。
買取側、売る側双方にメリットが大きい買取方法なので近年最も主流な買取方法となっていますが、そもそも自宅に他人を入れたくないケースでは向かない方法です。
宅配買取
ダンボール等に着物を梱包して業者に送って査定してもらう方法です。
梱包キットを用意してくれている買取店の場合は楽ですが、梱包の手間は多少かかります。ただ、人に合わずに買取を完結させられるので昨今利用者は多いです。
難点は買取をキャンセルしようと思った際は返送してもらう必要があり、その際に返送料がかかってしまうことがあげられます。
持込買取
お店に直接あなた自身が着物を持ち込んで査定してもらう方法です。
オーソドックスな方法ですが、近年は店舗の減少もあり、持込し難くなってきています。
大分県杵築市の「きものが似合う街並み」について
着物の買取店はそこまで多いわけではありませんが、大分県杵築市は着物が似合う街並みに全国で初めて選ばれており、周辺には着物レンタル店も多くあります。
きものが似合う街並み大分県杵築市について簡単に見ておきたいと思います。
杵築市は観光の目玉の一つである城下町をうまく活かし、着物が似合う城下町づくりを推進続けてきており、2009年頃から着物姿の観光客を優遇する施策なども行ってきました。
日本の観光客だけでなく外国人観光客も合わせて着物姿での散策が一般化しています。
街中には江戸時代の面影残る武家屋敷があり、着物ととてもマッチすることから人気が高まっています。
高台にはお城、周辺には城下町が広がっており、素敵な街並みで、着物でお散歩するには本当にピッタリです。
上記で着物姿の観光客を優遇する施策と記載しましたが、例えばこうした武家屋敷への入場料も着物を着ていると無料になりますし飲食代も割引されますので、着物も楽しみつつ観光も楽しめてとても良いところでした。
着物の買取査定においてどんな着物が高い金額になる?
どのような着物が高く売れるのか?
着物を少しでも高く売ろうと思ったら何に注意すべきなのか?
基礎的なことをまとめておきます。
着物の状態(シミ・カビ・汚れ)が影響
着物はもちろんのことあらゆるジャンルの商品においてその状態の良し悪しで買取金額は大きく変わってきます。
未使用品がベストではありますが、ほとんどの場合そのようなことは無く、最低一度は袖をとしているというケースが多かろうと思います。
着物の場合、カビやシミができてしまっていて買取金額に影響が出てしまうケースは多いです。
ほとんど着ることなくタンスに長年しまったまま、、、という方は多く、風通しもしていないということも多いので、状態は悪くなっていることが多いです。
そのため、もし余力があれば1年に1度くらいは陰干しなどしておくと良いでしょう。
有名産地の着物と証紙の有無
大分県近辺ですと大島紬や沖縄の琉球紅型等が産地の名前のついた着物となりますが、こうした有名産地の着物は高額買取となります。
ただし、それを証明する証紙が無いとたとえ本物だったとしても価値が下がってしまいます。
そのため、こうした有名産地の着物を買取査定に出す際は必ず証紙等の証明するものも一緒に査定に出しましょう。
逆を言えば、こうした証紙等がある着物は高く売れる可能性があるので、間違っても一般的なリサイクルショップに持ち込むということはせず、しっかりとした着物に詳しい買取業者にお願いしてください。
有名作家の着物と証紙や落款
産地同様に人間国宝等の著名な作家の作品(着物)はかなり高額買取となるケースが多いです。
着物作家の名前なんて知らない、という方が大半なので、うっかりその価値もわからずに一般のリサイクルショップに売ってしまう方もいますが、数十万円、下手したら数百万円くらい損をしてしまうこともあるので、こうした有名作家物は必ず着物に詳しい買取業者に見せる必要があります。
また、その際に先ほどの産地同様に証紙や落款の有無は非常に重要です。
有名産地の着物同様に、落款等の作家を証明するものがある着物はちゃんとしたところで査定してもらった方が良いです。
高額買取される代表的な着物作家として、羽田登喜男や久保田一竹、由水十久等が挙げられます。
着物のサイズ(丈の長さ等)
基本的に丈が長くサイズが大きいものの方が高く売れます。
時代とともに骨格・身長等体格が良くなっていることから昔の着物は小ぶりなものが多い傾向で、現代の人の規格に合わないケースが多くなっています。
そのため、同じ材質・種類であれば丈が長い着物の方が高く買取してもらえます。
その他、仕立て直しがしやすいということもあります。
まとめ
大分県で着物買取を検討している方に向けて、買取の基本知識や流れ、査定のポイント、地域別の買取店選びのコツを詳しく解説しました。着物の価値を正確に評価してもらうためには、信頼できる買取店を選び、着物の状態を整えることが重要です。また、複数の買取店で相見積もりを取ることで、より高い査定額を得ることができます。この記事を参考に、満足のいく買取を実現しましょう。