鹿児島県で着物を少しでも高く売りたい方向けの買取ガイド



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鹿児島といえば大島紬が有名ですが、買取価格はどの程度でしょうか?

着物は日本の伝統的な衣装であり、その美しさと文化的価値から多くの人々に愛されています。大島紬など、捨てるにはもったいないが使わなくなった着物をどうするか迷っている方には、買取を検討するのも一つの方法です。この記事では、鹿児島県で着物買取を考えている方へ、少しでも高く売るためのポイントを詳しくご紹介します。

着物の買取方法は持込買取・出張買取・宅配買取の3つ

着物を着た女性

着物の買取方法は持込買取・出張買取・宅配買取の3つが主なスタイルです。

皆さんにとって馴染みがあるのが、お店に着物を持ち込んで査定してもらう「持込買取」という方法かと思います。

ただ、昨今はあなたがお店まで行くのではなく、逆に査定士の方が家まで来てくれる「出張買取査定」というものも人気となっています。あなた自身は自宅に居ればいいので非常に手間がかからず楽というメリットがあります。

その他、昨今の情勢等も有り、宅急便などで送って査定してもらう「宅配買取」需要も増えています。無料の宅配用梱包キットが用意されていることも多く、以前までと比べると利用しやすくなっています。

鹿児島県内にはそれほど多くの着物買取店があるわけでもないため、こうした様々な買取方法があるということを知り査定可能なお店の選択肢を増やしつつ、ここからは鹿児島で利用できる着物買取店を紹介していきたいと思います。

 

着物買取の基本知識

着物の種類とその価値

着物の価値は、その種類、状態、作家の知名度、市場での需要によって異なります。以下に主な着物の種類を紹介します:

  1. 訪問着:公式な場や式典で着用される華やかな着物。色鮮やかで多くの場面で使えるため、需要が高いです。
  2. 振袖:成人式や結婚式で未婚女性が着る、袖が長い豪華な着物。華やかさと美しさから高い価値がつきます。
  3. 留袖:既婚女性が着用する格式の高い着物で、黒留袖と色留袖があります。特に黒留袖はフォーマルな場で重宝されます。
  4. 小紋:カジュアルな場で着る、小さな柄が全体に広がる着物。普段使いにも適しているため人気です。
  5. :手織りの絹織物で、普段着として人気のある着物。特に地域ごとの特色が強いものが多いです。

着物の状態と査定額

着物の状態は査定額に大きく影響します。以下のポイントを確認しましょう:

  1. シミや汚れ:シミや汚れがあると査定額が下がることがあります。クリーニングに出すと高額になるため、無理にクリーニングに出さずに、そのまま査定に出しましょう。
  2. 破れや擦れ:生地の破れや擦れが査定額に影響します。事前に状態を確認しておきましょう。
  3. 保管状態:湿気や虫食いの被害を防ぐため、風通しの良い場所で保管しましょう。

著名な着物作家

鹿児島県出身の著名な着物作家についてもご紹介します。彼らの作品は高く評価され、高額で取引されることがあります。

久保田一竹

久保田一竹(くぼた いっちく)は、「一竹辻が花」という独自の技法で知られる染色作家です。彼の作品は国内外で高く評価され、独自の美学を持つ芸術品として知られています。

龍村平蔵

龍村平蔵(たつむら へいぞう)は、錦織の技術で知られる作家です。彼の作品は高い品質と芸術性を誇り、多くのコレクターに愛されています。

由水十久

由水十久(よしみず じっきゅう)は、友禅染の技法を駆使した作品で知られる作家です。彼の作品は精緻なデザインと美しい色使いが特徴で、多くのファンに支持されています。

高く売るためのポイント

状態を整える

  1. 風を通す:陰干しをして風を通し、カビや臭いを防ぎます。特に長期間保管していた着物は、風通しをしてから査定に出すと良いでしょう。
  2. しわを防ぐ:しわがつかないように保管し、しわがある場合は陰干しして伸ばします。しわがない状態の方が査定額が高くなる傾向があります。
  3. 保管:湿気や虫害を防ぐため、風通しの良い場所で保管し、たとう紙などで包んでおくことが重要です。

付属品を揃える

帯や小物、証紙などの付属品が揃っていると、査定額がアップすることがあります。購入時に付属していたものはすべて揃えて査定に出しましょう。

時期を選ぶ

着物の需要は季節によって変動します。以下の時期に売ると、より高く売れる可能性があります:

  1. 新年や成人式の前:1月前後は成人式や新年の行事が多いため、着物の需要が高まります。
  2. 夏祭りや花火大会の前:夏祭りや花火大会のシーズンには、夏用の着物の需要が増えます。

複数の買取店で査定を受ける

複数の買取店に査定を依頼し、査定額を比較することが重要です。店ごとに査定額が異なることがあるため、相見積もりを取ることで最も高い査定額を得られる可能性が高まります。

信頼できる買取店を選ぶ

鹿児島県内で信頼できる買取店を選ぶことも重要です。以下のポイントを参考に選びましょう:

  1. 口コミと評判:ネット上の口コミや評判を確認する際は、信憑性をよく見極めましょう。
  2. 買取実績:長い買取実績がある店舗は信頼性が高い傾向にあります。上場企業であれば、コンプライアンス意識が高く安心して利用できる可能性があります。
  3. 教育制度の有無:査定士が複数いる業者では、査定士の教育制度がしっかりしているかを確認しましょう。



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着物買取の流れ

  1. 事前準備:着物の種類、状態、付属品の確認を行いましょう。付属品が揃っていると査定額が上がります。
  2. 買取店の選定:口コミや評判を確認し、信頼できる買取店を選びましょう。
  3. 査定の依頼:店舗査定、出張査定、宅配査定のいずれかを選び、査定を依頼します。複数の買取店で査定を受けると良いでしょう。
  4. 査定結果の比較:各買取店からの査定結果を比較し、最も高い査定額を提示した店を選びます。
  5. 買取成立:査定額に納得したら、契約を結び、買取金額を受け取ります。

鹿児島県の地域別着物買取の特徴

鹿児島市

鹿児島市は、県庁所在地であり、商業施設や文化施設が多く集まっています。着物買取店の数も多く、出張査定や店舗査定の選択肢が豊富です。

鹿屋市

鹿屋市は、商業施設が発展している地域で、地域密着型の買取店が多く、親切な対応が期待できます。出張査定や宅配査定のサービスも充実しています。

薩摩川内市

薩摩川内市は、商業施設が多く集まる地域で、アクセスが良好です。着物買取店も多く、出張査定や宅配査定の利用が便利です。

霧島市

霧島市は、自然豊かな環境と共に、地域の伝統文化が息づいています。地域密着型の買取店が多く、丁寧な対応が期待できます。

出水市

出水市は、商業施設が発展している地域で、地域密着型の買取店が多く、親切な対応が期待できます。出張査定や宅配査定のサービスも充実しています。

鹿児島が産地の着物について

鹿児島と言えば大島紬、串木野木綿が有名でしょう。

ここでは鹿児島が産地の着物と買取相場について簡単に見ていきたいと思います。

大島紬の買取相場と特徴について

大島紬は泥染めと締機によるひんやりした紬の代表格です。

鹿児島県奄美大島と鹿児島市周辺、後は宮崎県都城市で作られている平織りの絹織物です。

奄美大島で作られている紬は、「本場奄美大島紬」、鹿児島市と宮崎で作られているものを「本場大島紬」と呼びます。

他の項目でも説明しましたが、紬と名前についているものの紬糸は用いず、絹糸で作られています。

大島紬と言えば泥染めと締機ですが、泥染めはテーチ木を煮出した液で糸を染め、鉄分の多い泥に浸し、交互に繰り返し何度も揉みこんで染めます。これによりつややかな黒や藍になります。

大島紬にはこの泥染めが特徴ですが、その他にも草木染大島、色大島、白大島等もあります。

買取相場についてですが、作家物や証紙付きのものは比較的高額で買取が行われます。

上記で本場奄美大島紬と本場大島紬の説明をしましたが、大島紬でも種類や状態、証紙の有無により大きく買取価格は変わってきます。

買取金額が一概にいくら、と固定相場を提示することが難しい着物になりますが、例えば本場奄美大島紬が10万円以上の金額で売れたケースもあります。

一方で私が保持していた大島紬は6000円程度のものもありました。

このため、サイズ・証紙の有無・保存状態・希少価値など総合的に含めて買取価格が決まってきます。

また、上記で説明したように泥染めの工程があったりと作成までにたくさんの工程をふむため、特定の作家物の大島紬というのはそれほど多くないのが実情ですが、監修で有名作家が入っているものなどは高く売れます。

このように大島紬の買取価格は専門知識がないと適正な価格がつけられないものとなり、着物に詳しくない一般的なリサイクルショップにもっていくと買取金額で大きな損をしてしまうケースも多いので、必ず着物の買取に詳しい査定員がいるところにお願いするようにしましょう。

大島紬の買取体験談・レビュー

実際に大島紬を査定に出したことのある方の体験談が届いているので、一部をご紹介します。
大島紬の買取をお考えの方はご参考ください。

嫁の叔母が亡くなり、一人暮らしをしていたため、遺品整理をしていたら、着物が何着か出てきました。その中に「大島袖」の着物があり、買い取ってもらおうと思い、口コミなどネットで調べた結果、出張買取サービスを利用することにしました
30代男性(夫婦)

大島袖の着物の状態はとても綺麗に保存されており、鹿奄美大島産の「地球印」の証紙が機械折りで縫い込まれていました。
査定にきてくれたスタッフは、とても好印象を持ちました。
買い取ってもらう着物を査定しながら、大島袖の様々な知識を教えてくれましたし、自分が思っていた査定額は「10万円」ほどだったのですが、それよりも少し高めで「15万円」で買い取ってくれました。
出張買取業者に依頼して良かったなと思いました。
後で、調べると大島袖は買取価格が高いため、業者によってばらつきがあるとわかったので、複数に見積りを依頼した方が良かったかなとも思いました。

祖母の遺品整理で、多くの着物が残されていましたので出張買取サービスに査定をおねがいし、買取いただきました
30代男性

出張買取に来ていただき、その場で査定・買取をお願い致しました。
大島紬の買取価格は2万円でした。
あまり、着物に詳しくなかったものの結城紬が完璧な状態で保管されていた為、それとの比較で考えると、あまり高くは売る事が出来ませんでしたが、元々箪笥の肥やしになっていたものでしたので、亡くなった祖母に感謝し、こちらを売らせて頂きました。
着物の保存状態について、これまで考える事がほとんどありませんでしたが、今後もし家の倉庫から何らかのそうした遺品が出てきた場合は、このような出張買取サービスを検討させて頂きたいと思います。

大島紬を買取査定に出したけど二束三文にしかならなかった
60代女性

子どもが成人式を迎えるにあたって、着物に久しぶりに触れる機会がありました。
その時に自分の着物を全く着ていないため、着物を売ることを検討しました。
買取をどこにしようか、いろいろ調べていました。その時にとある買取業者の存在を知りました。ネットでも詳しく調べ、信用できると思い、また、出張買取だったので持ち運ぶ手間が省けると思い利用を決めました。
着物は買ったままで、一度も着ていない着物でした。証紙もありました。購入時の価格ははっきり覚えていませんが、30〜50万円ぐらいだったと思います。保存状態もとても良かったと思います。査定が始まっていろいろと調べられていました。こちらは高額で買い取ってもらえると期待していましたが、全然でした。3000円ぐらいでした。なぜその値段なのかの説明もなく、こちら側が聞いて初めて説明するといった感じでした。ちょっと残念でした。

買取に際しては、良い評判、良くない評判どのような業者でも様々頂きます。

もし、お持ちの着物が作家物や有名産地の着物であるといったケースであれば、複数業者に査定を依頼して比べてみた方が安全でしょう。

串木野木綿の買取相場と特徴について

串木野木綿については現在では生産が行われておらず、私もあまり詳しく知らないので情報が薄くなります。
鹿児島県いちき串木野市が産地の木綿の着物です。

丈夫な着物のようで、作業をする際に用いられる着物としても使われていたようです。

肝心の買取相場についてですが、情報が不足しており、私の方でも買取実績がないので記載することができません。

情報がアップデートされ次第追記させていただきます。

このように着物には現在生産されていないものや、アンティーク着物と呼ばれる古いけど希少価値のあるものがあり、こうしたものは実用性がなくとも高く買取される傾向にあります。

着物の知識がない方が査定すると単に古いものとして処理されてしまう可能性があるので着物の知識がある方に見てもらいましょう。



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まとめ

鹿児島県で着物買取を検討している方々に向けて、買取のポイントと高く売るためのコツを詳しく解説しました。着物の価値を最大限に引き出すためには、以下の点が重要です。

  1. 状態を整える:風を通し、しわを防ぎ、湿気や虫害を防ぐために適切に保管しましょう。
  2. 付属品を揃える:帯や小物、証紙などの付属品を揃えて査定に出すと査定額がアップします。
  3. 時期を選ぶ:新年や成人式の前、夏祭りや花火大会の前など、需要が高まる時期に売ると良いでしょう。
  4. 複数の買取店で査定を受ける:複数の買取店に査定を依頼し、最も高い査定額を選びましょう。
  5. 信頼できる買取店を選ぶ:口コミや評判、買取実績、査定士の教育制度などを確認し、信頼できる買取店を選びましょう。

鹿児島市や鹿屋市、薩摩川内市など、地域ごとの特徴を踏まえて買取店を選び、満足のいく買取を実現しましょう。この記事が、皆さんの着物買取の参考になれば幸いです。

参考文献資料



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