沖縄県の着物買取店を紹介!



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沖縄は染織物が盛んで様々な種類のものがあります。
沖縄は染織の宝庫と言われるほどであり、琉球紅型、芭蕉布、久米島紬、琉球絣、花織などまだまだたくさんあります。

特に久米島で織られている久米島紬は歴史も古く、日本の絣の基本的な存在になったとも言われています。

紅型は沖縄を代表する染物の一つで、その鮮やかな色合いは沖縄のイメージにピッタリです。

さて、そんな染織物の歴史も長く様々なものがある沖縄ですが、今回は沖縄県の着物買取について見ていきたいと思います。

那覇市や沖縄市を始めとして、沖縄県にお住いの方で少しでもお持ちの着物を高く売りたいとお考えの方や、楽に着物を処分したいとお考えの方もいらっしゃったので、そうした目線も加味しつつ沖縄県の着物の買取情報について見ていきます。

着物の買取方法

買取査定員

着物買取方法は主に以下の3つのパターンがあります。
後半の方で記載していますが、県内にはそれほど着物に対応した買取店が多く無いことから様々な買取方法を駆使してお店を探す必要性があり、まず初めに買取方法について知っておいてもらいたいということとなります。

出張買取

あなたのご自宅に査定士の方が来て買取してくれる方法です。
自宅から一歩も出る必要がなく、楽に査定が完了するのが良い点です。
部屋の中まであがって欲しくないケースでは、業者により玄関先でも対応してくれます。
買取側、売る側双方にメリットが大きい買取方法なので近年最も主流な買取方法となっていますが、そもそも自宅に他人を入れたくないケースでは向かない方法です。

宅配買取

ダンボール等に着物を梱包して業者に送って査定してもらう方法です。
梱包キットを用意してくれている買取店の場合は楽ですが、梱包の手間は多少かかります。ただ、人に合わずに買取を完結させられるので昨今利用者は多いです。
難点は買取をキャンセルしようと思った際は返送してもらう必要があり、その際に返送料がかかってしまうことがあげられます。

持込買取

お店に直接あなた自身が着物を持ち込んで査定してもらう方法です。
オーソドックスな方法ですが、近年は店舗の減少もあり、持込し難くなってきています。

着物買取の基本知識

着物の種類とその価値

着物の価値は、その種類、状態、作家の知名度、市場での需要によって異なります。以下に主な着物の種類を紹介します:

  1. 訪問着:公式な場や式典で着用される華やかな着物。色鮮やかで多くの場面で使えるため、需要が高いです。
  2. 振袖:成人式や結婚式で未婚女性が着る、袖が長い豪華な着物。華やかさと美しさから高い価値がつきます。
  3. 留袖:既婚女性が着用する格式の高い着物で、黒留袖と色留袖があります。特に黒留袖はフォーマルな場で重宝されます。
  4. 小紋:カジュアルな場で着る、小さな柄が全体に広がる着物。普段使いにも適しているため人気です。
  5. :手織りの絹織物で、普段着として人気のある着物。特に地域ごとの特色が強いものが多いです。

着物の状態と査定額

着物の状態は査定額に大きく影響します。以下のポイントを確認しましょう:

  1. シミや汚れ:シミや汚れがあると査定額が下がることがあります。ただし、クリーニング代が高くつくため、無理にクリーニングに出さず、そのままの状態で査定に出すのがおすすめです。
  2. 破れや擦れ:生地の破れや擦れが査定額に影響します。事前に状態を確認しておきましょう。
  3. 保管状態:湿気や虫食いの被害を防ぐため、風通しの良い場所で保管しましょう。

著名な着物作家

作家物の着物は高く評価されることが多く、特に著名な作家の作品は希少価値が高く、高額で取引されることがあります。以下に実在する著名な着物作家を紹介します:

久保田一竹

久保田一竹(くぼた いっちく)は、「一竹辻が花」という独自の技法で知られる染色作家です。その作品は国内外で高い評価を受けています。

由水十久

由水十久(よしみず じっきゅう)は、友禅染の技法を駆使した作品で知られる作家です。精緻なデザインと美しい色使いが特徴です。

龍村平蔵

龍村平蔵(たつむら へいぞう)は、錦織の技術で知られる作家です。彼の作品は高い品質と芸術性を誇り、多くのコレクターに愛されています。

高く売るためのポイント



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状態を整える

  1. 風を通す:陰干しをして風を通し、カビや臭いを防ぎます。特に長期間保管していた着物は、風通しをしてから査定に出すと良いでしょう。
  2. しわを防ぐ:しわがつかないように保管し、しわがある場合は陰干しして伸ばします。しわがない状態の方が査定額が高くなる傾向があります。
  3. 保管:湿気や虫害を防ぐため、風通しの良い場所で保管し、たとう紙などで包んでおくことが重要です。

付属品を揃える

帯や小物、証紙などの付属品が揃っていると、査定額がアップすることがあります。購入時に付属していたものはすべて揃えて査定に出しましょう。

時期を選ぶ

着物の需要は季節によって変動します。以下の時期に売ると、より高く売れる可能性があります:

  1. 新年や成人式の前:1月前後は成人式や新年の行事が多いため、着物の需要が高まります。
  2. 夏祭りや花火大会の前:夏祭りや花火大会のシーズンには、夏用の着物の需要が増えます。

複数の買取店で査定を受ける

複数の買取店に査定を依頼し、査定額を比較することが重要です。店ごとに査定額が異なることがあるため、相見積もりを取ることで最も高い査定額を得られる可能性が高まります。

信頼できる買取店を選ぶ

沖縄県内で信頼できる買取店を選ぶことも重要です。以下のポイントを参考に選びましょう:

  1. 口コミと評判:ネット上の口コミや評判を確認する際は、信憑性をよく見極めましょう。
  2. 買取実績:長い買取実績がある店舗は信頼性が高い傾向にあります。上場企業であれば、コンプライアンス意識が高く安心して利用できる可能性があります。
  3. 教育制度の有無:査定士が複数いる業者では、査定士の教育制度がしっかりしているかを確認しましょう。

沖縄県の地域別着物買取の特徴

那覇市

那覇市は、県庁所在地であり、商業施設や文化施設が多く集まっています。着物買取店の数も多く、出張査定や店舗査定の選択肢が豊富です。

宜野湾市

宜野湾市は、商業施設が発展している地域で、地域密着型の買取店が多く、親切な対応が期待できます。出張査定や宅配査定のサービスも充実しています。

沖縄市

沖縄市は、商業施設が多く集まる地域で、アクセスが良好です。着物買取店も多く、出張査定や宅配査定の利用が便利です。地域のコミュニティ活動が盛んで、着物を通じた交流も多く見られます。

浦添市

浦添市は、住宅街が広がる地域で、地域密着型の買取店が多いです。親切な対応が期待でき、出張査定や宅配査定のサービスも充実しています。

名護市

名護市は、住宅地が広がる地域で、落ち着いた環境の中での買取サービスが充実しています。地域密着型の買取店が多く、丁寧な対応が期待できます。

 

 

沖縄県の着物と買取相場について

冒頭でも記載しましたが、沖縄は染織物の宝庫です。
琉和折衷といっても様々なスタイルがあり、琉球沖縄の着物(琉装)は本当に面白いです。

ここでは沖縄の染織物について簡単に見ておきたいと思います。


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久米島紬の特徴と買取相場

植物染料と泥染めによる深い色合いが特徴の着物です。

最初に記載した通り、久米島では古くから紬が織られており、15世紀頃から作られていたようで歴史はかなり古いです。

柄は絣が主で、南方糸の絣です。
この地で洗練された技術が日本の現在の絣の基本にもなったと言われることもあるくらいで、江戸時代の薩摩藩の支配下では良質な久米島紬は貢納布にもなっていましたが、幕末の時代には琉球紬として全国の人々に親しまれるようになりました。

1色を染めるのに複数の染料を配合するので久米島紬特有の深い味わいのある黒褐色が生まれます。
つやと柔らかな風合いもあることから人気となっています。

沖縄県の無形文化財になるとともに、2004年には国の重要無形文化財にも指定されています。

そんな久米島紬の買取相場ですが、3万円前後が相場ではないかと想定されます。

着物は一概に買取相場を決めることができないものなので難しいところですが、証紙がついていて保存状態が適正なもので3万円前後かなとは思います。
ただ、ものによってはもっと高額で買取されるものもあるようでした。
しっかり着物に詳しい方に査定してもらうようにしましょう。

琉球絣の特徴と買取相場

沖縄で織られている絣の総称としての他、本島の南風原で古くから織られている沖縄産の泥藍で糸を染めた木綿の絣織物も同様に呼ばれます。

先ほども記載しましたが、琉球紬と呼ばれることもあり、こちらはかつては久米島紬を指しましたが、現在は南風原で作られている琉球紬、朱里紬など沖縄で作られる紬織物の総称として呼ばれます。

沖縄の紬や木綿織物は日本の絣の原点と呼ばれるほどに歴史があるものです。

豊富な柄が面白いです。

琉球絣の買取相場ですが1万円~2万円前後が多いのかなという印象です。
先ほども記載しましたが、状態や証紙の有無などにも大きく影響されますので、しっかり着物の知識のある方に見てもらいましょう。

花織

花柄を織りだした紋模様が特徴で、沖縄本島を中心に織られています。

南方から伝わった技術が基盤になっており、本島中部で織られ始めました。

その後、琉球王朝の首都であった朱里や与那国島に伝えられ、各地で独自の花織が織られるようになっていったとされています。

花織はとても手がかかる着物だったため、王族と貴族しか着ることのできない高価なものでした。

花織は紅型の次に位置する格で、祝いの場所で着られることから、現代でも格の高い着物として位置づけられています。

なお、買取相場については、あまり情報がないため、情報が入り次第追記させていただきます。

紅型

紅型は王侯貴族の染めとして発達したもので、沖縄独特の鮮やかな色彩と大きな構図が特徴の型染めの着物です。

黄、朱、紫、藍、緑などを基調とした鮮やかな色合いは、福木、琉球藍、かいか、蘇芳などの植物染料と朱、丹、臙脂などの顔料を用いて染めます。

沖縄の福木を用いて染められる紅型特有の黄色は、高貴な色として王族のみが使用できる色だったとされています。

沖縄の自然を模した華やかな型染めです。
また、工程を1人の作家が全てを手掛けるのも特徴でしょう。

琉球紅型の買取相場についてですが、高額買取されるものも多いです。
特に有名作家のものだと10万円を超えるものもあり、とても貴重なものです。

一方で、一般的な場合には1万円前後であるケースも多いです。

こちらも他の着物同様にしっかり査定してもらう必要があります。

八重山上布

琉球絣を藍や茶、赤褐色織り出したものです。

石垣島を中心とした八重山諸島で織られている麻の着物(織物)です。
白地を基調に琉球絣を藍や茶、赤褐色で織り出した八重山上布。このほか、白地の他に白地に茶色だけの涼やかな絣柄の赤縞上布と呼ばれるものもあります。

第二次世界大戦で一度生産が中断しましたが、その後復活して伝統工芸品に指定されています。

買取金額については幅がありますが、例えば、新垣幸子氏の八重山上布は20万円ほどで売れます。
※状態などにもよります。

ただ、一般的には上布の中では金額は低い方で、数万円で取引されることが多い印象です。

宮古上布

沖縄県の宮古島で織られている麻織物です。
紺または白の細かな絣で、その布は薄いのに耐久性に優れており、さらりとした肌触りが特徴です。

縞で栽培されている苧麻の茎から指先で繊維を裂いて1本の糸にするのは越後上布と同じです。

絣糸は大島紬同様に締機を使い、琉球藍で繰り返し染めます。細かい絵柄を手織りした後、砧打ちを行い、ようやくつやと張りのある宮古上布が誕生します。

宮古上布の買取金額は、手間がかかることや職人の少なさから希少性があり、市場価値がとても高いものとなります。

買取に出したことはありませんが、数万円~数十万円は期待できる代物です。
元々高級で高いものですから、きちんと大切にしてあればかなり高額買取が期待できます。

着物を少しでも高く売るために

沖縄に限らず、着物の買取査定をお願いすると思いのほか安いということでガッカリされるケースもあります。
根本的問題として、着物そのものが非常に傷んでいたり、古すぎたりするケースでは打つ手なしということもあるのですが、ちょっとした工夫で査定員の印象が変わることもありますので、そうしたこともご案内しておきたいと思います。

査定に出す前に半日ほどでいいので着物を陰干しする

着物を箪笥の奥深くにしまいっぱなしになっていたケースではカビっぽくなって臭いがきつくなっているケースも見受けられます。

こうしたカビっぽいにおいがある場合は、着物そのものも傷んでいるケースが大半なので、買取金額は期待できないのですが、それでも多少でも対処しているかどうかで査定員の印象が変わり、数百円とか数千円とか金額が変わることもあります。

そこでやっておきたいのが、陰干しです。

半日でいいので箪笥から出して空気を通して臭いの軽減をしておきましょう。

確実に査定に影響があるとは言えませんが、やっておいて損はありません。

なお、その際にシワにならないようにしっかり正しくつるすようにしてください。

証紙の有無を確認

査定に出す際は必ず証紙も一緒に出すようにしてください。

証紙があるか無いかで買取金額に差が出てきます。

ちなみに、証紙というのは着物の価値を証明する証明書のようなものです。

例えば、有名産地の着物などにおいて、特定の基準をしっかりクリアし、当該着物が本物であるといった形でその着物の「産地」、「製造元(者)」「伝統工芸品マーク(伝産法によって認められた日の丸デザイン)」、「原材料」、「染色方法」等が記載されており、査定する上で重要となってきます。

有名産地の着物など高額買取されるような着物はこうした証紙が必ずありますので、証紙があるようでしたら一緒に査定に出しましょう。

クリーニングには出さないでおく

稀に査定前にクリーニングに出してしまう方がいるのですが、それは不要です。

着物用のクリーニングはかなり高いので、むしろ買取金額よりもクリーニング代の方が高くつくことが多いです。

また、クリーニングの結果、かえって傷んでしまって査定価格が落ちるという事も有ります。

シミ・汚れがひどいから買取に出す前にクリーニングしてしまう方もいるのですが、基本的にやめておいた方がよろしいかと思います。


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まとめ

沖縄県で着物買取を検討している方々に向けて、買取のポイントと高く売るためのコツを詳しく解説しました。着物の価値を最大限に引き出すためには、以下の点が重要です。

  1. 状態を整える:風を通し、しわを防ぎ、湿気や虫害を防ぐために適切に保管しましょう。
  2. 付属品を揃える:帯や小物、証紙などの付属品を揃えて査定に出すと査定額がアップします。
  3. 時期を選ぶ:新年や成人式の前、夏祭りや花火大会の前など、需要が高まる時期に売ると良いでしょう。
  4. 複数の買取店で査定を受ける:複数の買取店に査定を依頼し、最も高い査定額を選びましょう。
  5. 信頼できる買取店を選ぶ:口コミや評判、買取実績、査定士の教育制度などを確認し、信頼できる買取店を選びましょう。

那覇市や宜野湾市、沖縄市など、地域ごとの特徴を踏まえて買取店を選び、満足のいく買取を実現しましょう。この記事が、皆さんの着物買取の参考になれば幸いです。

参考文献

  1. 沖縄県商工会議所連合会
  2. 沖縄観光コンベンションビューロー
  3. 全国きもの振興会
  4. 日本文化財保護協会
  5. 久保田一竹美術館
  6. 友禅染協会
  7. 龍村美術織物



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