着物を買取査定に出したもののどれも値段が付かなくて売れなかった経験を持つ方もいらっしゃるかと思います。
売れないだけならまだしも、業者側が無償で着物を引き取ってくれるわけでは無かったりするので、結局着物が処分できず困っているという方も多くいらっしゃいます。
ここでは売ることが出来なかった着物の処分について見ていきたいと思います。
値段が付かない着物も無償で引取りをしてくれる買取店にお願いすれば効果的・効率的に着物が処分できる
買取業者に査定に出しても値段が付かないものは買取不可として引き取ってもらえないケースが結構多いのですが、中には買取査定で値段が付けられないものも無償で引き取って処分してくれる業者もあります。
買取業者は基本的に買取した物を自社で改めて販売(もしくは加工などして別の物として販売)することで利益をあげますので、再販できそうもない着物は買取しない傾向にありますが、中には寄付活動を行っている業者もあり、そういうところに査定をお願いすると値段が付かない着物も引き取って変りに処分(寄付等)してくれます。
経済的にも環境的にも良いことなので、こうした業者に依頼することをおすすめしたいです。
どの買取業者を利用すべきか?
買取業者は世の中に多数存在していますが、こうした値段のつかない着物の無償での引取りを行ってくれるところですと着物10という宅配買取サービスが有名です。
査定をした結果、値段が付かなかったものもまとめて引き取ってくれるため非常に便利です。
2023年7月11日時点での表記になりますが、買取決定率98.8%との記載もあり、とても決定率が高いことがわかりますが、こうした処分目的での利用で便利だからこその決定率の高さなのではないかと推察されます。
また、同社の買取実績として、有名作家の高額買取実績も多数掲載されておりますので、しっかりと査定してくれるところにも良い面があると考えられます。
以下に着物10の情報を記載させていただきますので興味があればご覧ください。
着物10
着物宅配買取専門の業者で、宅配梱包用のキットなどが充実しており利用しやすいのが特徴です。
送料は無料で、梱包キットなども無料で利用できるのでとても便利です。
値段が付かない着物も無料で引き取ってくれるので着物を処分したいという目的で利用するのに非常に向いていると言えます。
- 値段が付かなかった着物も引き取ってくれるから楽に着物を処分できる
- 宅配買取だから楽
- 高価着物の高価買取実績ももちろん豊富
■着物10の情報
買取・査定方法 | 宅配買取 |
査定にかかる費用 | 無料(宅配買取なので査定の結果やっぱり売るのを辞めるケースにおいて着物を返送してもらう場合は返送料がかかる) |
対応地域、住所 | 全国 |
ホームページ | |
補足 | 査定は無料であり、送料も無料なので不要な着物を楽に処分できる。 値段がついたらラッキーぐらいの方やどこに査定に出しても値段が付かなったから処分したい等の方が利用するのにも適しています。 |
値段が付かない着物は諦めずにいろんなところに査定に出すべきか?
値段が付けられず買取不可と言われた着物に関して、その査定をした業者がちゃんと着物に詳しい業者であるならば改めて他の業者に査定をしても値段がつく可能性はかなり低いと言えるでしょう。
0円が10円になるとか100円になるとかならもしかしたらあるかもしれませんが、1万円や2万円になることはほぼ無いと思いますので、基本的には何社にも査定してもらう必要性はないと考えます。
手間暇を考えると時給換算するとむしろ時間的に損です。
そのため、上記でご案内したような値段が付かない着物も無償で引き取ってくれる業者を活用し、効率的に着物を処分するのが良いでしょう。
ただ、注意点として、査定をお願いした業者がそもそも着物に詳しいわけではない場合は、改めて着物に詳しい買取業者に聞いてみるというのは有りだと思います。
着物の知識が無い買取業者の場合、価値判定が出来ず、単に古いからという理由で値段をつけてくれないケースがあります。
そのため、そもそも論として必ず着物の知識のある買取業者に査定をお願いするようにしましょう。
多くの着物に関して値段が付かない理由
着物を数十点などかなりの数を査定に出したのに値段が付いたのは1着だけでしかも1000円程度といったケースも多くあります。
そもそもなぜ値段が付かないのでしょうか?
その理由を見ていきましょう。
保管状態が悪すぎる
カビ、シミ、臭いなどが酷くて買取不可というケースが多くあります。
着物を着る機会がほとんどなくなってきたことからきちんと管理している方は少なく、十数年もしまいっぱなしにして虫食いやカビが、、、といった方も多いです。
こうした着物が高く売れるわけもありません。
最低限半年に1度くらいは風通しをし、カビ防止などをするとよいでしょう。
半日ほど陰干しするだけでも違います。
喪服などの買取できないアイテムであるケース
各業者ごとで買取の対象となるアイテムが異なるケースがあります。
業者によっては喪服はNGなど細かく買取できるもの、できないものを分類しており、該当しないものは無料での引取りも行っていないというケースがあります。
後は、絹ではない着物は多くの業者で買取不可となります。
そのため、自分自身が査定を依頼しようとしている着物が対象のアイテムなのかどうか判別の上依頼するのが効率的です。
なお、着物の知識が無い方の場合、着物を見てもそれがなんなのかわからないというケースも多いため、そういった場合は幅広く着物であればなんでも見てくれる業者に依頼するのが吉です。
日本人の着物の需要低下
近年趣味で着物を楽しむ人はそれなりいらっしゃるようですが、大半の方が一生に一度か二度(成人式や結婚式等)しか着ないといったデータもあり、潜在的な需要は極めて低い状況となっています。
なので、需要の幅が狭くなっており、買取価格そのものが低下している状況です。
ただ、視野を広げてみると、例えば海外で着物生地の需要があったり、海外の民族衣装と着物生地とのコラボレーションがあったりなど、広く見ていけば需要があります。
そのため、買取店に着物を売るにしても販路を広くもっている業者を利用することで多少買取金額及び買取できる着物の幅が広がると言えるかと考えます。
まだ査定に出したことが無くてこれからという方で着物買取店に関して調べたい方はおすすめの着物買取店を紹介!買取相場や着物を売る際のポイントも!の記事もご参考頂ければと思います。
買取不可の着物や値段のつかない着物の処分まとめ
着物専門などの買取店で査定をお願いし、値段が付かず買取不可と言われたケースでは基本的に他の着物買取業者に査定をお願いしても値段が付かないことが大半です。
その際に無償で引取りしてもらえなかったケースでは買取で値段が付かない着物も無償で引き取ってくれる着物10を利用し、効率的に着物を処分しましょう。
改めて記載しますが、捨てるのはあらゆる視点でもったいないですので辞めておきましょう。なお、似たような内容にはなりますが、いらない着物はどうする?引取りもしてくれる買取業者を利用して効率的・効果的に処分のページでは本ページで記載したように買取店で引取りしてもらうことだけでなく、リメイクなどの方法についても記載しておりますのでご覧ください。